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オーソコーツァイト
白峰百万貫の岩付近
オーソコーツァイト は円磨された石英が固結した砂岩です。SiO₂の含有は95%以上です。形成は大陸起源とされており、砂漠や安定した海浜・湖沼のような場所の堆積物と考えられています。外見もまんまるですが、よく見ると丸い粒が集合した様子が観察できます。
日本では日本海側の飛騨帯や舞鶴帯の礫岩に円礫として豊富に含まれ、現在のユーラシア方向からの供給が定説となっています。ところが、南紀海岸の四万十帯からも発見され、南方陸地・黒潮古陸の説が生まれました。紀伊・高知の南に大陸があった考えで、ひとつの石ころが原点に色々論じられています。
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