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ESPと言う名の謎ベース
こちらESPと書かれた謎ベースです 言うまでも無くハードオフです 3.4年前に僕が青森を旅行していた時に見つけた謎のベースなんですが 大概ハードオフマニアになってくるとイチイチ機体を凝視しなくてもめぼしい物かどうかを分かって来る選定眼が身について来るのですが、歩きながらチラチラ見ながら眺めていると <●><●>…⁈ んん? コレ、ESP…なの? これもハードオフあるあるなのですが ESPのオーダーモデルが売られていると値段が凄くアヤフヤなラインだったりします 要はオーダー故に価値を付けずらいのです でも結構安い傾向はありますね そりゃそうです オーダー主がどんなオーダーしててどんな癖が付いてるのかわからないのと実際何に価値が付いた機体なのか判断出来ませんからね ホームページに載ってる訳でも無いし そんなこんなでESPのオーダー物はハードオフではたまに安値(と言っても10万切るのは珍しい)で売られてたりするのですが <●><●>30000円…? 流石にちょっと安過ぎ とは言え、パッと見だとその辺の安物のベースにしか見えないのもあって変にしっくりは来る しかし変わってるベースだ リアにはミュージックマンタイプのハム そしてシングルのフロント ジャズベとも言えない妙なセッティング しかもどうやらこいつパッシブ このタイプでアクティブじゃないのは珍しい 取り敢えず弾いてみましたが うーん…まぁミュージックマンぽいあの音 謎の弾きやすさがあるがハードオフマジックで店内に反響する空間で弾くから必要以上に良い感じの音に聴こえなくも無い訳で もしかしたらESPの学生が昔作った作品とかなのだろうか? だとしたら改造だけして遊ぶには案外悪く無い木材とか使われてたりすんのかな? 一応店員のおばさんに念入りに聞く 「これ、本当にESP製品で間違いないですか?」 「あ、はい ESPだと思います」 <●><●>言ったな… て訳で全く信じてないけど購入 30年前の製品とか言われたらまぁわかる程に作りもロゴも安っぽいけど取り敢えずESPですって言われたらそう解釈するしかない そんな訳でどれだけ胡散臭い物だろうと100%事実がわかる場所を僕は知ってるので持ってってみました そう ESPのクラフトです笑 さて、いつもお世話になってるクラフトマンに早速現物を見てもらう 「これ、どうみてもESPっぽくないんですが本当にESPのベースですか?」 「あー違いますね ニセモノですよ」 その間4秒程度 瞬殺とはこの事 まずロゴがこんなにデカくない ESPからオーダーしてこんな酷い出来は有り得ない 多分中華製の何か もしくは学生が適当にフェルナンデス辺りのベースを改造して作った何か ESPのパチモノは相当珍しいらしくクラフトの店員さんがこのベース見てあーだこーだ議論してるの見てるのは物凄く面白かったですね 何だったら贋作の実例として寄贈しても良かったけど流石に三万でこんなゴミ売り付けられた身としては流石に困るので青森ハードオフへ連絡 「以前ESPと書かれたベースを買ったのですがどうやらあれESPじゃないみたいなので返品したいんですが」 「え?そうなんですか? ちなみにどんな特徴のベースですか?」 「青い日本のフェルナンデス とかアリアプロとかにありそうな安っぽい4弦ですね 一応店員さんに念入りにESPですか?と確認してESPと答えられた物だったので返品出来ないと困りますね」 「あー、そうですか ちなみにESPではないってのは何を根拠にお調べになりましたか?」 「ESPのクラフトに持ってって製造元が見て即座にニセモノって断言されたので100%違うみたいです」 「あ、かしこまりました 大変申し訳ありませんでした。ご返品承ります」 と言う製造元に持ってったと言うのが想定外だった様で最初受ける気無さそうだったのが手のひら返し 即座に返品手続きして貰いました ハードオフって超遠方に返品とかする時は最寄りのハードオフに持ってくと勝手に送って貰えるんですね 勉強になりました( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )
ベース ??? 3万青森さん
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Sterling by MUSICMAN RAY34
こちらSterling by MUSICMAN RAY34 です ハードオフです もう言うまでもありませんね 丁度この時期にとある仕事が入りまして 「楽曲のベースはMUSIC Manみたいな音が欲しい」と言うオーダーがあったんですよね ミュージックマンか… 出たよ 個人的には変態しか使わないベースだと思ってて未だ生で使ってる人見た記憶ないですね フリーのファン位じゃないんですか?アレ使ってるの と言うのもですね ミュージックマンってベースの音じゃないとか言われる位ミュージックマンの音なんですよ笑 余程の変態じゃないとわざわざあのバカ高いベースを喜んで買う人は少ないのではないかと思います レイクランド使いはたまに見るけどミュージックマン使いは専門のベース科ですら見た記憶ないぞ… とまぁ 本当ならサウンドオーダーは機材的に無理な物は受けられないのですが、ちょっと大口のデカい仕事だったので無理とは言い辛くて…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) しかもミュージックマンのベースの音が入ったDTMプラグインってMODO bass位なんすよね かと言ってMODO bassはちょっと商業音楽のカンパケに使うには少し厳しい品質だし…何よりスラップはMODO bassには荷が重すぎる て事でもう ミュージックマン買おうかな…ってとこまで頭が行ったんですが思い出したんです 専門の後輩にスターリン使ってた奴いたな…と スターリンってのはミュージックマンの廉価版みたいな物で音の傾向は結構まんま同じなんですよ 品質的にどの位違うからミュージックマン弾いた事ないからわかんないけど て訳でスターリン買うのアリ説が浮上 実は僕の家から1番近いハードオフにスターリンが売れずに飾られてるの何回か見てるんですよね しかも32000円だかで メルカリとかでも6万位で売られてんのに でもそれが高いか安いかすら弾いてないから価値も読めない状態 で、ネットで色々調べましたが ミュージックマンを買うかスターリンを買うか議論と言うタイムリーな記事が沢山ありましたね どの記事も何か結局 欲しいと思った方を買うのが良いよ⭐︎ みたいなクソの役にも立たない凪の様な結論で話にならない うん もう楽器屋行って弾いてこよう て訳で大手のベース専門店へ そこにはミュージックマンが数本とスターリンが沢山 コレは弾き比べしがいがある ただそこで問題発生 どうやら今のミュージックマンもスターリンも訳の分からない改悪続きでいらん事ばかりしてるらしい そのせいで殆どがローストメイプルネックでマボカニーボディとか意味不明な組み合わせが主流なんだとか ちなみにハードオフのスターリンはメイプルボディにメイプルネックでローズ指板 だいぶ仕様が違うから比較になるのだろうか? まぁ取り敢えず現行のスターリンを弾いてみる うん、コレがまた弦高がバカ高くて弾けたもんじゃない 音も寝ぼけた様な鳴りでスラップだけビキビキと言う酷い個体 殆どがその仕様だからもう他を弾く意味もない そしてミュージックマンを弾いてみましたが 「あー…なるほどな…」って感じ 別に好きか嫌いかは置いといて 流石に超えられない壁がありましたね、高いベースじゃなきゃ到達出来ない鳴り方と作りの良さ でもスラップしたら案外言う程遠い音ではない気もしましたね ……ダメだこりゃ スターリンで何とかしよう説は厳しそうだ まぁ、ただ一応ハードオフの方のスターリンも弾くだけ弾いてみるか と思いハードオフへ 早速弾いてみましたが <●><●>…あれ?いいじゃん? 不思議な事に新品の改悪スターリンとは次元が違う程に弾きやすく音の輪郭がクリア そしてバカ重いボディのせいか、楽器屋で弾いたミュージックマンに近い鳴りの良さを感じる 勿論同格とは程遠いけど コレなら…アリだろ ミュージックマンの音の特徴は全然出てるし 後は音作りで誤魔化せば何とかなる範疇な気がする て訳で 流石ハードオフって感じ ボディの下にデカい打痕があるだけで3万円 しかもこのRAY34 ミュージックマンがアーニーボールに買い取られる前のスゲェしっかり作ってた時期の個体らしく変なプレミア付いてる個体なんですってね 俺こうゆうの本当引き当てるよなぁ… またハードオフも絶妙にそうゆうの気付かないでいてくれんだよねぇ ハードオフ様々です( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )
ベース music Man 3万2000円青森さん
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ken.smith burner4
こちらken.smithのburner4になります はい、御多分に洩れず またハードオフでゲットした品物です アレは長野県に旅してた時でしたね 何しに長野行ったのかはあんまり覚えてませんが関東近郊行き尽くして苦し紛れに行った様な気がします 僕は全国の名水を汲んで回る老後の趣味みたいな事やってるので(30なったばっかの癖に)確かその関係で行った様な まぁそこは良いんですが 当然旅の目的の半分はその県のハードオフ徘徊なので今回もハードオフに行ったんです 長野と言えば日本ハンドメイドギターの本拠地が沢山密集してる土地ですよね ディバイザーから始まり今ではスギやt.sギターとかも長野だった気がします 長野ってなんか良い木でも取れるんですかね? 不思議です その関係で島村楽器なんか行ってもmomoseやらバッカスの日本製、スギ、レッド何とかとか日本ハンドメイドギターがズラリです 流石本拠地… とは言え、別に日本ハンドメイドが欲しいと言う訳でも無いので試奏して楽しむ位で見ては居るんですけどね 中古で安かったら一本持っててもいいかな位の感覚 んでハードオフを回り始めたのですが 特別な物は見当たらず安い日本ギターも発見出来なかった まぁこんなもんか と店を出る前にフラッと他のコーナーでも見とくかなんて歩いていたのですが 何か後ろの棚の方にまだ楽器コーナーがあったのを発見 成る程 ジャンクコーナーか フロイドの見た事無い色のフェンダーが置いてあったりゴミになるどころか既にゴミと化してるレジェンドがあったりとかなりカリスマ揃いのジャンクコーナー すると おや? 一本だけちゃんと壁のスタンドに掛けられてるジャンク品があるじゃないか 何だこのベース?見た事無い形だな どこのメーカーだ? ken…Smith? <●><●>…Ken Smith??? バカな あの伝説のメーカー ハイエンド中のハイエンドと言われるベースメーカーのken Smithだと? あのメーカーは50万から100万の間の価格帯しか無い貴族みたいな機種しか無いはず 何故こんなゴミに埋もれた場所にあるのか しかも 49500円 ジャンクの理由はツマミのガタツキのみ 全然ジャンクじゃない いや待て ひょっとしたら俺が知らないだけでken smithにもエントリーモデル的なのが存在するのか? 取り敢えず調べよう ヘッドにはbarnarの文字 商品書にはbarnar4と書かれてる ググってみたが まさかの 情報皆無 まず中古サイトにも出ないし売られてた形跡もない たまにコアな人がburner4の記事書いてたりするけど詳しい事は殆ど載ってない うん コレは値段決めた店の人間に聞くのが手っ取り早そうだ 呼び出して聞いてみる 「コレは恐らくある短期間の間に日本で組み立てされてた廉価版の一種だと思われます」 「廉価版?あぁ一応コストパフォーマンスモデルなんですねコレ」 「はい、恐らく」 「恐らく ですか」 「はい、余りにも情報がなくて色んな情報を集めて多分コレじゃないか?って程度しか分からなかったので推測のみのお話になりますね」 「成る程…ちょっと弾かせて貰っていいですか」 んで試奏させて貰う 結果 どう考えても高いベースの音である このスラップした時のブリブリ感は勿論 高いベースじゃないとこの謎の深みのある鳴り方しないだろって言うボディ鳴り この謎のヌメっとした変な感じが俗に言うken Smith系の音って奴なのだろうか そして抜群の弾きやすさ 1番の特筆すべき点は この激薄激軽のボディで何でこんな重い音が出るんだろうか?と不思議で仕方ない矛盾 音は不要な物が一切ない アクティブ特有の無駄なローやバチバチうるせぇハイも無く本当に必要な物だけを強調するベースと言った感じ どう考えても安い物とは思えないのだが ただ、わからない ハードオフ広いので反響が結構体育館みたいにするからそれで特別な鳴りに聴こえてる可能性も無くはない ( ФωФ )…… コレは悩む こんなに悩む事久しぶりかも知れない 実は9万位のベースでしたって後でわかったら泣くに泣けない酷い惨劇になる ジャンクで5万で買ったなんて話笑えねぇよ 音は良い それは間違いない ただそれもこの環境で弾いたから必要以上にそう感じてるのも無くはない ヤベェ…どうすっかな うちにアクティブの4弦三本あるし、5弦のパッシブもある だから正直あっても使う機会があるかどうか スゲェバカ高いって補償でも有れば転売の為に即買いなのだがマジで情報がないからリスクがデカ過ぎる そこで店員にポッドの中身に細かい機種名とかシリアルとか産地とか書いてあるかも知れないから開けさせてくれって言ったんだけど 本来はダメらしい まぁそりゃ開けて配線とか切られて売り物にならなくなったら問題だからな ただ今回はモノがモノで客がいないから特別に許可貰ったので中を開けてみる うーん 結構雑 接着剤こんな塗り方してたら無くなっちゃうよ?って位ドバッと塗られてる うん 取り敢えず廉価版なのは間違いなさそうだ 問題はそれがどの位の価値の物なのか ken smithって時点でプレミア付きそうな気もするし、むしろ中古に存在しない時点で相当な希少価値あると思うんだけど うーん… 探すとこ探したら案外普通に出てきて 「あー、これ10万しないよ」とか専門家とかに言われた日にゃもう しかも最近アクティブベース買ったばっかりなんですよね… て訳で今回はやめました って事で車に乗ってそのまま新潟を目指して走ってたんですが同行者に運転して貰ってる間に結構気になって助手席で調べてたんですよ さっきのやつ ほんであらゆる記事や中古サイトとかを片っ端らから見て探していたのですが 何と一件だけ同じken.smithのモデルで結構ダサいポリ塗装の赤い機種が中古で売られてた形跡がありました その時のお値段 なんと ランクCで21万yen 「引き返すぞ」 と、即座にUターン もう新潟に入りかけてたにも関わらず長野ハードオフへ戻る事にしました 21万だと…? 一体新品はいくらなんだ?コレ 店に戻って問答無用で即座に購入 無事手に入れました ハードオフがボディに貼った ココ→ というガタ付きの箇所を示す謎のテープは貼られたまま 横山健のガムテープみたいにこのken Smithのシグネイチャーポイントみたいで面白いからそのままにしてます さて、そこからは東京に戻って楽器屋巡りで情報収集 ベース専門店を回って聞き込みをしたりして1日 色んな事がわかりました まずこのken Smithはburnerシリーズと言う機体はken Smithが昔、1年位の短い期間に日本で組み立てる日本製のken Smithを売り出してたらしく ken Smithのマニアでは幻の一本みたいですね マジで知る人ぞ知るって奴なんだとか ベース専門店のお兄さんがこの機種知っててその話したんですが 「僕多分それ20万でも買いますよ」 って言ってて戦慄が走りましたね ちなみにこれ新品だと40万位するみたいです <●><●>ハードオフ… そんなこんなで手に入れた幻の一本ですが ボディ材から何から全て詳細不明 わかってる事は見た目からは考えられない素晴らしい音がするって事と、トラスロッドがもう限界って事 使い道か わからんなぁ…笑 もうネックが曲がったら売る以外ないよね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
