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日光東照宮 陽明門 (国宝「陽明門」平成の大修理完成記念)
陽明門は、江戸幕府三代将軍徳川家光が、家康の墓をめちゃくちゃ豪華にしたくて作った東照宮の代表的建造物で、日光のシンボルでもある。40回塗ったといわれる漆塗りの下地と500を超える豪華絢爛な彫刻は江戸幕府初期の栄華を象徴している。この華やかさから、1日見ても飽きないということで「日暮の門」という別名をもつ。 日光の社寺として世界遺産に登録されており、陽明門自体は国宝でもある。 さて、このフィギュアは、日光東照宮のけっこう高い拝観料(1600円)を支払わないと入れない内側の売店にのみ売っているお守りである。お守りとあるが、もはやフィギュアがメインでお守りはおまけみたいなものとなっている。絢爛豪華な陽明門と比べると色に乏しく、なんかさみしいが、色がある分修学旅行でみんな買っていく金色の置物よりはましだろう。かろうじて陽明門と判別できるぐらいのクオリティはある。
7C お守り 不明無縁せき
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旧市村記念体育館(幕末維新記念館)
坂倉準三が設計した佐賀県の建造物で、かつての用途は体育館。面積の小ささや老朽化により体育館としての使用は2017年に中止されたが、2018年の「肥前さが幕末維新博覧会」のメインパビリオンとして使用されたのを機に「文化体験・創造の拠点」として生まれ変わるように、耐震化やリニューアル工事を行う予定であった。しかし、莫大な予算の確保ができず現在保存に向けて前進しているという報はなく、どうやら凍結しているらしい… 市村清が設立した組織「三愛会」ホームページによると、 『1963年3月、市村清が故郷佐賀県の青少年スポーツ振興のためにと、私財を投じ「佐賀県体育館」として建設し、佐賀県に寄贈しました。落成式に出席した市村は、館内を圧する拍手と歓声に迎えられて、「故郷に残し得る一番大きなものになったかもしれぬ」と目頭が熱くなるのでした』 と語られており、このような貴重な建築はなんとか改修し後世へ残せるよう動いて欲しいと切に祈るばかりである。 さて、このフィギュアはそんな旧市村記念体育館を、「肥前さが幕末維新博覧会」の会場として生まれ変わった2018年の姿でフィギュア化している。とはいえ、博覧会の看板は土台にはめ込み式であり、これを外せば通常時の旧市村記念体育館として飾ることができる。館長の思想として普遍性に重きを置いているので、基本外した状態での展示であり、2枚目の写真は看板を例外的にはめ込んだものである。 海洋堂が手がけただけありそのクオリティも高く、面倒臭い建物の凹凸もしっかり作り込まれている。本物と比較すると色分けの数が少なかったり、窓の塗りがやや雑な印象を受けたが仕方ないであろう。
13B 佐賀幕末維新 明治維新150年記念フィギュア 海洋堂無縁せき
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屋久島 (世界遺産をめぐる旅へ vol.3)
1993年に白神山地とともに日本初の世界遺産として認定された屋久島。縄文杉をはじめとする屋久杉や、ジブリ作品のモチーフとなった白谷雲水峡などここでしか見れない自然を見に多くの人が訪れる。かつて私も訪れ、縄文杉まで22キロを歩いた。苦労したことばかりで肝心の縄文杉は直接触れなかったこともあり、あまり覚えていない。白谷雲水峡と太鼓岩はまた行きたいと思えるほどに楽しかった。 島の立体物という時点で貴重な品で、塗り分けなど中々クオリティも高いが、雲まで表されてしまっているのは残念な点である。
15B 世界遺産をめぐる旅へ 不明(まとめ買い)無縁せき
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軍艦島 (九州フィギュアみやげ)
日本の世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」のうちの一つ、端島炭鉱。 世界遺産にされているのは島の地下の炭鉱部分のみである。 労働者など人口の増加により、日本最古のコンクリート造のアパートや第二次大戦中の1945年に建造された報国寮など貴重な高層鉄筋コンクリートアパート群が立ち並ぶ。 最盛期には東京23区の9倍の人口密度を誇っていたが、この記録は日本はおろか世界でも現在まで破られていない。 1974年の閉山で無人島になっており、三菱の私有地であったため上陸や調査は難しい状態が続いたが、近年高島町への譲渡や整備により上陸ツアーが人気の観光地へと変貌を遂げた。 このフィギュアはそんな軍艦島をフィギュア化している。九州フィギュアみやげやミニチュア日本で度々ラインナップされていたが、絶盤となった今ではその人気もあって非常に高価で取引される。6000円ぐらいはする。縮尺のせいでプラモデルにはある建物や坂など細かい点でデフォルメされている部分こそあるが、全体的には相変わらずの高いクオリティを誇っている。
17A 九州フィギュアみやげ 海洋堂無縁せき
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土方歳三の像 (こころの像紀行)
高幡不動にある土方歳三の像。高幡不動にある高幡山金剛寺が菩提寺で縁があるからとのこと。そのため生まれもこの地域である。 土方歳三は幕末の動乱期に新撰組副長として活躍し函館まで転戦、宇都宮城を一時的だが奪ったり、函館戦争では他戦線が押される中奮戦し担当地区の守備に成功するなど指揮官としての才も見せたが、激戦の中惜しくも落命した。 このフィギュアでは、そんな土方歳三の姿が精巧に小型化されている。しかし実際の像より髪やいかつい表情がやや老けて見える気がする。 とはいえクオリティは申し分なく、またまげや刀など想像以上のパーツ数で構成されている。土台もしっかりできている。
17A フィギュア ユージン無縁せき
