FERRARI SF70H SEBASTIAN VETTEL 2017

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フェラーリ・SF70Hは、スクーデリア・フェラーリが2017年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーであり、フェラーリのモータースポーツ参戦70周年にちなんで命名されました。

突起のついたフロントノーズが採用され、ホワイトのカラーリングのシャークフィンも装着されており、シャークフィンの後端には、メルセデス・F1 W08 EQ Power+でも採用された「Tウィング」も装着されています。サイドポンツーンの開口部は独特な形状をしており、横に広がって複雑な構造となっており、さらにその開口部の真上にも大きな穴が開けられています。これは、安全対策のために設置が義務づけられている側面衝撃吸収構造を、サイドポンツーン内部ではなく、空力付加物に収めて外出しにするというF1では過去に例のないソリューションを採用したためでした。

ドライバーは、前年同様にセバスチャン・ベッテル選手とキミ・ライコネン選手。

開幕前のテストから好調な走りを見せ、メルセデスの対抗馬として期待されました。開幕戦オーストラリアGPでベッテルが2年ぶりの勝利を果たし、復調ぶりをアピール。ベッテルは第3戦バーレーンGPでも勝利し、第4戦ロシアGPの予選でベッテルが2年ぶりのポールポジションを獲得、9年ぶりのフロントロー独占となるなど好調に推移していました。

第5戦スペインGPからカーナンバーの視認性の向上のためのレギュレーションの変更に伴い、1970年代の名車、312Tのオマージュのような字体になりました。第6戦モナコGPは予選でライコネンが9年ぶりのポールポジション、決勝ではベッテルが勝ち、フェラーリにとって16年ぶりのモナコGP優勝とともに7年ぶりのワン・ツー・フィニッシュを果たしました。

高速サーキットでのレースが続くカナダGPからイギリスGPまでは、パワーに勝るメルセデスの後塵を拝することになりましたが、低速サーキットのハンガロリンクで行われたハンガリーGPは予選でフロントロー独占、決勝でワン・ツー・フィニッシュを飾りました。

ここまではメルセデス優勢のレースでも粘り強い走りは見せていましたが、後半戦に入ると2016年に逆戻りしたかのような展開となり、ベッテルはここまで守ってきたランキング首位の座をルイス・ハミルトン選手(メルセデス)に明け渡してしまいました。

その後もドライバーズタイトル争いではハミルトンに決定的な差を付けられ、ベッテルの自力でのチャンピオン獲得の可能性は消滅してしまいました。コンストラクターズ争いではアジアラウンドでの失速が響き、アメリカGPでメルセデスの4年連続チャンピオンが確定しました。

そしてメキシコGPでハミルトンのタイトルが確定しましたが、第19戦ブラジルGPでベッテルが8戦ぶりに優勝し、これによりベッテルはランキング2位を確定させました。

最終的には優勝5回、ポールポジション5回、ファステストラップ7回を更新するなど近年と比較すれば上々といえる成績ではありましたが、フェラーリが終盤にトラブル続きで失速していたのに対し、メルセデスはこの年、ハミルトンが全戦入賞、バルテリ・ボッタス選手も1度のマシントラブルでのリタイア以外は全戦で完走しているなど信頼性の差が浮き彫りになったシーズンとなりました。なおライコネンはランキング4位で終えました。
(参照ウィキペディア)

このモデルの好きなところは、ホワイトのカラーリングのシャークフィンとシャークフィンの後端の「Tウィング」の組み合わせ、そしてサイドポンツーンの開口部が 横に広がって独特な形状になっているところ、ここら辺がカッコいいですね!

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