ベース ken smith 49500円青森さん
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Fender テレキャスEシリアル
こちらFenderテレキャスターになります 噂のEシリアルですね コイツもまたいつものハードオフマジックなんですが 何故か知らないけど異常にテレキャス欲しい病にかかってしまった時期があったんです 当時はテレキャス所有した事なくてね そんで毎日メルカリやハードオフのネットモール、中古サイトを監視してたんですよ それでたまたま2日目位に ハードオフのネットモールにテレキャスの中古が3万で出現したんですよね ( ФωФ )3万だとぉ…?? それでしかもまさかの1番家から近いハードオフ 気付いたら家飛び出してバイクで向かってました 現地に着くと例のテレキャス発見 本当に3万だ… しかもさ、何故かジャンク扱い 理由は音が出ないとかではなく、シールかなんかの変な日焼けがデカデカとあるのとボディの塗装が割れてるかららしい それは…ジャンクなのか…? しかもシリアル見たらまさかのEシリアル マジすか? Eシリアルって言ったらあのどうゆう根拠なのかイマイチピンと来ないけどフジゲンがスゲェ頑張ってた当たり年の一本だかなんだかって奴よね? やたら中古で高額なアレ 取り敢えず試奏させてもらう事に …… 凄い…こんなに弾き易いギター初めてかも ネックのグリップは勿論、弦のテンション感はもはや感じない程に軽い 触っただけで音が鳴るって感じ その癖しっかりジャキっと音は出る コレが…3万だと? って感じで光の速さで買いましたね ナチュラルフィニッシュで渋いのもあって見た目もかっこいいすよね シール焼け?塗装割れ? 全然どうでもいい( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )笑 コレは本当良い買い物でした 有難うハードオフ
テレキャスター ギター Fender 30000円青森さん
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ESP viper
こちらESPのviperになります 丁度コレは三重県を旅してる時でしたね 松坂牛が食いてえなぁなんて思いながら松坂市をウロウロしていたのですが 松坂市には何と回転焼肉と言う攻めた業態のお店がありまして、そこは何と松坂牛の焼肉をリーズナブルに食べる事が出来ると言うお店 本当に結構リーズナブルで 1番の驚きは『松坂牛のレバー』いわゆる内臓 聞いた事あります?松坂牛のレバーって? 僕も大概食事こだわって生きてるタイプですけど内臓に松坂牛のブランド付けて売ってるところは見た事ないです ちなみに僕は焼いたレバーは絶対食えない人で精々レバ刺しみたいな鮮度の奴を表明炙ってギリ位です 中まで焼いたら何であろうとアウト そんな僕が完全に焼いたレバー唯一美味いと感じたのが松坂牛のレバーでした アレは本当に衝撃でしたね 松坂牛は内臓もスゲェ さて、何の話してんだか そんな回転焼肉を食べ終わってからハードオフにフラッと寄ってみたんです すると、まさかのviperを発見 ESPが誇るハードロック用ギターですね しかもフロイド <●><●>viperかぁ… しかもなんか異常に安い 88000円 ESP製品が10万切る時点でおかしい所なのは勿論だが、見た感じかなり綺麗な状態 気になるなアイツ 実は僕はESPでいつか欲しいなと思ってる機種がありましてね それがウルトラトーン って奴なんですが 似てるんですよSGシェイプで ただウルトラトーンはエクストラロングスケールでマジでドロップチューン前提の激歪み御用達みたいなギターなんですよね ドロップ G辺りまで行けるんだとか ピックアップはブラックウィンター うーん なんかviperってアレの子分みたいな変なイメージあんだよねぇ まぁちょっと弾いてみるか って感じで試奏させてもらう事に と言うのもね、実はフロイドマジで嫌いなんですけどそろそろアームサウンドも曲に飛び道具として入れたい歳頃だったんです 一軍では絶対使わないけど一点突破なジャンルでESP製品だったらまず間違いないのでね んで弾いてみたんですが コレが驚きのサウンド もしかしたら人生で1番ピッキングハーモニクスが鳴りやすいギターなんじゃないか?って思う程に簡単に鳴るんです そして弾きやすい 恐るべしESP 88000円か…どうしよ って思ってたら弦が切れまして、店員さんに貼り直して貰いたいんだがフロイドの貼り方が分からないのと六角が無いとか意味分かんない事言われて夜に詳しい人来るまで待って欲しい的な事言われる ( ФωФ )えぇ…? って感じで待ってらんないから買わずに退店 その日は三重で一泊したんですが どうしても頭に引っ掛かってたもので次の日またハードオフに行き貼り直されたviperを試奏 やっぱいいな… しかもコレ塗装がやたら綺麗だけどリフィニッシュされてるよね? 何か変なロゴ入ってるし 多分前のオーナーがやってたバンドのロゴかなんかなのかな? そしてDチューナー搭載 更にアーミングアジャスターも付いてるらしい 中々こだわりのカスタムの様だな その癖何故かアームが付いてないのでアーミングが試せないのが謎である <●><●>……いいか、買っちゃえ って感じで購入 見た目とかじゃなくて大事なのは音だからね そんな感じ新品40万近いviperの美品88000円で購入しました yeah そんで途中でアーム買って家で弾こうとしたんですが ( ФωФ )…アーム上がんないんだけど そう、何故かフローティングしない どうゆう事なのだろうか 次の日ESPに持って行ったところ そう、忘れていた アーミングアジャスターの存在 こいつ、どうやらアーミングアジャスターによってフローティング出来ない場所に取り付けてあってアームアップ出来ない仕様にしてやがる様だ しかも しかもです 「コレ、アジャスター取れば普通にアームプレイ出来ますよね?」とクラフトマンに聞くと 「いや、これね Dチューナー付いてるからどの道アームプレイ出来ないんだよね ザグるしかないよ それかDチューナー取るしかないかな」 ( ФωФ )……え?使えなっ そんな感じで 魅力を感じて買った要素が全て無意味だったと言う事で完全に封印される事になりました やっぱフロイド嫌いだわ
ギター ESP 88000円青森さん
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Photogenic サクリファイス
こちらphotogenic サクリファイス 以前の魔改造ギターグングニルは生贄第1号機でしたがこちらは2号機です こちらは単純にphotogenicだから何やっても大丈夫なので気になる事トコトンこいつに受け入れて貰おうって言うハンターハンターのピトー的サイコ思想であらゆる実験を行った悲劇のギターです 元々は3000円のギリジャンクのphotogenicのストラトローズ指板 まずは何を試そうかなと思ったんですが 最初はボディとネックが音に与える影響の実験をしてみる事にしました やった事は2つで ネックを差し替える、ボディに穴開けまくる この2つです 結論から言いますと 音に大きな影響があったのはネックの方でしたね ハードオフから転がってたどこのメーカーだかわからないメイプルネックを2000円位で買って来て取り付けてみましたが 明らかに分かりやすい変化がありました 勿論ローズとメイプルだから違うの当たり前ですけどここまで分かりやすく変わる物かと感心しましたね そしてネックを戻しまして 今度はボディをスッカスカに出来るだけする為にドリルで無数の穴を開けて風がビュンビュン通る構造にしてみました ピックガードのうらも穴だらけ おっそろしく軽くなりましたね笑 そして音を出してみましたが うーん、何とも分かりづらい範囲ですがローが薄くなって表面だけの鳴り感が増した感じしましたね 一応僕はクリエイターなのでアナライザーで周波数分布も使いながら録音して記録してました 数値的に見ても変化は結構あります ただ不思議な事にミッドが何故か膨らんでる 穴開けて何かが減るなら分かるんですが何かが増えるって現象は非常に面白い結果です まずここから音に与える影響の比率はネックの方が大きいと言う事は判明しましたね 勿論ボディは関係ないとかってより、ネックの鳴りを増幅させるのがボディと言う感じがしました つまりネックだけ良くても良い音にはならないと言う証明にもなったのかと思いますね 次にやったのは 塗装が音色に及ぼす影響の実験 僕は当然ギターの塗装なんてやった事ないです( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) ので、そもそも素人が何も知らない状態から塗装って出来んの?って言う実験も含まれてます 取り敢えずアイロンで塗装をベキベキ剥がしまして完全にただの木にします 驚いたのがphotogenicってオガクズの塊とかで出来た木材じゃなかったって事 僕のトニースミスはオガクズの結晶でしたけどね んで更にスッカスカの重量になったギターで音を録ってみましたがコレは凄い 何一つ木が鳴ってる感じがしませんね笑 ネックの振動だけで音出してる様な音 こんな不思議な音初めて聴いたかも そして次は下地を塗っていきます 工程とか忘れましたが折角だから訳わかんない色にしたかったのでサイケなデザインにしました その時に3段階位に塗装の色分けて塗ったと思います まずここで素人ミスその一 近くでスプレー振り過ぎてムラが凄い笑 絵の具みたいになりました まぁ別に素晴らしいギター作りたい訳じゃないし失敗を重ねた方が後々の為になるからむしろ失敗しそうって事を沢山試したいですね んで3日だか乾かしてからなんか家具とかに塗るステインみたいなの塗りましたね コレも塗ってから1週間くらいほっときました ほんで最後にクリア振って3日位して完成 いや、多分完成はしてないけどめんどくさくてね…笑 そして出来上がったサクリファイスモデル 見ようによっちゃカスタムショップみたいに見えなくもないですね ボロさ加減だけですが 近くで見なかったら変な層に人気出そうな見た目 1番大事な音なんですが 凄いんですよ もう最悪の一言と言うか 全てが厚い膜に包まれてるボケボケサウンド 組み込みの甘さとかが起因してるのかはわかりませんがとにかくファズ気味な出音でヌケと言う物から最も遠い様なギタリストが1番嫌いな音になったかも知れない コレは凄いな 塗装だけでこんな酷い音になるとは思えないけど何にせよ素人が適当にギターいじると惨劇が起きるって事はよく分かりました つまり モチはモチ屋って事ですね
ギター photogenic 3000円青森さん
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Spector EURO4 limited
こちらSpector EURO4のlimitedカラーです アクティブ系の音が欲しくなった時用のベースで珍しいビリジアンフレイムの4弦ですね コイツに関しては、なんだろう 借りてると言うか最早貰ってる様な扱いのベースです 僕のバンドがベーシストも20年以上スタミュやってるプロベーシストで今はスペクターの5弦をメインで使ってるので貸したるわって話で借りた物でして 代わりに僕もレスポール一本貸しててお互い返せって言わないまま6年くらい経ちましたね笑 もうお互いの所有物状態です( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 まぁ僕が買った訳ではないので特に思い入れがある様な物ではないのですが一応そのベーシストさんが世界ツアーを回った時に使われてた物なので音の品質は申し分なしです ただ頭おかしい程出力モンスターなので宅録だと物凄く厄介な事になります笑 一応僕がスラップとか曲に入れる時に使う事が多いんですがある日何やってもノイズが凄まじい事になりまして暫く使わずに眠らせてたんですよ 例のバッカスを手に入れちまったもんで…笑 と言うのもスペクターって内部とかパーツがイカレるとスペクター本社じゃ無いとリペアとか出来ないみたいな事言われたんすよね それでどの位の期間でいくらで直るかわかんねぇって言われたから面倒で封印してしまったのです それから3年程してベース探しが始まりました 懲りませんねホント それで色々楽器屋回ったり中古屋見て回りましたけど10万以上出してまで欲しい機体が見つかりませんでした(新品は基本買わないので) んで周り回った結果 スペクター直した方が早いんじゃね?と言う盲点に気付いて再度ESPに持ち込んだところ 多分プリアンプとかアッセンブリ系丸々変えちまえば直ると思うけど純正にはならないよ?いい? って話でしたがもはやその辺りになると借り物って意識がなくなったので「いっすよー」でリペアする事に クラフトマン曰く、出力が強過ぎるプリアンプ載ってるからバルトリーニの標準的な出力載せとくわーって事になり待つ事1週間 うん、見事に直りました ジャック挿す度にクリエイターが1番嫌いなノイズが大音量で発生する事態が解消されて素晴らしいベースの音に生まれ変わりましたね その後スラップ専門の機体にしようと思って業者にフィンガーランプを特注して装着してます うん そんくらいだな…笑