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道頓堀 (The大阪フィギュアみやげ)
大阪の最も有名な場所であろう道頓堀。某球団が「アレ」するとよく人が飛び込む。カーネルサンダースも飛び込んだらその後しばらく「アレ」できなくなったらしい。 さて、これは一番有名であるグリコサイン一帯がフィギュア化されており、手前には戎橋、奥には道頓堀橋の歩道部分が見える。現実通りに再現するのは難しいので、これを表現するためにヴィネットで造形したのは、この表現方法のフィギュアで一番ふさわしいと思う。 また、恐らく最新作になってからだが橋の柵が銀色に塗装されており、一番手前の建物の左上部に人型のものが張り付いている。
14B 大阪フィギュアみやげ 海洋堂無縁せき
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浅草花やしき (浅草フィギュアみやげ)
日本最古の遊園地である浅草花やしきは、1853年に植物園として始まり、戦前には日本有数の動物園として有名になった。戦後には日本最初のコースターである「ローターコースター」などのアトラクションが誕生し、現在まで続く遊園地として広く親しまれている。 このフィギュアでは、目玉アトラクションであるローラーコースターに乗った視点がフィギュア化されている。が、実際はここまで高く上がらない。 左手には2016年に惜しまれつつも解体されたBeeタワーが表現されている。下にもメリーゴーランドなどの建物がある。
15B フィギュア 海洋堂無縁せき
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仲見世 (浅草フィギュアみやげ)
大正時代の関東大震災以前、レンガづくりの店が立ち並ぶ仲見世がヴィネットで再現されている。 通りの奥には、戦時中の空襲により失われる前の浅草寺の宝蔵門(当時は仁王門)や五重塔が見える。 五重塔は裏まで立体的だが、それ以外は表現の性質上平面や歪んでいることが多い。 店も看板や店の色分けが豊富でしっかりされている。
14B フィギュア 海洋堂無縁せき
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新宿駅『歌舞伎町一番街』 (山手線さんぽ第二弾)
新宿は既に東京ランドマークや東京フィギュアみやげで東京都庁がフィギュア化されていたが、当作山手線さんぽ第二弾では歌舞伎町がラインナップ。象徴的なアーチとその奥に広がる色とりどりの看板が漠然と再現されている。正直単体のクオリティはそこまでで、奥の建物も実際にはその位置にないが、他のフィギュアと一緒に飾っているとアーチが意外と目立つ。
12B フィギュア 海洋堂無縁せき
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はりまや橋 (高知フィギュアみやげ)
日本三大がっかりの一つとして知られるはりまや橋。よさこい節で登場するが、今はりまや橋として知られるものは10mほどに縮小した公園内のものであり、本物は国道にかかった石造のものである。 このフィギュアでは、そんなはりまや橋を、前が大きく奥が小さい遠近感のわかる形でフィギュア化している。とはいえその歪みは小さく、前から見れば忠実、横から見ても違和感の少ないつくりになっている。
15B 高知フィギュアみやげ 海洋堂無縁せき
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通天閣 (大阪フィギュアみやげシーズン2)
大阪のランドマークとして一番なのではないかというほど有名な通天閣。 このフィギュアは大阪フィギュアみやげの第一弾とシーズン2のみに登場しているため、現在ではプレミアがついていて入手困難。 金色のバージョンで満足していた過去の自分をぶん殴りたい衝動を抑え、金の力で手に入れてしまった。 やっぱり原色の方がよい。素材の透明パーツや文字が細かいながらはっきり再現されている。
大阪フィギュアみやげ 海洋堂 不明(まとめ買い)無縁せき
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総集編
現実ではありえない集合写真が撮れるのもミニチュア収集の魅力のひとつ。当時持っていたもので集合写真を撮りました。
無縁せき
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リーフレット集 (浅草フィギュアみやげ・東京ドームミニチュアモデル・東京ランドマーク・隈研吾)
所持している範囲でのリーフレット集になります。
リーフレット無縁せき
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富士山 (ネイチャーテクニカラー 日本のいきもの 03 Nature of Japan)
日本の生物などがフィギュア化された、奇譚クラブによるガチャの多分当たり枠。縦の高さが盛られているのはよくあることとして、凹凸がよく表現されている。また、塗装も見事である。しかしながら、パーツ同士がうまくはまらず、どうしても溝ができてしまう。
15B ネイチャーテクニカラー日本のいきもの 奇譚クラブ無縁せき
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高知城 (高知フィギュアみやげ)
坂本龍馬シリーズや日本の城名鑑1で度々ラインナップされている高知城のフィギュア。高知フィギュアみやげでも外すわけにはいかないということでラインナップ。 大体邪魔なせいで明治時代に解体されがちな本丸御殿が全て現存しているのは高知城と川越城のみで(一部現存は二条城と掛川城)、更には天守閣まで現存しているという日本唯一の場所である。 このフィギュアではそんな本丸御殿までしっかり再現されている。しかしそのせいか窮屈でややデフォルメのような印象を受ける。
15B 高知フィギュアみやげ 海洋堂無縁せき