- stamp_collection Museum
- 61F 伝統的工芸品シリーズ切手限定コレクション
- 第7集 京扇子(2) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
第7集 京扇子(2) (伝統的工芸品シリーズ切手 初日カバー)
扇子は、あおいで涼をとる用具だけでなく、多くの儀礼、所作にかかせない小道具として重用されている。すなわち、贈物、歳の節目の内祝としての配りもの。装身具、礼儀や舞踊などの用具と、いろいろの使い道があるが、これらのなかには、一定のきまりのあるものもあるので、次のことなどは一応知っておくとよい。
黒留袖などの礼装には黒塗骨の金銀扇、喪服には黒染骨の鈍色地紙扇、結納前の扇子交換は新郎には白扇、新婦には金銀扇を贈る。祝意を表わす儀式に参加する場合には、男は細骨、女は黒骨金銀扇などである。
また、扇子は閉じても、開いてでも、さらに半開きでも使える。太陽をさえぎる。虫を払う、顔をかくす、ものを指す、ものを受けるなどの手の延長として用いるし、身の動きを美化させたり、美しさを加えたりすることができる、まことに重宝なものである。
京扇子の特色である絵模様は、四条派、狩野派などの京絵の影響を受けた、色彩豊かで、金銀箔をふんだんに使った豪華なものである。
※1985年当初の説明です。
#切手
#初日カバー
#FDC
#伝統的工芸品シリーズ