ベース Spector 40万程度青森さん
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正体不明のBacchus
こちら、正体不明のBacchusの5弦になります(正体は後述されてます) こちらは今では完全に僕のローエンドを司る欠かせないメイン機種となってる一本です 実は僕、ギターに関しては並々ならぬ拘りは持っていたんですが ベースはハッキリ言ってローが鳴ってりゃなんでもいいわ笑 って位ベースを軽視してた歴史があります と言うのも僕はベースは昔からホントに安物しか使わなくて、言うなればデモのテスト用で使う位の重要度だったんですよね それには理由がありまして 作曲ソフトのプラグインにトリリアンと言うベースソフトが存在するのですが、そいつのせいでベースの音は全部打ち込みで納品してたんです( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 高いベースで録った音より断然使えるんですよ 一応世界基準のベース音源ソフトなので そのせいでデモ制作は打ち込んだり消したりが面倒なので安いベースで取り敢えず弾いた物を形になって来たら打ち込み直すと言うルーティンで曲を作ってました いやぁだってね…笑 ギターとプラグインで手一杯なのにベースまで高いのとか流石に無理じゃないですか? 当時はまだまだ稼ぎも甘い時代だからお金もギリギリだったし( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) もう分かってたんですよ ベースだけは値段と音が比例する楽器って 言い換えるとベースだけは高いのじゃないと絶対誤魔化しが効かないんです 派手に歪ませたりなんだりできませんし だから余程良い物じゃないと買っても金の無駄ってのは分かってたから一切手を出さなかったんです でも、やはり経験値と求められるレベルが上がってくるとやはり壁にブチ当たります… そう、やはり生のグルーヴには勝てないのだと 生に近いグルーヴをトリリアンで出せないって事もないんですがやはり活きの良さは再現出来ません フレット指定も出来ないし ので、流石に観念してベースを探す事に 勿論新品なんて論外 中古で探します となると僕の絶大なハードオフバンクから東京で楽器に強いハードオフをグルグリ回ってある一つの機体に目を付けます それがBacchus 実はバッカスのベースって見た目が大好きなんです 黒のオイルフィニッシュでブラックインレイで5弦 昔からあのベースカッコいいなぁってライブの時とか出演者の人らでたまに使ってる人の見てたんですが 実は名前読めなかったんです笑 B…、ん?なんて書いてあんだ…?笑 みたいな だからアレがバッカスって読むの知ったのはこの1年前位の話 それ程ベースに興味がなかったって事です 話は戻りまして 友人の作曲家にバッカスの5弦使いがいて録り音聴いた事あったんですが凄く良かった記憶は前ありまして 品質自体は高そうだとは思ってたんです で、ここで問題がある訳です このハードオフにあるバッカスの黒い傷が凄い歴戦感のある5弦ベース なんと 4万円…( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) えぇ…??ウソォ? バッカスの5弦って安くても9万前後しません? あ、ちなみにバッカスの概要を軽くご説明しますと バッカスは日本のディバイザーがやってる国産メーカーです 正直バッカスってあの島村楽器とかにあるあの安物メーカーじゃなかったっけ?とか思ってましたが アレはバスカーズでしたね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 長野は日本ハンドメイドハイエンドギターのメーカーが集結する謎の土地なんですが、そこの走りですね ディバイザーは んでそのバッカス 実は今3種類位のグレードがあります 1つはJAPANハンドメイド 1つは中国製 1つはフィリピン製だったかな ヘッドの表記でわかります ユニバースシリーズって書いてあるのが最も安価でエントリーモデルの中国製 大体3.4万くらいのですね グローバルシリーズって書いてあるのが東南アジアとかフィリピンだかで作られてるちょっとマシなやつ 5万から7.8万位のやつ ちなみにこのシリーズはヘッドにハンドクラフトイクイメンツって紛らわしい書き方してますけど日本製ではないです ほんでハンドメイドギターって書いてあるのが飛鳥ファクトリーで正真正銘の日本の職人が全部手作りしてる本物のバッカスのベースと言う扱い 18万から24万位しますね コレは上記2つとは全く別次元の楽器です つまり わー、バッカスだー!安いー って思って何も知らないで買って外国の廉価版を買ってるなんて事もよくある話みたいです ほんでその中古で10万前後で売られてるのがハンドメイドシリーズなんですが コイツは4万… どう言う事? 更に謎を深めてくるのが ハードオフの機種名に wood line? と書かれている 何その疑問系 ちなみにwood lineってのはバッカスのハンドメイドシリーズの看板商品 逆にwood lineじゃなかったら何なの?って位バッカスの日本製ベースはwood lineしか機種はない筈 でもwood Lineって調べると普通ヘッドにwood Line ってロゴが入ってるからわかるんですけど こいつ 無表記なんですよ 何なんだ…?お前は 取り敢えず試奏してみる事に 音を鳴らしてみると もうわかる 高いベースの音と弾き心地 コレは凄いぞ… ベースに興味持つ前から一応色んな楽器屋で良いベースの音研究の一環で様々なハイエンドベース試奏して回ってたから分かるんですよ 良いベースってどんなんか マジで?ってちょっと信じがたい程良い鳴りする そして何よりも個人的に気に入ったのが 恐ろしい程の演奏製 話によれば日本ハンドメイドの楽器は日本人のグリップに合わせて作ってるから物凄く握りやすくなってるんだとか そうなんす 5弦は仕事上欲しいんだけど弾きずらいの何のってあったんですがコレはまるで4弦を弾いてる様な握りやすさで物凄く違和感がないんすよ 何よりもハイエンドなベースにある、頼もしい程のボディの強靭さとでもいいますか 衝撃や鳴りを完全にコントロールしてくれる頼もしい程しっかりしたボディとネック 鳴りが余す事なく鳴りきってるのが分かるんです コンクリートにスーパーボールを叩きつけたらそのままの力で跳ね返る様な感じ コレだ…俺が欲しいのは… て訳で正体は分からずとも買う事は決定 後は店員へのヒアリング 聞きたいのは「何故こんなに安いのか?」と言う部分 弾いたら大概凄い良い物ってわかる個体なんだけど新品のグローバルシリーズ並の値段まで落とすのは流石に解せない そこで理由を聞くと ・ピックガードが消失してる ・部品のネジとかが若干欠品してる ・正体が分からなくてwood lineの値段で売るのが少し怖い ・ボディの弾き傷が凄い ・もう4年位置いてるけど買われなさ過ぎてドンドン値段落として今に至る(元々は8万程度だったらしい) と言う理由らしい ( ФωФ )確かにピックガード無い…気付かなかった まぁ関係ない 買います 音が素晴らしい、それだけです て訳で正体不明のバッカスの5弦を購入 しかも4万で…笑 そんでESPに速攻でリペア出して足りない部品等を全て揃えて貰って完璧な状態に復元 クラフトマン曰く「結構ヤバい状態だった」との事 ほんでやはりバッカスと言えばあのクールなクリアピックガードが無いとキマらないのでディバイザーさんに連絡してピックガードだけ作って欲しいと伝えると 「機種はなんです?」と聞かれ 「それが…わからないんですよ…」と答える んでそうなると現品見ないと合うかどうかわからないけど恐らく話聞いてるとwood Lineので合う気はしますがどうします? って話なので取り敢えずGO 2週間いかない位掛かるみたいですからね その間に僕はこの正体不明のバッカスの正体を突き止める為に色んなネットの情報やらディバイザーの生産中止製品リストとかを調べ倒してたんですが 遂に判明しました こいつの正体 STANDARD35-5 BLK/OILと言う機種らしい 見事に生産終了品で現行にはいない機種なんですが 1番笑ったのは コイツ、最上位機種の1つらしいです wood lineが作られ始めた頃の一本らしいのですが wood lineが16万から19万の間に比べてこの機種はまさかの25万円 ( ФωФ )ウッソー… ハードオフやらかしてんじゃん… 正体不明だからwood Lineと同じ値段にするの怖いどころかwood lineより遥かに高い機種だったぞ スケールインチも34じゃなくて35インチだったしヘッドロゴがなかったし通常のstandardASHと違ってボディバインディングもないしネックプレートの特徴を見ても間違い無いでしょうねコレは そんな感じで 恐らく中古なら希少価値含めても20万はしそうな機種だったんですが4万円で手に入れてしまったラッキーな奴がコイツ コレだからハードオフ巡りはやめられない( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) ピックガードも届いて無事ドンピシャでハマりましたが最高にクールですね この歴戦戦い抜いた傷だらけの感じたオイルフィニッシュがハゲまくってる感じもたまりません 前のオーナーはデスコアかなんかやってる人だったのかな?って位ピック傷凄いんよね…笑 こいつはうちのスクールでも「売る機会があったら自分に売ってください」と1番人気の機種でもあります 残念 売りません
ベース Bacchus 4万2千円青森さん
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Gungnir オリジナルギター
こちらオリジナルギターのGungnirです 遂にこいつの出番か ってコレ何か頻繁に言ってる気がしますが、こうやって自分のギターをちゃんと人様にプレゼンするってなると僕のギターは案外問題児率が高いなと気付かされます オリジナルギターで問題児なんて過剰に表現し過ぎなんじゃないの??笑 とか思う方もいらっしゃるでしょう 大丈夫です 僕は問題児にしか問題児って言いません それは表現者のプライドです インスタのインフルエンサーみたいに何食っても「コレ最高!うますぎー!」とか言う人種じゃありません じゃ 何が問題なの?言ってご覧よ?と思うでしょう 良いでしょう 申し上げます 実はコレ photogenicなんです( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) ん?どゆこと?って思った方も沢山いるかも知れないのでphotogenicの概要からですかね photogenicは実は僕も最近調べてわかったんですが キョーリツコーポレーションから出してるギターメーカーみたいですね photogenicと言えば?と聞かれたら恐らく1万人いたら9982人位は同じ事を言うでしょう ・初心者ギターの定番 ・中高生ギターの象徴 まぁこんな所 かく言う僕もphotogenicと聞くと訳の分からない嫌悪感を無条件に感じる時期がありました もうどれくらいの歴史があるのか分かりませんが少なくとも僕が中高生の頃は間違いなく存在してたと思います 高校の時にバンドやってた頃は同い年の奴らがphotogenicのベースを結構な率で所有してたり高校生バンドでたまにギターがphotogenicな奴らも見かけた事がありましたね 僕の地元には島村楽器しか楽器屋が無かったんですが これ見よがしに入り口近辺に置かれてます 『初心者にオススメ!!!!』 って感じで 何かアレのせいでphotogenic使ったら終わりみたいな呪われたアイテム扱いになってましたね 個人的に photogenic グラスルーツ レジェンド バスカーズ この辺りは僕ら界隈では呪われたアイテムでした どんなに金なくても買う事しませんでしたね…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 折角なのでよくある話の見解を1つ 安物ギターって何がダメなの? 別に言う程の違いわかんないけど? 的なアレです 安物だって音悪くないよ?みたいな感じで安物バカにすんなって風潮は根強く残ってますが 別に安物を買うな!とかギタリストなら高い物を買え!みたいな話とはちょっと違うんですよね コレ 安いギターと高いギターって何が違うのか それにまず結論出すのであれば 全部違います笑 同じなのは作られてる構造位ですかね んでまず音 そこにフォーカスした時に最初に分かっておかなきゃならない事として 音に正解や答えは存在しません 何故なら音の最終地点って好みでしかないから photogenicの音が最高って人にFenderの方が良いんだよ?なんてハッキリ言って無意味 何を持って好きかは本人の勝手なんす ので、音がどうこうで高いギターと安物ギターのどちらを選ばせるとかは意味のない事なんです そうゆう意味では安物の何が悪いんだ!って説は全くその通りだとは思います が が、です コレがある領域になるとどうしても安物だと困る局面が出てきてしまうのですが それが、商業音楽 いわゆるお金が発生してしまう領域の音楽ですね コレばかりは安物ギターですり抜けられる程甘いって事は流石に言えません 音の好き好みじゃ安物かどうかなんて関係ねぇって言ったんだったら別に音作りでどうとでもなるじゃん! みたいな話ではないのです コレは何故ギターのレベルが上がると高いギターを必ず買う様になるのか?