市民ケーン
アメリカでは十年ごとに選ばれる映画の「オールタイム・ベスト10」で5回連続一位に選ばれた名作中の名作です。死亡した新聞王ケーンの生涯を回想する形で描かれた本作は、ケーンが遺した「バラのつぼみ」という言葉をキーワードに話が進んで行きます。監督・製作・脚本・主演で八面六臂の活躍をしたオーソン・ウエルズの初監督作品となります。
TV版の吹き替えはケーンにアンソニー・クインが持ち役の小松方正氏、友人役のジョセフ・コットンが島宇志夫氏だったそうです。小松氏、島氏ともベテラン声優ですけど、資料がないんですが昭和40年代の吹き替えなんでしょうね。あまり若々しさを感じられない配役だとは思うんですが、思い込みでしょうかね?
このパブリック・ドメイン版ではそれぞれ市川輝夫氏、本田啓吾氏が務められてます。不勉強でお二方とも馴染みがありません。声の印象で言わせて貰うと、ウエルズ、コットン両方とも若い頃の映画ですので、若い声優でも違和感がなかったです。それより安い吹き替え予算の映画にありがちなのですが、中高年の登場人物の吹き替えがどう聞いても二十代の若い声優というのが気になってしまいます。そのあたりは割り切って楽しまなきゃとは思うんですが…。
https://youtu.be/lkYhWses6pQ
toy ambulance
2019/09/14ローズバッドと言う今際の際の言葉を誰が聞いたんだという謎を何かで読んだように思います。
確かに看護師が駆けつける前に発した言葉だったように思います。
その言葉に深く関係するケーンの母親を演じていたアグネス・ムーアヘッドは後に「奥さまは魔女」でサマンサの母親役でした。
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オマハルゲ
2019/09/14コメントありがとうございます。
アグネス女史は「ミステリーゾーン」でも名作とされている「遠来の客」という話でセリフのない堂々とした一人芝居を見せていました。「奥様は~」もそうですが、印象に残る女優さんですね。
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