玉髄
岐阜県高山市国府町大坂峠
大坂峠は通称十三墓峠とも呼ばれ高山市国府町と飛騨市上宝村の境界に位置します。峠のすぐわきに幅約100mほどにわたって算盤玉状の玉髄を芯に持つ球顆を含む流紋岩質溶岩層が露出しています。
玉髄(Chalcedony)は微細な石英の繊維状結晶が集って塊状になったもので、地表あるいは地表近くで、二酸化ケイ素に富んだ低温溶液から生成します。クリソプレーズやカーネリアンなど色や産地による呼名の他、縞状の模様のあるものを瑪瑙(Agate)、不純物を多く含む色石を碧玉(Jasper)と区別されます。
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