北極横断飛行 -1937年-(飛行の歴史初日カバーコレクション)

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 このファースト・デー・カバーに貼付されている切手は、アジア東部の山国モンゴル人民共和国が発行したもので、初めて北極を横断してアメリカまで無着陸で飛んだソビエトの飛行家V.クカリフ、G,バイドウコフ、A.ベリアコフを称えています。オリジナル彫刻画には、彼らが1937年6月にカナダのバンクーバー経由でモスクワからワシントンに飛んだ単発式単葉機ANT-25が描かれています。

 彼らは1932年にすべてこの飛行を計画していましたが。ANT-25の徹底的なテストを完了するのに5年の歳月を費やしました。この間に国内でのテストを行い、モスクワから約9,280キロの飛行に成功しました。その結果、スターリンにより危険をともなう北極横断アメリカ飛行が許可されたのでした。

 指揮官と操縦士をかねたクロカフ、副操縦士のバイドウコフ、航路案内人のベリアコフを乗せたANT-25は6月18日モスクワを飛びたちました。北に進むにつれ、機体に氷の被膜がつくという最悪事態が始まったため、飛行中何度も高度を変更しなければなりませんでした。そして6月19日午前4時、北極を通過、63時間強にわたる約8,480キロの飛行のすえ翌日にバンクーバーに無地着陸したのでした。

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