と言う理屈に繋がる話でして 1番の問題は 作りの精度なんです オクターブチューニングがバッチリ安定する チューニングの精度が高い ネックの強度 電装系のノイズ処理 色んな部分が必須条件です コレがどっか抜けてたら商業音楽だったら叩き出されて2度と呼ばれなくなっちゃうんですよね つまり好み云々は全く関係ない部分で必要なんですよね、高いギターってのは 世の中のビジネスってのは需要の形を完全に表してる物になっておりまして 必要なかったらそもそも今も発売されてないんです 安いギターだけで何とかなるんだったら高いギターなんて売られてないんですよ( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) つまり安いギターも改造すれば何とか とか音作りで何とかなる って話だったら誰も高いの無理して買わないじゃないですか 何とかならないから売られてるんです笑 ので安いギターでも大丈夫!って人や、安いギターの何が悪い! って人は分かりやすい 単純にそこが気になる程ギターのレベルが高くないって事でしかないんです シビアな事言う様だけどそれは事実です( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) よく音楽業界でもボーカル志望の子や作曲志望の子達が山程いますけど中には いや…君10年やっててそれはもう諦めつかないか? って位の子もいます なんやったら遊びで適当に友達とカラオケ行くくらいの子より歌が下手とか、明らかにカードがスケールアウトしてるのに気付かないとか曲構成が破綻してるとか まぁそう言う え?むしろ10年あって遊びの子より酷いとかどうして?みたいな子達もいます そんな子達が何故自分は向いてないと気付かないの? 不思議に思った僕は大先輩方にこの話をしてみた所、物凄く納得する答えが返って来たんですよ 「多分彼等は、自分がプロとどれ位の距離があるのか測れない程に音楽勉強してないだけだよ」 との事 なる程 確かにそうかも知れない コレだけ世の中にプロの指標がわかる作品が星の数程あってそれに気付けないってのは我々の想像を上回る程に勉強してないって事なんだろう うん 納得 いくら「俺は死んでも諦めない!」って意思があっても人は寿命は来るし時間は有限です その中でこの位の期間でこの位の位置に行けなかったらもう諦める他ない ってラインは必ず存在します そこすら見えないのかも知れません とまぁちょっと薄暗いお話になりそうなのでこの辺にしますが…笑 ギターも同じ事が言えると思います この領域までやらないと見えない機材の必要性ってのは確実にあります コレばかりは弘法筆を選ばすでは通りません よく安物ギターをプロが弾いて 「超良い音じゃん!やっぱ機材じゃなくて腕だな!」ってコメントの流れの動画なんかも見ますが アレは別に良い音じゃなくて ただの良い演奏です笑 言い換えれば安物ギターであんなに良い演奏出来るなら高いギターなら尚さら凄い良い演奏になるってのが本質の動画なのにそこを少し勘違いする方が多い ギターは腕だけじゃなく機材も伴って初めてポテンシャルが引き出される分野ですからね だから 安物ギターで何が悪い! って人は趣味なら全然誰も文句言いません ただ、お金が発生する場所では約束された安全(機材の精度)は最低限必要なので安過ぎるのは使えませんよー って話です それが安物何が悪い論争の見解です 勿論シビアな事言い出したら音の好き好みだって限度あんだよとか色々言いたい事は山程ありますけどそこはまぁ…商業の捉え方ですから何ともね笑 とは言え こんな高いのが正義みたいに聞こえそうな事を偉そうに言ってる僕も超が付く貧乏人でしたから 最初の一本は悪名高きトップクラスの安物ギター トニースミスのストラトでしたよ( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) アンプやらシールドやらストラップやらチューナーやらフルで付いて11000円 もうphotogenicより安いギターです 故に分かるのです 安物のギターがどうヤバいのかって事が( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 3年位はイヤイヤ使ってましたけどB.Cリッチに持ち替えた時は感動しましたね こんなにコードって気持ち良くなるもんなんだ…と まぁそれでもそのB.Cリッチは6万位のギターでしたけど笑 まぁそんなこんなで前置き長くなりましたが 何故か高いギターばかり使い続けると不思議な事に 安物ギターが可愛く見えてくるんですよね その中でも1番使いたくなかったphotogenicが何やら一等可愛い見えて来まして ハードオフでジャンクスレスレで3000円で売られてたので買ったのが始まりだったんです 遂に買ってしまった…photogenic…って感じ 何か危ない薬に手を出した様な言い知れぬドキドキ感がありましたね で、買って10秒位弾いて飽きまして 処分に困ったんですが 色々考えてみると僕はギターの改造とか分解ってやった事なかったんですよ いや、高いの使ってると怖いじゃないですか?? コレネックにヒビとか入ったらやばくね?的な 個人的にモチはモチ屋精神で生きてるのでやらなくて良い事はプロに任せた方が良いと思ってたのであんまりその辺は触らなかったんです 仕事に支障出たら目も当てられませんし が、今僕の手元にはphotogenicがある 何でもやりたい放題じゃんね? って感じでギターの改造をphotogenicで原型無くなるまでやってやろうと思い付いたんです そこで他のハードオフからギタージャンクコーナーに打ち捨てられてるphotogenicをまた3000円位で手に入れて2本のphotogenicを使った計画を考案 一本はまた別の記事で書きますが 最初に買ったメイプル指板のphotogenic まずコレをどうしたものやら そこで思い付いたのが たまたま仙台にギターを一から作る遊びをやってる同い年位のメンズがやってる工房の存在を知る どうやら僕の専門の仙台校出身らしくギターは講師にまで上り詰めた実力者が好き勝手ヤバいギターを作ってると言う魔窟みたいな工房らしいんです その工房に 「このphotogenicで極限まで好きに改造して魔改造してくれない?条件は究極のメタル仕様、それ以外は全部任せるよ」 と言う感じのオーダーをしました 何か確かネックの指板だけフレイムとかだったら笑えるみたいな話でネックだけ別に用意して送ったんだったけな? 必要な物は別途金出して買ってもらって作ってもらう感じのオーダーだったと思います そして3ヶ月後 届きました 中を開けてみたのですが <●><●>……うォぉ コレはまた 魔改造と言う言葉のお手本みたいな変貌ぶり ピューロのシナモンが闇の朱雀に堕ちた様な もう何か文字通り原型留めてない 何と禍々しいギターなのだろうか まずツッコミどころは山程あるが 1番のツッコミどころはヘッドですね ヘッドあるのにヘッドレス 世界でも類を見ない謎仕様 ダミーヘッドとでも言うのでしょうか そしてピックアップはEMG85かな? リア1発のボリュームノブのみ マジでメタル以外使い道がない 更に見た事ない謎のヘッドレス用のチューニングユニットブリッジ 工房主いわく中華製との事 マジなヘッドレスブリッジは凄い値段するらしいからやめたとの事 そう、コレ確か4万位の改造費で抑えてって言ったからパーツは安物で揃えてる筈なんです フレットだけはステンレスだったかな 早速音出してみましたが 笑いましたね 激烈に歪むのにローがスッカスカ photogenicが魂だけ生き残ってる感じ 何かに取り込まれて融合してしまった後にバケモノの体の一部にそいつの存在を感じる的な 息づいてましたねぇ でもコレは逆に良いかも ジェントとかだったらこのまま使えそうな程にタイトでシャープ 全くサスティンもないからいいね ある意味1番photogenicを活かしたギターと言えるかも知れない ちなみに名前はGungnir(グングニル) そのまま刺さりそうな形状と禍々しさから北欧神話のオーディンの槍から取ったのですが ヘッド裏には#3 vermilion と言う謎の個体識別名称が付いておりヒッソリ名前が付けられてました いや、グングニルです ちなみにフレットのバリは全く取られてなくて演奏にならなかったからESPでフレット処理して貰いました 2年に1回出番が来るかどうかですが 中華製ブリッジの精度が酷過ぎて多分もう日の目浴びる事はない気がします
ギター photogenic 3000円青森さん
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世界に一本 伝説の笹かまギター
こちら、笹かまギターになります 遂にコレの出番が来たか こいつは一時期ギター界を騒がせた幻のポケモンみたいな奴なんですが、知ってる人からすると 「えっ?お前がオーナーなの??」 ってなる事間違いなしの一本 そう、実はこいつの所有者は僕なんです 文字通り紛う事なき伝説のギターです まず概要を説明しますと 2019年頃、仙台の山野楽器さんが宮城県の御当地ギターをESPにオーダーして作ると言う試みをして生み出された狂気の一本がこのギターなんですが 仙台と言えば牛タンを思い浮かべると思います でも実は仙台の笹かまは普及率で言えば比較にならない程大規模なシェアを誇る一大特産品でもあるのです タダでさえ頭おかしいレベルの発想ではあるのですが 阿部蒲鉾店から笹かまのサンプルを借りて来てデザイントレースをして作ったボディ 更にふっくらとした焼き目を完全に再現する為に生まれた新しいカラーバリエーション その名も 笹かまバースト ちなみにボディ名は 笹かまトレース もうここまでやると狂気を通り越してアートに到達する清々しさを感じますね ヘッドも笹かまを全面に出した形状となっており文字通り笹かまの形のギターが出来上がった訳です まぁこのコンセプトから何から既にイかれてるってのは当然誰が見ても明らかなのですが ギター界で騒がれた理由はそれだけではないです 皆さん これ値段いくらだと思います? 10万?20万? 正解はですね 80万です( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) うーん 完全にイかれてますね そうこの笹かまギターが発売公表になった時に色んな声がネットに溢れましたが、最も多かったのは 「こんなネタギターに80万出す奴の顔が見てみたい」 でした いや 普通ですよ その感想 当然と言うか必然と言っていい感想だと思います 何なら僕もそう思ってる位です 発売当時の頃は欲しいなんて全く思ってませんでしたし( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 先に言っときますが僕は宮城県観光大使でも無ければ笹かまと心中出来る様な笹かまマニアでもないです 宮城県に特に縁とかもないですからね笑 話は戻りますが 誰が買うの?と言った声が出るのは当然です 例えばコレがヴィンテージギターでズタボロのジャンクでネックもヒビ入ってますみたいなのが80万で売り出されてたとしましょう うーん…本当なら何百万のヴィンテージがジャンクでも80万なら… いや、でもリペアして色んな所直した時点でそれってヴィンテージギターって言うのかな…?うーん 的な商品なら悩むのもわかります 何なら結局買い手はつきそうですしね ただコレ 誰がどう見てもネタギターじゃないですか 人前で弾くのも何か小っ恥ずかしい気もするしウケ狙うにしたって80万出す価値のある笑いも取れるとは到底思えない つまりその言葉通り 買う奴の気が知れないって事です笑笑 結果どんな奴が買うのか見てみたい って話です しかもコイツリアハム1発の超ストロングスタイルのギターみたいですからね 使い所も究極まで限定される困った奴です 欲しいと思う人は中々現れないでしょう さて、そんな僕が何故オーナーになってしまったかと言うヒストリーの話なのですが まず僕は旅が大好きでして、バイクで全国ウロウロしてる事が多いんです(ちなみにバイクも別に好きな訳じゃないです笑) ドラッグスター400と言う中型のデカいバイクなので天気の良い日は割と遠くまで行けちゃうんですよ そんなこんなで色々旅をしてる僕は地元の福島県に遊びに行くと通過して宮城県にウッカリ牛タンを食べに行ったりする事も少なくないのです 丁度発売公表から1年位経った頃でしたかね たまたま宮城県に行ったんですが それでその時にふと思い出したんですよ そういや笹かまギター作った山野楽器仙台店ってこの店じゃねぇか? と アーケード歩いてると普通に見つかる場所にあるので山野楽器見たら突然笹かまギターの存在を思い出したんです そこで入ってみてどんなもんだか話のネタ程度に現物見てみようと思いました するとネットでは当時ガラスケースに入って飾られてた筈がどこにも見当たらなかったんですよ アレェ?<●><●>なんで?売れたの? って感じでしたが何故か壁にかけるギターフォルダーに嵌められて変な場所に掛けられてる笹かまギターを発見しました 店員さんの話によるとメンテナンスでたまたま外に出してたらしいんですよね 何かどっかでこんなシチュエーションあったな…(navigatorのルーム参照)と思いながらもちょっと欲が出てしまい 「アレって試奏とか出来たりします?」 と聞いてみたんですよね すると 「まぁ、じゃ特別にどうぞ」 みたいな感じで快く試奏許可を頂きました こうゆう謎の運は強い まず持った時に真っ先に出る感想なんですが どうやって弾くのが正解かわからない いやコレね 世界トップクラスのヘッド落ちギターなんじゃないか?って思う位ネック側が重いんですよ で、例えば弾きにくいギターの代表例はフライングV アレは座って弾くにはクラシックスタイルの構え方しないとダメじゃないですか? 