超獣戦隊ライブマン 5

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ライブマンとボルトの戦いは遂に最終局面へ!
幹部たちが次々に非業の最期を遂げるなか、大教授ビアスの恐るべき真の目的が明らかになる。
果たしてライブマンはボルトを倒し平和を取り戻すことが出来るのか!

超獣戦隊ライブマンもこのVOL.5で遂に完結です。
最終決戦を迎えるにあたり、続々とボルト側の幹部が倒れていきます。
自らを宇宙人だと認識していたブッチーとギルドスは実はビアスが作ったロボットであり、その記憶までもが全て作り物でした。ギルドスがライブマンに倒され、その事実を知ってしまったブッチーは酷く取り乱して無差別破壊を始めてしまいます。最終的には、めぐみに説得されて彼女の優しさに触れて心を開くのですが、それがビアスの怒りを買って処刑されてしまいます。
また、同じくビアスによって「作られた天才」であるアシュアラもビアスに見限られて元の人間に戻されてしまい、最期はズノー獣を道連れに自爆をしてしまいます。死の直前に、ボルトを離れて人間に戻った豪と会話を交わし、覚悟を決めて戦死したのですが、アシュラもまたビアスに人生を翻弄された被害者の1人でしたね。

それにしてもビアスというのは実に恐ろしい男です。これだけの事をしておきながら、ケンプとマゼンダの二人に対しては「全ては本当に期待しているお前達の力を引き出すためだ」と説明して、それ以外は単なる捨てゴマであるというスタンスなんですよね。
しかも、念願の「千点頭脳」になったときビアスはその者の脳を奪い、地球を征服するための最終兵器「ギガブレインウェーブ」の一部に組み込もうとしてました。これは12個の千点頭脳を組み込み全人類を一度に洗脳する装置であり、既に11個の千点頭脳を集めていたビアスは最後の1個を求め、その為にケンプ達を競わせていたんですよね。

ビアスに脳を奪われることを拒否して、脳まで機械に改造してしまったマゼンダはビアスに処刑されて、豪に「人間に戻れて羨ましい」という本心を語り死んでします。
また、遂に千点を獲得したケンプも、ビアスに脳を奪われてしまいます。

そして最終決戦を迎えるのですが、ビアスは結局ケンプや他の11個の頭脳達に反逆されて力を失い、最期は自ら作った唯一の忠実な配下であるロボット、ガードノイド・ガッシュに看取られながら基地と共に爆発してしまいます。

結局のところは、自分勝手な野望を抱いた1人の天才によって多くの優秀な若者達の未来が狂わされてしまったという悲劇ではあるのですが、ケンプもマゼンダも最期には過ちに気付いてくれたことがせめてもの救いかも知れません。

今、見返してもこの最終回までの怒涛の展開はとてもシリアスで見応えがありますね。

【サブタイトル一覧】
第40話 恋!?めぐみと宝石泥棒
第41話 透明人間、豪の告白!!
第42話 ビアス宇宙からの挑戦
第43話 怪!?ギルドス最期の姿
第44話 ブッチー涙の大暴走!!
第45話 アシュラ逆転一発勝負
第46話 オトコ嵐!最後の戦い
第47話 千点頭脳!マゼンダ!!
第48話 誕生!!少年王ビアス!
第49話 大教授ビアスの崩壊!!

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