イギリス/花火 1989.04.11」【World Topics Stamp Collection】

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『闇に浮かびあがる仕掛け花火』

 切手の図案に花火が描かれることは決して珍しいことではなく、トピカル収集のテーマにしている人もいる。しかし、今回のイギリスが発行したこの4種の切手のように、会議や制度を、それぞれゆかりのあるものの仕掛け花火で表現したものは、たいへん珍しく、なかなk魅力的な花火切手である。

▷19ペンス[左]「イギリス教育制度150年」
世界でもトップ水準にあるイギリスの教育制度は、1839年に世界でいち早く導入されたもので、日本の教育令(明治12年)をはじめ、世界の教育制度の手本となった。図案の花火は「角帽」。

▷19ペンス[右]「第3回欧州議会選挙」
欧州議会は、EC加盟12ヵ国の選挙権によって選出された議会で、いわばヨーロッパ全体の国会である。1979年より直接選挙制が実施され、今回は3回目。図案は「投票用紙」。

▷35ペンス[左]「第26回世界郵政会議」
郵便、電信、電話に関する国際会議がウィーンで開かれたのは、1920年のこと。以来4年ごとに開かれる同会議は、主に第三世界における郵政関係職員の労働組合の組織づくりや実践訓練に主眼を置いている。図案は、郵政のシンボルである「郵便ラッパ」。

▷35ペンス[右]「列国議会同盟会議100年」
列国議会同盟は、1889年の成立された、各国の議会議員が構成する国際団体で、100ヶ国以上の国が参加して、国際平和および国際協力の推進に寄与している。図案は「地球」。

※1989年当初の説明です。

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