二股を足に嵌める様な形で 笹かまギターは言うなれば フライングI な訳です 例えばギリギリ同じ種類に分類出来そうなVOXから出てるファントムとかありますよね? アレも一応座って弾けなくない形状してます クラシックスタイルなら全然弾けます 笹かまギターは長いんですよ クラシックスタイルだとネックエンドが胸下位に来るんですよね もはや潔くチェロとかコントラバスみたいに立てて弾いた方が気持ち良く弾ける説あります まぁただ何とかネックを持ちながら弾く事でギリギリスタンダードな構えで弾けなくもないのでそれで弾いていく事にしました まずネックを持った時の印象 『物凄いしっかりしたネックだな…』 そうだ、うっかり忘れてたけど コレESP製のオーダーギターなんだよな… 何かふざけてる様にしか見えないからその見た目の奇抜さに意識が行きがちだけど 触って見ると材は勿論指板の感じや塗装の品質の高さ、高い楽器触った時の謎の品格 どれもが一級品の雰囲気を出してる事に気付く訳です で、1番気になる音なんですが コレが爆笑でして もう最高に激歪みの極上ディストーションサウンドが出るんですよ笑 無駄な成分が全くない 必要な音だけ1番気持ち良く鳴ってくれる 何だこのギター( ФωФ )笑 ただ何が原因なのかは定かではないのですが あんまり体験した事ない鳴り方なんですよね 形状の所為なのかわかりませんが ローがあんまりいないんですよ でもですよ? ヴィンテージ系のベースって少しカラッとしててローの膨らみがないのに不足感とかないじゃないですか? オケに混ざると尚それがわかると思いますが 何かそんな感じのローなんですよ笑 ローがいないなぁって一瞬思うけど6弦でリフを鳴らした時に物足りなさは感じない やっぱESPのお家芸の倍音なのかな? とにかく面白い程にクリアでバイト感が激烈なサウンドだったんですよ 見た目と真逆ですね 僕はてっきりポップソングにポワポワのっかる様な丸いサウンドを想像してましたが、逆にそんなのには絶対使えなさそうな音ですね 完全にメタル向きです笑 それもその筈 店員さんに聞いたら何となくそうなんじゃないかと思ってましたがリアに載ってるのがダンカンのナズグルらしいんですよね もうその時点で歪ませるしか道が無いギターと化してる訳ですから ナズグルって多分ダンカンの中で2.3番目位のハイパワー激歪みピックアップですからね もうイチイチ狂ってて面白い ボディはアルダー ネックはハードメイプル ネック仕上げはサテンウレタン ピックアップはナズグル ペグはゴトーのロックペグ ブリッジはヒップショットFIXD 普通にスペックだけ見たらただのハイエンドギターなのが笑えるんですよね ちなみに構造上17フレっと辺りからは使い物になりません(指が殆ど届かない) コレ… バンドで使いてぇなぁ… と、正直頭によぎってしまった 何故なら、同行した音楽関係者に 「笹かまギター弾いててこんなにカッコよく見えるのって多分生まれ持った才能かも知れませんよ」 と 笹かまギターと言うイロモノギターを持っててこんなに似合う人も中々いないだろうと言う感想を頂いたと言うのも大きな要因 写真撮って貰ったんですが 自分でも思いました 確かに何か変に似合うな… と と言うのもイベントかなんかだと思いますが笹かまギター構えて写真撮ってる人とかネットで結構見た事あったんですよ その時の写真を見てると 待たされてる感が凄かったんですよね 何か笹かまギターに全てを持ってかれてると言うか ただ僕が自分で言うのもなんですが 笹かまを構えてる写真を見て 何か負けてねぇな って思ってしまったんです 乗りこなしてる感と言うか もう何か自分でも何言ってるか分かりませんがとにかく謎のマッチングは感じました ほんで 結局買いはしませんでしたが 次の年 うちにいました( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) いや…もうなんか ね 訳の分からない運命感じたもんですから… ちなみに店員さんに笹かまギター下さいって言ったら 「売れない」って言われましたからね もう売れな過ぎて と言うか元々売る気は無かったんでしょうけど山野楽器仙台店の守り神みたいな客寄せパンダ的立ち位置に昇格していたみたいです そっから山野楽器の偉い方が出て来て 「そこまで仰るなら…」と言うとこまで持っていき もはや無理矢理取り上げた状態で購入しました 本当に御免なさい ちなみに 僕が笹かまギター買った次の年に30年以上の歴史を誇る山野楽器仙台店さんは潰れてしまった様です コレ僕が笹かまギターを取り上げたせいだったらもう笑って謝るしかないですね 恐らくこの時点で笹かまギターは文字通り2度と作られる事はないので 名実共に世界で一本の幻のギターと成り果てました おめでとう御座います 恐ろしく立派な笹かまギター証明書にも#1のシリアルが記載されているのでプロトタイプとかも無いので完全に世界に一本の様ですね でも専用ハードケースとかは無いのが面白い コレがGibsonレスポールの#1とかだったら国宝とかなんですけどね 笹かまです ちなみにギターケースには入らないのでベースケースが必要な機体です 余談なんですが ストラップはかなり悩みました 何つけてもシックリ来ない 全て笹かまに負けてしまって取ってつけた感が出てしまうんですよ それこそガンベルトストラップ並の威力の物を付けないと相殺出来る気がしない でもアレって5.6万平気でするじゃないですか? ボディに傷とか付くのもヤダしどうしたものやら と、考えまして 結論が出ました 笹かまギターなんだから 笹かまストラップしかないだろうな と そんな訳で何でも相談乗ってくれると言う山野楽器仙台店さんへ「笹かまストラップって作れませんかね?」と相談したところ 「良いですね!」ってはなったものの 製作者が笹かまの権利持ってる会社さんにまず許可を取る所から始めないと難しいとのこと まぁつまり良いとは言うけど自分で作れって事か ( ФωФ )チッ… て訳でもう走り出した話なので、早速笹かまの生みの親である世界の阿部蒲鉾店さんへ連絡する事に ところが会社への連絡窓口が ・笹かまについてのご質問やご意見窓口 ・笹かまの商品不良や配送について と言う2択しかない 流石に法人窓口にかける訳にもいかない 笹かまについてのご質問…なのかなコレ て訳で電話かけるとコールセンターの一時受けに繋がるのですが 「あの、笹かまギターってご存知でしょうか?」 「笹かま…何ですか?」 「えと、ギターです」 「ギターでしょうか…?こちら笹かまについての御案内窓口なのですが」 「いや、お気持ちは分かるのですが笹かまの形をしたギターを阿部蒲鉾店様から許可を得て山野楽器さんが作った物があるんですよ」 「ギターを…でしょうか? 笹かまの…?え?」 と、阿部蒲鉾店さんも「コイツ何言ってんだ?」と言うオーラをビシバシ出してくる 作ったメーカーさんが混乱してると言う稀有な事例 「で、ですね 実は阿部蒲鉾店様のロゴが入った えと、ストラップと言うギターに付けるベルトの様な物を作りたいと山野楽器さんにお話した所、阿部蒲鉾店様にご相談されては?と言うお話だったのでこちらに御連絡させて頂いてるのですが… ど、どうでしょうか?」 「そう…ですね… こちら笹かまのお客様窓口なのでギターの事はちょっと…」 いや、マジでその通りだよ 何で笹かま美味いとかこうした方がいいとかって電話窓口にギターの相談持ち込んでんだよって話はど正論でしかない が、さすが日本が誇る阿部蒲鉾店さんは懐が広い 上に相談して折り返してくれるとの事 ( ФωФ )良かった…タダの気狂いだと思われて門前払いにならずに済んだようだ んでそこからは長いので色々端折りますが 結構な重役の方からお電話を頂きまして かなり前向きな感じでお話をして頂いたんですね その時に言われた印象的な一言 「ちなみに…あのギターのどこが良くて買って頂いたんですか??」 凄い事言うなこの人( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) まぁ即座に出ましたけど 「音が最高なんです」 「あーそうなんですかぁ!それは有難う御座います!」 と、お気に召すポイントだったらしい そこからが少し厄介な話でして どうやら笹かまのロゴを使いたい問題の権利について分類がある様で 阿部蒲鉾店 と言うロゴを使うには阿部蒲鉾店さんのアベカマ連盟みたいな所の理事長様に許可がいる様で 笹かま と言う名称、及びデザインを使う為には笹かま協会とか言う別の組合に許可を取る必要がある様 <●><●>なんだそれは… 社会組織の複雑さに舌を巻くばかり 「どんなデザインをお考えですか?」と聞かれたのですがまだ見切り発射の企画なので何も考えてないんですよね…( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ゴメンナサイ ただやはり日本が誇る大企業は懐が広い どちらにも許可申請出してみる と言う御対応を頂けました その後数日して 阿部蒲鉾店さんに重役の方から再度ご連絡を頂きましてどちらとも許可が降りた事を報告して頂きました 「あの…権利使用料とかはおいくら位でしょうか…?」 と今更恐る恐る聞いてみると 「いえ、笹かまを皆様に知って頂ける機会を作って下さるお話ですので無料で是非お願いしたいとの事です」 ( ФωФ )なんて会社なんだ… そりゃ大企業として君臨してる訳だよ ちなみに阿部蒲鉾店さんの理事長はハードロック大好きみたいですね 重役の方に「どんなジャンルの音楽をされるんですか?」って謎の質問をされた時は 「えと…バンドに関しましてはハードな音楽をやっておりまして…ただ、阿部蒲鉾店様の名前を地に堕とす様な音楽では決してないので…はい…」 みたいな感じだったんですが 結果的にそこが功を奏した感じですね 理事長様にも是非LIVEに来て頂きたいものです さて、そこからロゴや権利問題はクリアしたのでデザインなのですが 僕が代表を務める音楽スクールにデザインに強い生徒がいたのでMIXタダでやってやるからデザインやってくれと言う音楽学校らしいトレードオフでデザインを制作 その後がかなり面倒でして ギターストラップってオリジナル制作をしてくれる所は結構あるんですが 大概が革製品とかでシンプルなもので そして高いんですよね( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 言うなればデザインしたのをそのまんまストラップにして欲しいって言ってやってくれる所はないです 大手、個人関わらず楽器屋さんとかにもやってくれないか聞いて回りましたが昔は簡単な物ならオーダー出来たけど今は単価が高い革製品のオリジナルを業者に頼めば何とか受けてくれるかも?位の話らしい まぁそりゃそうか 割に合わないもんな 皮のオリジナルとかもデザインした物とかは反映されない、いわゆるこの中から選んで組み合わせて作るセミオーダーみたいなのが関の山 困ったなぁ… んで探してると面白い業者さん発見 何と、ストラップの布を用意してくれたらそれでストラップ作りまっせ って言う業者さん コレだ<●><●> となると次は布の用意ですね コレがまた本当に厄介で 思った以上に布の印刷って高いんですよね しかも布の名前とかネットで見ても全くピンと来ないのでどの布がストラップに適してるのかもわからない しかも布によっては絵柄がボケたり、逆に鮮明過ぎてプリントしましたー!みたいな感じが出たりするので怖くて決められない そんな訳で原宿に激安の布プリントの業者の店があるみたいで実際に布を触らせて貰ってから決める事に まぁただこの店 ネットの口コミが そんな事あるか? って位ボロッカス叩かれてて凄く不安でしたね 内容見ても 店員がそんな人外みたいな事してくるの? って感じのレビューが山程あって業者に妨害されてんのかな?って勘繰るレベル 結論ですが 正に書かれてた通り 凄まじかった 僕も歳が5歳若かったら店で暴れてたかも知れないって位酷い接客でしたね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 店に入っていらっしゃいませすら言われない 基本的に店員の女性が 「知らんがな」って副音声で聞こえてくる様なやる気ない対応 デフォルトが 話しかけんといて な感じ うん、全部そのままでしたね しかもそれで格安かと思いきや客が裁断から印刷までセルフでやらなきゃいけない店 もうそれ安いって言わないよな( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )笑 多分経験者には有り難いのかも知れないけど裁縫関係とか全く知らない人からすると地獄 まぁそんな感じ黙って店を出て別の店に頼む事にしました 一応そのさっきの店で怒りを抑えながら布の説明と概要だけは把握して来たからどの布にするかは当たりが付いてたんです そんな感じ布が届いて、ストラップの業者さんに布を送って待つ事5日程 <●><●>完成した… うーむ…素晴らしい出来だ ちなみに布で確か3500円 ストラップ制作に4000円とか 7000円ちょい位で出来ましたね 安い 付けてみましたが もうコレしか考えられないと言ったフィット感 海原雄山が言ってましたもんね オーストラリアの牛肉にはオーストラリアのワイン以上に合う物は無い その統一感以上に本物足らしめる要素などないのだ と 正に 笹かまギターに阿部蒲鉾店ストラップ これ以上ないでしょう そんな苦労の末に出来上がった笹かまセットです 余りにも完璧な出来だったのでいつもアー写撮って貰ってるプロのカメラマンに笹かまギターのアー写撮ってもらったくらいです 余談ですがどうやらこの笹かまギターの前にも狂気の御当地ギターが栃木の山野楽器から出てたみたいで 餃子ギターって奴みたいです なんか全く話題にも上ってなくて存在すら知らなかったのですが40万位の餃子型のギターみたいですね ただ、こう言ったら何ですが メチャクチャ適当に作られた感は否めない…笑 もう少し造形何とかならなかったのだろうか 勿論笹かまギターは80万だから倍のクオリティは注ぎ込まれてるとは思うんですが、それにしても適当に作っちゃったから話題にならなかったのかな…と推察してみたり オーナーさんはいるみたいです 多分僕と違って心から餃子を愛してる方だと思われます 更には今年も大阪の山野楽器がたこ焼きギターと言う歴代トップと言われる程に狂気の御当地ギターを生み出しましたね たこ焼き機のボディでまさかのピエゾのピックアップ搭載の世界中見ても類を見ない形状のギターです 女性シンガーソングライターの方がデモンストレーションで苦笑いしながら弾き語りやってましたが お前そんな音なのかよ…笑 って位エレキとかけ離れたサウンドでしたね まぁそりゃピエゾだしな ちなみに笹かまギターが買われた事で流石に懲りたのか、たこ焼きギターは最初から非売品扱いらしいです いつか狂気の御当地ギターに選ばれし変人達でバンド組みたいもんですね
