FLEETWOOD MAC / THEY PLAY ON

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#秋ジャケ 🍂
探してみると意外といくらでもある秋ジャケ

DANNY KIRWANを新たに迎えてトリプルギター体制になったMacの3rd
トリプルギターと言っても、このアルバムではジェレミーは全く1ミクロンも弾いていないので、グリーン/カーワン体制での唯一作になる。

過渡期のアルバムという評価と傑作という評価で真っ二つのアルバムだけど、個人的には全てが霧の中にあって実体が全然掴めないアルバム。

セッション/ジャムの間に完成しきれずに放り投げたような曲が並び、ブルーズだけに留まらず様々な曲が現れてはブルーズジャム…の繰り返し。

後のCDとかには同時期に発表されているOH WELLとGreen Manalishiが収録されていたりするが、この超強力な2曲(3曲)があるとないとでは、アルバムのイメージが180度変わって来る。
これらが入ると来るべき新しいロックの先導者に聞こえるけど、無いとドラッグにまみれて酩酊状態のなかで遠くで鳴っているアルバムに聞こえる。

だからと言ってこの霧の中のような手触りがダメというわけでもなくて、これはこれでドラッギーで良いアルバムな点が評価を曇らせる1枚かと。

ダニー・カーワンについて少々
グリーンに請われてこのアルバムから加入したは良いけどすぐにLSD漬けでグリーン脱退〜ジェレミーは新興宗教に拉致脱退〜本人は72年にマックをクビ〜ソロアルバムを数枚出して引退〜浮浪者に…と、何故にマックのギタリスト達はこうも過酷なのか(◞‸◟)

THEN PLAY ON / RSLP9000
UK REPRISE TRI COLOUR Org.

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