大蜥蜴の怪
特撮を使った恐竜と言えば、日本では着ぐるみ、外国では人形アニメが主流です。
しかしもうひとつ、低予算の映画の場合はトカゲを使う事があります。トカゲに角やヒレなどを付けてそれらしくしてはいますが、どう見てもトカゲにしか見えないのが玉にキズ。
そんなトカゲを素のまま堂々と出しちゃったのがこの「大蜥蜴の怪」なのです。
アメリカドクトカゲというサンショウウオに似た姿のトカゲがおりまして、気色悪いからか現地では「Gila Monster(ヒラ川の怪物)」と呼ばれております。モンスターと名前に付いてるなら出しちまおう、ということでしょうか、昔から巨大なトカゲが棲息していたという設定で登場します。
このドクトカゲ、性格は大人しく、暴れるような気性の荒さはありません。箱庭のような森のセットの中をのそのそとゆっくりゆっくり動くだけ。鉄道模型と絡む場面もありますが、「わー! きゃー!」という悲鳴が被さるだけでトカゲ君はのんびりしたもんです。
若者が踊っているバンガローを襲うシーンではバリバリと壁に穴をあけ頭を突っ込んではいますが、後ろからスタッフが穴に押し込んでるのがまるわかり。トカゲ君の顔が迷惑そうw
さて、「ジラモンスター」と書いて「ヒラモンスター」と発音するこのトカゲ、ゴジラのネーミングの元となったという説があります。ゴッド・ジラモンスターでゴジラ、説得力があります。
#怪物 #映画 #最低
https://youtu.be/QohcgiZXmE0