ギター ESP 83万青森さん
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Fender Telecaster
Fender Telecasterになります これもまんまですね 遂に僕もテレキャスターを手に入れる日が来たかぁ… と言うテレキャスを得て何かを失った感覚を味わった一本でしたね コレは数年前にヨルシカやらYOASOBIが全盛の時に似た様なのやって流行らせようぜ って言う話が来てとある女性シンガーと組んで曲やってた時にその女性シンガーから貰った一本でした 全く使わないで部屋のインテリアと化してて弦もサビの塊となっててネックとかもエラい事になってたのを見かねた時に「コレ、勿体無いから直そうぜ…」って相談してESPに僕が持ち込んで直したものをそのまま譲って貰った感じですね 結構古いテレキャスみたいでまさかのVシェイプ 最高に嫌いなシェイプでしたがテレキャスだと逆にグリッププレイしかしないから段々慣れて今では気になりませんね Fender JAPANのテレキャスなので絶品って程の出音ではないですが、テレキャスってこんな音!って言うのは完璧に出せる品質ではあるので重宝してます 恐らくアッシュボディで普通にメイプルネックの王道セッティングなので間違いない音です 意図せずにテレキャスを手に入れましたが やっぱテレキャスはテレキャスの唯一無二の音だなって思い知りましたね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 ストラトで代用して似た音作ってやってましたけど超えられない壁はありますね 何と言うか 弾いてて楽しいですね笑 実はカッティング大好きなのでテレキャス買ってからはカッティング祭りでしたね とにかく曲に意味もなくカッティング入れたりした時期もあって仕事に多大な弊害が生まれました 個人的にはテレキャスはshurのアンプのクランチで弾くと最高なんですよね
ギター Fender 知人青森さん
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Fender Stratocaster
こちらFender Stratocasterです まんまですね コレはただの貰い物なんですが、結構面白い仕様のストラトになってまして まずコイツFender JAPANなんですが面白い事にFender USAのテキサススペシャルが載ってるんです だから最初に弾いてみた時に 「えっ?フェンジャパってこんなマジなストラトの音すんの?」って結構驚きましたね ジャキジャキの標本みたいな音なんですが ハイフレットの4.5弦で単音のフレーズなんて弾くとものっすごい気持ちいTHE Fender って感じの枯れた鈴鳴りが出て来ます 正直最近の訳わかんない値段だけご大層なFender USA何かより遥かに音が良いですね Fenderサウンドに関してはもうコイツいれば暫く他のは買わなくて良さそうって思ってます 僕は別にFenderに一家言ある程Fenderに拘りとか執着は無いんですがFenderファンによればラージヘッドのフェンジャパは結構人気あるみたいですね うーん( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )俺はどうでも良い 音が良くなかったら見栄えなんて虚無に等しいと考える僕は音が良ければ割と何でもOKです それとコイツ最近判明したのですが 真ん中のトーンノブ引っ張るとスペシャルトーンに変化する事が分かりました リアセンターのハム リアフロントのハム センターフロントのハム と言う3種類のスペシャルトーンに切り替わる事でテキスペのパワーと抜けの弱さをカバーしたサウンドを作れる様になってるみたいですね 流石前の持ち主がスタミュのギタリストだっただけある 色々いじられてますね 貰ってから5年間全く気付かなかった…笑 落ち着いたバラードとかやる時ホント重宝します
ギター Fender 知人青森さん
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ZODIACWORKS ZPG オーダー品
ZODIACWORKS ZPGオーダーモデルです こいつは…ね 問題児です 6年程前に手に入れたんですが 実はコイツの事も僕はあまりよく知らないんですよね笑 僕は布袋寅泰さんをギタースタイルから作曲方面までリスペクトしてるクチなんですが、その関係でZODIACのギター欲しいなぁ…って結構昔から思ってました まぁコレ普通に譲って貰った物なんですが まず通常ではお目にかかれないボディトップですね 何柄って言うんだ? と言うか PRSもシェクターもそうだけど何で俺のギターってこうゆう絶妙に面構えが悪どい奴が集まるんだろうか 無意識に引き寄せてるのかな そうゆう意味で特に激烈に思い入れがある程のエピソードはないんですが、ZODIACのギターってかなり珍しいですよね こいつもnavigatorにちょっと立ち位置若干近い気がするんですが ZODIACって何が凄いの?って聞かれると 何だろう…?笑 って感じ と言うのも 僕はこの自分のzodiacのレスポール以外のzodiacのギターを弾いた事ないんですよね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 だからZODIACの特徴すらも掴めてません ほぼ完全受注生産で売ってるかなり謎に包まれたメーカーですからね さてこいつのスペックの方なんですが ボディはホンジュラスマホガニー ネックもホンジュラスマホガニー 指板はエボニーですね うーん 木材は相当な贅沢仕様だ て言うか凄いなゾディアック 確かオーダー時の値段は70近く行ったって聞きました ESP並のオーダー価格だな… さて、譲って貰った時から思ってましたが とにかくコイツの音の特徴は シャープでゴツい 何だろうな…Gibsonのレスカスに雰囲気似てる音なんですけどレスカス程ガッツリ歪まない 見た目と音があんま噛み合ってないんですよね カッティングとかブルースみたいなのとかやると凜とした歯切れの良さと甘さが丁度良かったり もう一言で言うなら 音の立ち上がりの早さが半端じゃない まず間違いなくエボニーのせいですね 全てここに集約してます その代わりガツンと歪まない んー けしからんな お前この見た目で歪まないのは良くないよ って事でリアのピックアップをオリジナルのハムから当時ダンカンから出てたラインナップで最強に出力が高いナズグルと言うモデルに載せ替えました ( ФωФ )…… あんま言う程変わんねぇ EMG位わかりやすく歪むかと思ったけど意外とそうでもないんですね 結構高かったんだけどなナズグル ほんで後はキルスイッチが付いてますね 当時は何だコレーって遊んでましたが マジで使い所が今でもわかりませんね ボディ背面には僕の知り合いの激烈可愛いトップAV女優のまなてぃによるメッセージサインがデカデカと描かれてます 頑張って武道館行きます 多分こいつは使わないと思うけど 使い所としては歪みのパワーはガッツリ感じるけど音粒やコード感は残したいって言う絶妙なポイントの曲にたまに使ったりしますね ミッドの出方がかなり独特なのでちょっとそこはMIX時のEQで調整が必要で面倒 音作りの段階では何やってもどうにもならないんですよね、コイツのミドルは 困った奴です
ギター zodiac works 70万程度青森さん
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Schecter レスポール USAカスタム
こちら、Schecterのレスポールモデルです んー… 多分1番長く連れ添った奴なんじゃないすかね 他のルームでも散々書いてますが、僕がレスポール一筋を貫いてた時の例の一本です笑 当時専門学生の時は兄者に借りてたb.cリッチの変な形の奴とグレッグベネットとか言う訳わかんないレスポールもどきみたいなギターしかなくてですね 自己所有のギターは一本もなかったんです 貧乏学生は10万位のギターなんておいそれと買えないもんなんですよ…( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 僕ボーカル専攻でしたし そんな専門の2年目にアメリカに留学出来る制度がありまして、うっかりアメリカに飛んだんです その時に話を聞いてたんですよ アメリカはギターが恐ろしい程安く買える と そんな夢の様な話がホントにあるのか? アメリカのハリウッドにいたんですが ギターセンターと言うアメリカ最大のギター屋に行ってみたんですけど いや、凄かった ギターの壁が圧巻でしたね ギターで壁って作れんだなってシンプルに感動しました さて例の安いかどうかですが 結論から言うと メチャ安かったすね Gibsonとか確かスタンダードでも9万位でしたし Fenderとか5万しなかったんじゃないかな 正直そんなに正確な値段はおぼえてません 何故なら 興味が無かったから( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )⭐︎ 僕はむしろどれだけ歪むかの勝負の若さ迸る時代なのでメタルっぽいの探してたんです笑 そこで面白いの見つけまして シェクターのレスポールタイプだったんです しかも黒でEMG コレは…歪みそう笑 ほんで通訳で同行してた引率のスタッフが実は元々シェクタージャパンの人で聞いてみたんですよ 「コレって初めて見るんですけど良い奴なんですか?」 「へぇ!コレまだ日本に入って来てない最新の奴じゃん!」 「へー、そうなんですが 珍しいんですね」 「コレいくらなの?」 「389ドルって書いてありますね」 「安いッッッッッッッッ!!!!!!」 ビリビリビリビリビリビリ と店内にこだまする程の爆音でリアクション取った石井さんの勇姿は今でも忘れない 店内に響く程の安さか それはお買い得そうだな て訳で、ロクにしそうもしないで買いましたね笑 スタッフの方曰く、ダイヤモンドシリーズって言う今では量産物のミドルクラスの機種として売られてるシリーズなんですが当時のこいつはUSAカスタムと言う扱いで相当良い感じの材を使った少し特別なセレモニーモデルだったみたいですね だからコイツ日本に持って来た時にリペアで日本のパーツの規格全く合わなくてだいぶ苦労しました 日本円だと4万前後ってとこですかね 今のインドだかで作られてる同じタイプの機種ですら14万位で売られてるのを考えると推定20万前後位の機種かと思われます 実は1番長い事連れ添ってる割に 何も知らないんですよコイツの事笑 正式には何て言う機種なのか?とか、材が何で出来てるのか?とか 分かるのはEMG積んでるローズ指板のレスポールって事だけ笑 まぁ十代なんてそんなもんじゃないですか( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) でも今じっくり見ると こいつ、トップのフレイムが中々凄いんですよ 勿論これ突板とかじゃないですからね 日本のダイヤモンドシリーズでこんな虎目の入った同じ機種見た事ないですよ マジで今更気付いたですけど 何やかんや作曲家の仕事始めて4年くらいコイツ一本で凌げてた所見ると結構優秀な個体だった気もします 裏側には当時の若さが現れてますが 春日亭のステッカーとAppleとNIのmachineのステッカーが貼られてますね 正に作曲のプラグインを大量に買い込んで春日亭の油そばで飢えを凌いでた時期ですので僕の歴史を物語ってます 死ぬ迄手元にあるんだろうなぁ 売っても二足三文だろうし( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )笑 ギタースタンドすら持ってない時代に考えられない程雑に扱って来たのに未だにメンテ出さなくても普通に使えるのが不思議なんすよねぇ
ギター SCHECTER 389ドル青森さん
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navigator N-LP STD/Cherry sunburst
