2023-03-29

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●LEAF 0955 バレエを踊る牝鹿
呪文:female deers by Laurencin
(Stable Diffusion 2)
http://cambrian.jp/findflow/?p=newyear2023-256-955

私が大好きなフランス近代音楽とバレエの関係は深い。20世紀初頭の芸術を牽引したロシアのバレエ団「バレエ・リュス」は、バレエ音楽を当時パリで活躍していたストラヴィンスキー、ドビュッシー、ラヴェル、サティなどに委嘱、20世紀初頭の音楽史に名を残す数々の作品を生み出した。

20世紀の音楽を切り拓いたバレエ・リュス
https://www.colors-chords.com/marginalia/?p=124#.ZCDOdR_P1hE
バレエ・リュス×音楽 30の共犯関係
https://naxos.jp/digital/balletsrusses

バレエ・リュスを率いたのは、ロシア出身のプロデューサー、セルゲイ・ディアギレフ。ディアギレフ自身がリムスキー・コルサコフから作曲を学んだ音楽家、その審美眼が多くの名作を生み出すこととなった。

Ballets Russes(バレエ・リュス)
https://en.wikipedia.org/wiki/Ballets_Russes
https://w.wiki/6VYn
魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
https://www.nact.jp/exhibition_special/2014/Ballets_Russes/

狂騒の時代と言われた1920年代、美術、音楽、文学、そしてファッションなど、別々の発展を遂げてきた表現が、新たな総合的芸術を生み出す。フランスを中心に活躍したこのバレエ・リュスは、まさに1920年代パリを象徴する存在でした。ライバルだった(らしい)ココ・シャネルとマリー・ローランサンも、その活動に参加することで表現の幅を広げ新たな人脈を形成していきます。

マリー・ローランサンとココ・シャネル
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_laurencin/commentary.html

1924年、ココ・シャネルはコクトーやピカソとともに、バレエ・リュスの作品「青列車」の衣装を手がけます。

青列車
https://w.wiki/6VYr

曲を書いたのは「ダリウス・ミヨー」。

ダリウス・ミヨー
https://w.wiki/6VYs

ミヨー:バレエ音楽「青列車」
https://youtu.be/Vi0D1DIvsXo
バレエ 青列車(Le Train Bleu)Re-staging Tennis and Golf
https://youtu.be/rEHbAscVByI

青列車が初演されたのと同じ1924年に、マリー・ローランサンが衣装や装置までを手がけた作品が「牝鹿」でした。

牝鹿
https://w.wiki/6Vo3

曲を書いたのは「フランシス・プーランク」。

フランシス・プーランク
https://w.wiki/4cNT

プーランク:バレエ音楽「牝鹿」
https://youtu.be/HPBnx764zMI
バレエ 牝鹿(Les Biches)Ballet Russes Festival 2009
https://youtu.be/FZyhfI1ea8w

牝鹿と言えば日本では春日神社ですが、「Les Biches」は「若い娘たち」「かわいい子」といった意味だそうです。


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