2023-03-27

0

●LEAF 0938 パリのギャルソンヌ
呪文:flapper in Paris by Laurencin
(Stable Diffusion 2)
http://cambrian.jp/findflow/?p=newyear2023-520-938

大正末期から昭和初期にかけての時代(1920年代)に現れた断髪に短いスカート姿の新しい女(モダンガール)は、アメリカでは「フラッパー」、フランスでは「ギャルソンヌ」、日本では「モガ」とよばれていました。

フラッパー
https://w.wiki/4o36
ギャルソンヌ
https://kotobank.jp/word/%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%8C-674740
モガ
https://w.wiki/6VfY

当時のパリは、第一次大戦の惨禍を忘れるかのような「Les Années folles」(狂騒の時代)。今に繋がるファッション雑誌や広告、服飾や香水のブランドなどはこの時代に始まりました。

狂騒の20年代
https://w.wiki/4tXS

現代社会の特徴を、都市化・情報化・大衆化とすれば、1920年代のニューヨーク、パリ、東京、上海などに出現したモダンガールこそが現代の典型的な社会現象だったのではないでしょうか。大正ロマンと言えば、雑誌や広告の挿絵などにカラフルな美人画を描いた竹久夢二です。

竹久夢二
https://w.wiki/3QFU

当時の白黒写真にに映っているモダンガールをAIを使ってカラー化してみると、夢二の画の色とは全く異なる予想外の結果だったそうです。

AIで蘇ったモダンガールの色
https://withnews.jp/article/f0191009000qq000000000000000G00110701qq000019863A

昭和初期は、洗朱、青磁色、蘇芳色、杏色、葡萄鼠、金泥色などが流行色だったそうで、これはローランサンの絵のような色だったかもしれません。
 

Default