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Big 10 チケットブック
非売品でも何でもありませんが、TDLオープンから1992年2月まで販売されていたBig10チケットブックです。
若い方には、信じられないかもしれませんが、TDL開業時には、休日はパスポートの販売がなく、アトラクションごとのチケット制でした(まだアトラクションの数も少なかったので、人気のアトラクションにゲストが集中しないためでしょう)。
そこで、休日には、多くの人は、このBig10チケットを買っていました。
基本的にアトラクションは、AからEにランク分けされていて、一番グレードが高いものがEチケットです。Big10という名前は、このブックが入園券に加えて、A×1、B×1、C×2、D×3、E×3の10枚のアトラクションチケット+ミート・ザ・ワールド優待券で構成されていたからです(ミート・ザ・ワールド優待券については、ミート・ザ・ワールドのピンバッジの展示をご覧ください)。
ちなみに、最上位のEチケットで何に乗れたかというと、2枚目の写真のとおり、この時代にはスペースマウンテンなど9個のアトラクションのうちの一つに乗ることが出来ました(キャプテンEOやスターツアーズはオープンしていますが、ビッグサンダーマウンテンも、スプラッシュマウンテンもまだありません)。
このEチケット、アメリカ初の女性宇宙飛行士が1983年に初めて宇宙に行ったときに、ヒューストンの管制官から気分を尋ねられて、最高の気分だという意味で「気分はEチケット!」と答えたことで有名になりました(日本ではTDLが開園したばかりでしたから、まだ意味が通じなくて、ニュース番組などでも、“Eチケット”の解説をしたりしていましたが)。
なお、このブックのアトラクションチケットを使いきって、まだアトラクションに乗りたい時には、パークのなかの何ヵ所かで追加のアトラクションチケットを買うことができました。
写真3枚目は、失くなったアトラクションや新しく出来たアトラクションなどで、だいぶ景色が変わってしまいましたが、トゥモローランドの当時のマップです。
写真の真ん中より少し下(スペースマウンテンの入口の横)の黄色い小屋のマークが、追加のアトラクションチケットが買えたチケットブースになります。
ちなみに、Eチケット一枚(スペースマウンテンなどに一回搭乗)のお値段は400円でした。
後に、このチケット制は廃止され、パスポートに統一され、更に後には同名の“eチケット”が登場したりします(^^;