こちらnavigatorのレスポールタイプ N-LP STDになります いやぁ、実はコイツ手に入れたのは最近でして 1番の新顔なんですよ( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) コレを語る上で今回は色んな話が入って来ますが頑張ってついて来てください笑 少し僕の歴史の話になりますが snapperのルームでもお話した通り、僕は元々レスポール一筋で通って来て作曲家でもやらない限り死ぬ迄レスポールユーザーだったんじゃないかな?って思う程にダブルカッタウェイタイプのギターを目の敵にして生きてました笑 ところが、その癖 Gibsonに全く憧れも固執もなかったんです それもsnapperの時にお話した様に専門学校の時に友達に借りたGibsonのレスポールが余りにも音が嫌いで思ってたんと全然違ったんですよ しかもネックがバカ太くて弾けたものではない笑 勿論当時は歪めば歪む程最高位のギターキッズだったのもあるし個体差ってのもあるので今では別に昔程毛嫌いはしていません そう 毛嫌いはしてないけど色んな事実は知ったのです( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) さて、ここで僕のまた違った話になりますが 僕はESPのsnapperを買ってちゃんと仕事用のギターをストックする生態系にシフトチェンジしたのですが、そこからはギターに関しては打って変わってトコトンまで勉強していこうと考えました その過程でやはりレスポールの天敵と言えるFenderのストラトやテレキャス辺りも通る訳です うん、まぁ正味別にシングルの音はFenderじゃなきゃダメみたいな拘りも無いしハッキリ言ってリスナーはそんなのどうでも良いとこだとは思うんです (既にこの頃は脳が商業脳にシフトしてます) ただやはりFenderって伊達に生き残ってない訳で、Fenderじゃないと何かダメな部分って少なからずやっぱるあるんですよ 味付けの部分ですね 僕はそうゆうのを説得力って呼んでます ほんで昔では信じ難い事にFenderの勉強やら何やらしっかりしてシングルの音を追究して行く時期が始まります そこでです 遂に足を突っ込んではいけない部分に足を突っ込む事になってしまうんですが… そう ヴィンテージギター と言う世界 個人的にヴィンテージギターってのは僕の当時のイメージで一言で言うと 懐古好きな金持ちの道楽 コレに尽きます 現代が音楽がドンドンデジタルになって行く中 時代に逆行した古臭い音に云百万、云千万円 まぁ 僕には死ぬ迄興味持たなそうだな と言う感じでした そりゃそうです 最高のブルースやクラシックロックをやりたいならいの1番に欲しいってのは分かりますが 最近のポピュラー音楽にそんなの逆に邪魔にしかなんねぇだろって思うのは必然と言えます が、勿論 そんなのただのイメージだけ 何も知らないで「ヴィンテージ」ってワード聞いたら想像する勝手な偏見でしか物を語ってない時期です 何故、ヴィンテージという物に興味を持ったか? それはFenderを勉強している上で大概持ち上げられてて高額なモデルはヴィンテージサウンドを追究した物だったからです カスタムショップもそうですし レギュラーラインも大概57年だの62年だのと何故かイチイチ昔の使用を未練がましく引きずって作ってる傾向があったんです で、しかも大概プロの一線級のスタジオミュージシャンなんかも現行の新しいFenderを使用してる人はまぁ殆ど聞かないんですよね 何がそんなに昔の物に引き寄せられるのか? 何故現行の新しい物が昔の物を超えられないのか? その辺り調べてったらヴィンテージギターを勉強するキッカケにぶつかった訳です そこで、その途中 ヴィンテージギターで最も価値が跳ね上がってるのがGibsonのレスポールだと言う事がわかります 出たよ…Gibsonか… どうせモコモコして鼻詰まった様な半端な歪みが極太ネックで弾かされて終わりなんだろ??位のイメージは未だ変わらない が、東京の某所にGibsonの専門店があるんです そこでもうGibsonって何が良いの?ってのを全部勉強してみようと思ったんですよね まぁちょっと事情があって店名は出せませんが そちらのお店に到着して真っ先に言いました 「Gibsonと言うギターの全てを一から教えて下さい」 もう清々しい程に何も知らないって事を前提として伝えましたね 下手にかじった知識で知ったかぶりながら聞いても意味がないので そこで店長さん 何とマジでGibsonの創設からの歴史を語ってくれましてね 3時間近く…( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ )笑 そこで分かった事は山程ありましたが 物凄く重要な事をザックリまとめると ・Gibsonは57年から60年までのレスポールが最強レベルの傑作で本当のレスポールはこの年代の奴ら ・レスポールは60年辺りから製造をやめててその後80年辺りから生産を再開したが質は酷くなるばかり ・本当の意味でレスポールの音が欲しいなら現行のスタンダードモデルは多分買っても仕方ない ・カスタムショップ製のヒストリックコレクションが今ヴィンテージサウンドを1番よく体感できる機種 と言う事 へぇー… って感じでだいぶ思ってたのと違いましたね 1番の盲点は57年から60年の個体が最上と言う事実 何で今それ作れないの?って所 まぁ色々事情はあるみたいですよ 昔みたいに木材バカバカ使えないとか法律で今は禁止されてる接着剤使ってるとか当時の職人のレベルが凄過ぎたとか まぁ歴史を長々とただ語られただけではなく、ちゃんと色んなレスポールを試奏させて貰いました この店のこのフロアは見事に殆どヒスコレしか置いてないんですが まず見た目が凄く好きな(むしろ色)レモンドロップのヒスコレを弾かせて貰いました トムマーフィーが作ったヘビーレリックの120万位の奴でしたね <●><●>………何だコレ もうその一言でしたね 音出した時の感想 昔弾いたGibsonが自由研究で作られてたんじゃないか?って程の格の違いがありました エフェクターとか使うのがバカバカしくなる程の完成された音って言うんですかね? とにかくもうAメジャー1発で小一時間ずっと弾いてられそうな気持ち良い歪みがします 何なんだコレ? この当時は倍音にフォーカスして楽器の音聴いてた時期だったので尚更そう感じましたが 倍音のレンジが凄まじく広い だから塊で飛んで来る様なチープな音じゃなくて空間を制圧する様な変なオーラを飛ばしてる様な感じの出音でした コレは…Gibsonスゲェってなる 僕のトラウマが覆った瞬間でしたね なんか段々レリックもカッコよくて見えてくる 今までは折角綺麗なギターをズタボロにするとか正気失って酔っ払ってんなコイツら位の見え方でしたが 不思議だ…カッコ良く見えて来た 歴戦感って言うのかね ほんでトータル10本位弾いたんすかね? 色んなヒスコレ 70万位の価格帯から120万位の間の奴殆ど弾かせてもらったと思います 面白いのがね ヒスコレで90万位の物でも全く話にならない個体も何本かあったんですよ お前なんか紛れ込んでね?って位明らかに格が違う音の子達がね もっと面白いのが、そいつらの大半が トップの杢目が派手な奴らだったんです 「買うなら絶対コレ!」って思って手を伸ばしたレスポールは色んな楽器屋の店員に写真見せても 「コレは気持ち悪いレベルだね…」って言われる程恐ろしいフレイムが入った90年製のヒスコレ 未だにあんなエグすぎる虎目はお目に掛かってませんが アイツが1番音悪かった笑 店長さんも「コレは音はオススメしないよ」と予め言ってくる位でしたからね トップが地味な物ほどハードメイプルで良い音説ってのは結構論争産んでますが実は僕はあんまり関係ないと思ってるんですよね その真意って多分派手な物は高いじゃないですか? 5Aクラスのメイプルトップはそれだけで値段が20万上がるなんて言われてますし その派手代からすると値段が釣り合った音じゃないんじゃない?って人の意見から捻くれてこうゆう論争が始まったんじゃないかと思ってます まぁそんでレリックにも話が飛びますが 当然店長さんに聞きました 「なんか…気のせいなのかわからないですが、レリックがボロボロな奴程音が良く感じるのは何でなんですかね?」 と そう、不思議な事にレリックがハードな物ほど音の広がりや輪郭が物凄く良いんですよね そこで店長さんの回答は 「わかんないんだよねぇ…でもレリックがキツい物程音が良いって言われてるのは多いよ」 まぁ塗装が剥げて木材に馴染んでるとかウェザーチェックが全体に入る程材に染み込んでるから鳴るとか色々推論はあるみたいですが確実な要因の根拠はあんま分かってないみたいです で です そこで余りにも僕が真剣に勉強してるのが伝わってのか何だかわかりませんが とある奇跡がやって来ます 「コレでなんちゃってヴィンテージな訳じゃないですか?本当の50年後半のレスポールとかどんなレベルの音なんですかねぇ?」 なんて話してたら 「んー…んじゃ内緒にしてね?」 「ん?」 と、店長さんが店の奥から持って来たのは 「コレ、58年の奴なんだけどさ」 「ヒスコレですか?」 「いや、本物の58年」 <●><●>えっ… どうやら普段店の真ん中にとんでもないセキュリティのガラスケースで展示してるASK表記の58年レスポールをたまたま今メンテナンスで外に出してたらしく どうやら 弾かせて貰えるらしい ちなみに通常は触るのも無理だし写真すら撮ったらダメらしいですね そんな事ある?マジ? 世界に1000本位しか現存してないんでしょ?バーストって? て訳で渡されるんですが 「ちなみに…コレいくらするんですか?」 「5800万だね」 (◞≼⓪≽◟⋌⋚⋛⋋◞≼⓪≽)……アガガガガ 結構良い一軒家買えるじゃねぇか そんなの膝に乗せてるとか怖い以外の何者でもないんだけどここで半分錯乱状態で弾いたら折角のチャンスをドブに捨てる事になる 何とか音に集中しよう そんな訳でMarshallのjvmに繋いで ジャーン 何だコレは…… 正直 引く 最初に弾いて脱糞物だった120万のヒスコレすらもニセモノギターに感じる程の謎の超えられない壁 勿論その話すると必ず聞かれます 「何が違ったの?」と 僕は結構クリエイター脳なので語彙力と言うか表現する事に関して割と能力が高いと自負してますが 明確な表現はちょっと難しい ただその上で頑張って表現するならば 音に色が見えましたね 曲って共感覚ある人は結構色が見える人多いです 勿論それはサウンドバランスや目立つ音色、ボーカルさんの歌い方、色んな要因で不思議と色付いて聴こえる現象なんですが ギターの音単体で色が見えるなんて文字通り聴いた事ないんですよ 見えたのは白を纏った赤 さっきヒスコレを弾いた時に塊ではなく空間を制圧する様なオーラを飛ばしてる様な出音と表現しました コレは何て言うんだろう… わからないですが、何か出会った事ない神々しい謎の赤オーラをシャープにウェットに飛ばしてる様な そんな訳の分からない印象を受けました すいませんね、マジ何言ってんの?ってなる方が大半だと思いますがそれ程未体験の音だったんです ただコレだけは言えます ヴィンテージサウンドであればある程 既存のイメージの『太い音』って物からかけ離れて行く物なんだな と 今までの太い音って何か ただミッドレンジが強く出てただけの音なんすよ コイツは色んな訳わかんない倍音が集約して結果細く聴こえない って感じなんです しかし何なんだ? 現行のレスポールより圧倒的にパワー強いんだが 今までのは表面が強いって感じで 58のは根っこから全部強いみたいな感じなんです 誰だヴィンテージは枯れた音とか言った奴 枯れてるどころか超ハイパワーなんだが Fenderとかは枯れてんのかな? わかんないけど 何にせよ恐ろしい体験でしたね いや、わかりませんよ? 膝に家みたいな価値の物乗っけてたから脳がどうあっても強制的に凄い物として判断させようと動いた可能性もなくはないですから 一応絶対そう言う耳で聴かないようにって思いながら弾きましたが数千万は膝に乗せた事ないからそこは何ともです でもその後自分の耳をチェックする為にブラインドテストしてヒスコレ5本弾き比べて全部機体を当てる事が出来たので耳がおかしくはなかったとは思います 一応MIXエンジニアもやってるので違いが分からない程耳はバカではない筈ですから 最後に店長さんが言った一言 「だからと言ってヴィンテージサウンドじゃなきゃダメって考えは良くなくて、どれも個性があるしヴィンテージが最上ではなく自分の気に入った音が出るギターを買う事が大事なんだと思うよ」 って一言にこの店長さんのGibson愛が詰まってました 値段が高い物を無条件に崇めるのではなく気に入った物がその人の本当に好きなギターであると言う事です いやぁホント勉強させて頂きました 有難う御座います さて 皆様大変申し訳御座いませんでした ようやくnavigatorの話に戻れます( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 そのGibsonのヴィンテージ経験があってからどうなったかと言うと 今度はジャパンメイドのハイエンドなメーカーのギターに一切の興味が無くなってしまったんですね 何弾いても感情がない若者と話してるみたいな感覚 超お利口だけど可愛がり甲斐がないみたいな もう充分病気にかかってましたね 完全に手遅れです ESP程の有能性があればまた違うんだけど どれも何か 普通に優秀 って感じなのよね…笑 勿論新品の若い個体だからってのはわかるんだけど そうゆうのもあってあんまりギターを買わなくなった時期があったんですよ(色々所有してた頃でしたし) そっから最近GibsonとかFenderが頭おかしい位値上げ始まったじゃないですか? Gibsonなんて中古市場はもう新品と変わらねぇじゃねぇかよみたいな値段のボロい中古沢山出てますよね ほんでそのキッカケで 「ヒスコレ…買うなら今かな…」 って言う悪い心が芽生え始めましてね 多分ドンドン値上がりしてって手に負えなくなると思うんですよ なら今のうちに買って最悪後で値上がりし切った時に売り飛ばせばいんじゃない?位の考えです ただ ただ、です あの時の経験がよぎります そう、90万クラスのヒスコレですらハズレ引いた時は目も当てられない位の酷い個体に当たると言う事 いや、わかりませんけどね 売るって事は気に入ってないって事じゃないですか? て事は音良くない個体なんじゃないの?って思わされてしまう訳ですよ それがあってちょっと…ね 中々手を出しにくい かと言ってスタンダードなんてマジで金が勿体ない位の話じゃないですか? ドンドン質が落ちてるって言われるレスポールスタンダードなんて買った所で何の意味がって話にもなります 何回か楽器屋でスタンダード弾いた事ありましたが うん…全くもって別物の楽器だなとは思いました そうやってメルカリ眺めたり、某ライブでゴールドトップの73年製だかのヴィンテージレスポールで激烈に良い音で弾いてる人のDVD見て欲しくてたまらなくなったりと 段々精神が保たなくなってきました かと言って えいっ と思い切れるほどの個体が出てる訳でもないので困った物です そこである事を思い出したんです そう ESPのnavigatorってあったな と 実は昔、専門時代にnavigatorのレスポールを弾いた事があったんですよね 楽器屋で コンボタイプの小さいMarshallだったんですが その環境ですら脳がスパークする程良い音だった記憶があるんです 音の良し悪しもよく分からないレベルの当時ですら感動する程の気持ち良い音でしたね 勿論navigatorってバカ高いので当時の貧乏学生には考慮にすら値しない話で終わりましたが ESPユーザーになってからESPの信頼度はかなりの物となってるのでね タダでさえ本数が出回らずに球数が幻レベルとなってるnavigatorを何とか探して試奏させて貰いに行ったんです ( ФωФωФωФ )うっわァァァァァ スゲェ 改めてコイツヤバいな この感覚 どっかで味わった気が… と思った時に思い出したのが まさかの58年バーストを弾いたあの日の事 勿論58バーストと同じ音なんてバカげた事は言いませんが、世の中のGibson愛好者に全てを敵に回すような事言いますけど ヒスコレより58に近いと思いました( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 マジで 何か深みとかそうゆうとこじゃないんです 出音の傾向と根っこから強いパワー感とか、レンジの広さ、ジャキっとしてるけどウェットな所とか そうゆうのがヒスコレよりもこっちの方が近いんです 別に58に近いかどうかはこの際別にどうでもよくて 58を弾いた時の気持ち良さはnavigatorの方が近かったってだけなんです 何なんでしょうね 今までは仕事の為に必要な音を揃えた竿物を買ってましたが 苦節12年 ようやく本当に好みの音のギターと出会ったと言う感覚はありました(買える範疇で) まぁただね ネック太ぇ…笑 そこは仕方ないのかなら で、こっからよく出て来る論争 Gibson買うのかnavigator買うのか問題 よくネットで別れてるのが ヒスコレと大差ない値段でわざわざnavigatorを買う理由がわからない派 半端なヒスコレは勿論、出来の悪いGibsonレスポールなんて買うよりnavigator買った方がどう考えても良いわ派 うん なるほど 確かにどっちの気持ちもわかる だってnavigatorって57万もするし…笑 ヒスコレって50万代からあるしな だが 僕はどう考えてもnavigatorですね 理由は至ってシンプルです 僕自身が好きなのはGibsonじゃなくて レスポールなんですよ笑 お前58弾いて感動してたのはウソだったのか! って言われそうですが 違うんです 確かに120万クラスのマーフィーラボやマジもんの58が手に入るなら勿論そっちが良いです でもね 7.80万クラスのヒスコレ弾いた時に案外思いました (意外とこんなもんか)と 勿論7.80万クラスのヒスコレも良い音するのは沢山ありましたけど 正直なところ それだったらnavigatorの方が良い音する って個人的に思ったんですよね わかりませんよ? Gibsonらしさ! みたいな僕が見てない所にフォーカスしてる人はどうあろうとヒスコレに行きたくなるのかも知れませんが でも先ほど言ったように 僕はGibsonが好きな訳じゃなくて レスポールが好きなんです( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) どっちが上とかじゃなく 僕はnavigatorのレスポールが好みだっただけです これでnavigatorが100万位するなら問答無用でヒスコレ行くと思いますけどね笑 もう一つnavigatorを推す理由は ESPが作るギターは個体差が殆どないって事です 流石の世界に誇るジャパンメイド マジでそこは恐怖感じるレベルです どれ弾いても殆どサウンドクオリティ変わらないんですよね 面白味がないって見方もありますけど中古探すならこんなに有難い事はないです 何かnavigatorって実際欲しいって思う迄大してちゃんと調べた事なかったんですが、面白い立ち位置みたいですね navigator買うならヒスコレ! ヘッドロゴがダサいからやっぱGibson! 正直使ってる人いないからやっぱGibson! ESPって高いだけだから買わない! みたいな層がメチャ多いらしく 更に輪をかけてnavigator自体の生産本数がメチャ少ないのもあって殆ど普及してない状態みたいです ( ФωФ )まぁ分からんでもない 個人的には昔高校生の頃ハイスタちょこっと齧ってて横山健がnavigator使ってるの見て憧れてた時期は少しだけありましてね ホントに一回だけ地元の田舎のライブハウスの売れてるコピバンの兄ちゃんが使ってるの見た事あります 確かレスポールカスタムの黒いのだったな あれ以来navigator使いに出くわした事ないです笑 東京来てから1000回くらい色んなバンドでライブ出ましたけどマジで見た事ないですね まぁ故に中古も中々出て来ないんですよ あっても30万半ばとかだし、しかも横山健のシグネチャーのハニーケンかもしくは80年代のnavigatorとかばっかりなんですよね 後は稀にクソボロのリペア前提の酷い状態のが20万前後で流れてたりとかですね ちなみに80年代頃のnavigatorはそもそもESPの工場で作ってないのと大して力入れられてない時期の機体なので今のnavigatorの質とは全然違います 結構勘違いしてる人多いのよね 僕も大概何かの事は徹底して調べるタチなんですが navigatorは2010年代より前迄グレードがありました NLPの後に数字が付きます 120 150 280 380 480 580 と言ったらラインナップ コレ実は値段を表してるんですね 横山健が全盛期とかの頃は380がレギュラーラインのフラッグシップモデルだったらしいです ちなみにハニーケンも380みたいです 480と580は特別なオーダー仕様でトップがエグめのフレイムとかそうゆうので高かったみたい んで2010年代を境にナビレスはN-lp STDという名前に統一されるんですが今の値段相場で言うとSTDは480モデルに該当する物がレギュラーラインみたいです ちなみに120だか150は80年代位の物らしくて12万前後の物だったらしいです それを17.8万で中古で売るのも面白い話ですね さて、そうなると困った物ですが 実は僕は全国どこに行こうと必ずハードオフを覗きに行くハードオフマニアです 北海道から香川県までのハードオフは殆ど回っててどこのハードオフが楽器の掘り出し物が多いとか楽器に強いとか大概頭に入ってる変態だったりします そんな訳でハードオフのネットサイトでnavigatorの中古を探すと割と全国にチョロっと入ってますね それでも5本とかですが ただ殆どが80年代のやつか前述した(何したらこんなボロボロになんの?)って言うズタボロ品 もしくは超綺麗な30万後半位の現行モデル うーん… と思ったら何と茨城のハードオフに23万位のnavigatorあるじゃない! NLP-380ってのが気になる所だけどランクB商品みたいだしちょっと見に行ってみよー って事でハードオフへ まぁ行って現物見てみたんですが コレがまぁ酷いのなんの 業者でメンテナンス済み!みたいなの書いてあったんですがハイフレ全部音詰まり ジャックもガリ塗れでフレットはどんだけ放置されてたんだよって位腐食が始まってる 緑のカビみたいなの繁殖してたし んで流石に店員に 「コレ、メンテナンス出したとか冗談すよね?」 と聞くと 「コレ…恐らく2.3年前にメンテナンス出して以降ずっとそのままのギターなのでその間に状態が悪くなっちゃったのかも知れませんね…」 との事 いや、それでメンテナンス済みは流石に詐欺である とは言え現状1番現行に近くて安いナビレス ちょっと交渉してみる事に 「コレ、完全にジャンク状態ですしリペアしたらフレット打ち替えやら電装やらネック調整やらフルリペアが必要になるレベルだと思うんですよ 良かったら売れないでこのままにしてフルリペアして金だけ飛ばす位でしたら僕に結構大きく値引きして売ってもらえませんか?リペアは僕がやるんで」 という交渉の結果 明日店長から連絡させるとの事 次の日 店長から連絡が来て 「5000円程度ならお値引きします」 と言うアホ回答が来る メンテナンス済みの値段が23万でジャンク状態までほっといて売るのに5000円引き 事の深刻さが分かってなさそう 何か語気強いし ので、事細かく事情を説明したら21万までなら下げますと言う判断 まぁ勿論ハードオフが会社的にそんなガクッと値引き出来ない事情も分かるけど15万でギリ買うかどうか悩んだ位だから腑には落ちない が、店長も2万の値引きはかなり例外であると気持ちに応えてくれてる雰囲気はあったので購入に少し傾いてはいたのですが 「店でお渡しになります」 ( ФωФ )…いやいや 東京から茨城往復する移動費で値引き分飛ぶだろうが 何を言っているのか 何の為のネットモール掲載なんだよ とゴネると特別に配送してもいいとの事 ただケースがないのでケースは別途買って欲しいと言われる タダでさえnavigatorの醍醐味であるハードケースがなくてこの値段は信じ難いのに ジャンク品21万で売れんだから要らないソフトケースくらい付けてくれたっていいんじゃないの…? 別に送る為のその場凌ぎなんだから 今時段ボールに入れたら梱包したソフトケースで配送なんていくらでも出来る時代なのよ店長 まぁそんな感じで何か 「うちとしては売れても売れなくてもどちらでも構わない」とか「この状態でも買う人はいるし業者の人も買ってったりするから」 みたいな舐めた感じだったので買うのやめました 3年試奏すらされずにほっとかれてる事実はどうやら理解出来ていない見える ( ФωФ )はぁ…無駄足だったなぁ… と、振り出しに戻るが 次の日 まさかの事態発生 そう、埼玉の島村楽器のデジマートに 突如 22万のnavigator NLP STDの中古が出現 しかもハードケース 付き えぇっ…? STDって事は最近の機種だろ? 写真見た感じ全然傷とか無さそうだけど何でこんな安いの? 絶対訳ありだろコレ と、言いつつも今までで最安値 写真を見てもクソボロで20万後半みたいな物でも無さそうなのでダメ元で埼玉の島村楽器へ向かう 現地に付いて現物発見 ( ФωФ )…ウソォ? 綺麗過ぎない…? 新品じゃないの?コレ 怖いんだけど 島村楽器はギターの事あんまり分かってない店員率が凄まじく高いのだが、ここの店員さんもおばさんばかりでギターの事あんまり分かってない様だ 一応聞く 「コレって何でこんな安いんですか…?何か致命的な不具合とかそうゆうのあります?」 と聞くとおばさんは詳しい店長だかに聞きに行ってくれて戻って来るが 「いや…何もないみたいです 状態は非常に良好との事ですけど…」 取り敢えず弾いてみる ジャーン <●><●>…メッチャ良い音 マジで? JVMで弾いてるから良く聴こえるだけとかあるかな? 特別に島村楽器の提携してるスタジオのJCM2000で鳴らさせてもらう事になったのだが ジャーン 「あ、買います これ下さい」 もう瞬殺 Eメジャー1発で決めました 5秒かかってませんね 店員のおばさん 「22万円のギターってそんな簡単に決めちゃえるもんなんですか…??」と若干引いてましたね いや、これ普通におかしいから 何でこんな探さないと傷見つからないレベルのナビレスが22万なんだよ しかもハードケース付きでしょ そして更に驚愕の事実 どうやらコレ2021年製 去年作られたばっかの新古品状態じゃねぇか 買った奴何考えてんだ?弾いたのか?これ 保証書の期限すらまだ残ってるぞ 最後の最後まで店長に 「ホントにコレ何もいわくとか無いですよね?」って聞いてた程の恐怖でしたが 「いや…一応ネットとか見て適正価格を付けたつもりなんですが…」と自分でも何かミスった感はジワジワ出してましたね まぁ会計したからもう後の祭りだけどね(⃙⃘ˊ꒳ˋ⃙) これメルカリで出したら35とかで売れちゃうぞ 転売屋だったら大喜びの掘り出し物だ て訳で そんな波乱の流れから手に入れたのが このnavigatorな訳です いやぁ、ホント御免なさい 短編小説並の前置きになりましたがコイツの経緯だけは細かく残しときたかったんです navigator買いたいけど悩んでる人に是非読んで欲しくって…笑 さて漸くコイツのスペックですが 僕が半端なヒスコレよりコイツを評価してる理由に使われてる木材が大きく関わってきます navigatorのレスポールってね ボディからネック、指板まで厳選されたホンジュラスマホガニーなんですよ( ⌒⃘ཽ⃜ ◞ළ̆◟ ⌒⃘ཽ⃜ ) ホンジュラス野朗です スーパーハイエンドギター並の贅沢さです ところがヒスコレは2000年代以降から材料の枯渇でフィジーだかどっかのマホガニー使ってるんですよね まぁあんだけバカバカ量産してたら材が枯渇するのは当然な訳で 多分ホンジュラスで固めるにはnavigator N-lpは量産出来ないみたいで殆ど受注生産状態の玉数じゃないと厳しいんでしょうね 良い材なかったら平気で1年とか待たせる位の生産ラインみたいですし( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) 本物のバーストがホンマホで出来てるのを考えると既にナビレスの方が物質的に近いのも変な話 ほんでもってnavigatorはレスポールだと見事にオールラッカー塗装 ESPで試奏した時も「マジで簡単に傷付くからメッチャ気を付けて」って言われたんですが 超極薄ラッカー塗装なんですってね 買ってからメチャ丁重に扱ってましたが2.3日で擦り傷と謎の打痕がちょっと増えてました ESPの店員が言うには「横にあるギターと軽くコツって当てただけで目立つ傷付く」って話でしたがあながちフカシじゃないっぽいすね… 逆に前のオーナーはどんな扱いしてたらこんな綺麗な状態で1年待たせたのだろうか 不思議だ オールラッカー塗装って多分初めて持つんだけどボディのなりを最大限阻害しない塗装で高級ギターにしか使われないんですってね 知らんかったなぁ 取り敢えず音ですが いや、もう最高の一言ですね 作曲家なので色んな自分の曲のギターソロをギター別にRECして聴き比べるなんて勉強とかもしたりするんですが navigatorのソロだけは何か違うんすよ 何か必要以上に上手く聴こえてしまう どんだけ適当に弾いてもそれっぽく聴こえる凄まじい説得力がありますね 前に紹介した PRSとは真逆です 勝手に上手くしてしまう感覚 楽しい コレに尽きる しかし正直な所ですが 僕はレスポール買うならレモンドロップかハニーサンバースト辺りを狙ってたんですよ 実はチェリーサンバーストはタバコサンバーストの次に好きじゃ無い色だったりします 何かフォトジェニック辺りによくある色じゃないですか?チェリーサンバーストって笑 あと、けいおんとか好きそうって思われそうで( ˊ̱˂˃ˋ̱ )笑 まぁ僕の場合は見た目云々はRECした音色に勝る要因にはなり得ないのでそこは割と無視して買うんですけど不思議な物で 1番良い色に思えて来ました 自分に子供が産まれたらこんな感覚になるのかな?って気がします 何よりあんまり見ない謎のフレイムの入り方してる珍しいトップなんですよね 何かボディの端がヒビ割れてる様な面白い柄 結構気に入ってます 来年辺りにはどんだけ傷だらけになってるやら… 今コイツは1番のお気に入りです
ギター ESP navigator 22万青森さん