ORTOFON音質向上なるか?

初版 2023/06/06 20:42

改訂 2023/06/07 13:01

僕の手元にはステレオカートリッジが四つあります。

そのうちのひとつに、昨年10月に入手したORTOFONの「VMS20E」があります。

ヤフオクでカートリッジのみで入手し、シェルやリード線は余っていたもので組み立てたので「とりあえず」的な形でした。そのせいか、他のカートリッジと比べ総重量が幾分軽くなってしまいました。

それでもこのカートリッジはこれまでに所有している「SHURE V」や「ELAC STS555」とは違う音色を演出してくれてとても満足していました。

ところで僕は、普段からチョロチョロとカートリッジを入れ替え差し替えしながらレコードを聴いているのですが、その入れ替え作業の時に必要なのが、重さの「ゼロバランス調整」です。

カートリッジそれぞれの重さに合わせて、オモリの位置を動かしながらバランスを整え、カートリッジが水平になるように調整するのです。

以前カートリッジの針圧をテーマにしたお話しをここに挙げましたが「重さ0.1g」で音が変化する、とても繊細な部分なのです。

実際のところ、この作業については(おおまかな性格の僕レベルでは)特別時間を取られるわけでなく、そんなに手間のかかる事ではありません。

しかし、それでも「もう少し手早く作業が出来ればいいな」と感じていました。

現在のカートリッジの重さを調べてみると

SHURE V 19g

ELAC 555 17g

ORTOFON 14g

でした。

SHUREとORTOFONではその差「5g」!

この両者を入れ替えた時はオモリの設定だけでもひと手間掛かっているので(言うほどでもないけど)なんとかその差を縮めたい!

なので他のカートリッジに使われていた、遊んでいるカートリッジ用オモリの取り付けを思いつきました。そのオモリの重さはおよそ3g。これを追加するだけで他のカートリッジに近づいて、バランス調整の作業もだいぶ手間が減るぞ!

でもここで「ちょい待てよ。こないだの(針が曲がった)モノラルカートリッジのシェルと、わざわざ取り寄せた高品質なリード線が遊んどるじゃないか。これを活かして音の向上に活かせないか?」と頭をよぎる。

↑以前針を曲げてしまったモノラルカートリッジ。

で、その日はレコードを聴くこともせず早速作業開始!

久々にバラしていくのだけど、割と慣れてる方?!スムーズに一晩で完成すると感じていました。

が、しかし!

合わないのです。

元々装着していたモノラルカートリッジに対し、ORTOFONのカートリッジは縦に長かったのです。

取り付け出来ない理由として

①そもそもカートリッジのサイズの違い。

②そのためリード線の長さの調整が必要。

③このリード線、やや太くて硬いため加工がしにくい。丁寧に扱わないと差し込み部が折れてしまう可能性もあり。

↑リード線をラジオペンチで恐る恐る曲げ加工。上のリード線を下のように曲げてみた。

↑リード線を短く加工したのに、それでもサイズが合わなかった。残念!

そんなこんなでORTOFONを高品質にグレードアップさせることが出来ませんでした…。

今日はこれで終わりにしよう。

無理はいかん、無理は。

はじめまして!自称イギリス人、職業はロックンローラー兼フットボーラーです(もちろん違います)。
とにかくBEATLES LOVEです(ホントです)!
なぜここまで、と自分でも不思議です。
レコードを初めて買ったのは中学三年の夏、あれから30年の時を過ぎてしまった今でも…

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    利右衛門

    2023/06/07 - 編集済み

    頑張れオルトフォン!
    それにしてもステレオカートリッジ4つもお持ちなんですね、いいなぁ〜。
    私はステレオとモノラルそれぞれ一つずつです。
    そこまで予算回らなくて😭💦
    レコード沼とオーディオ沼、なかなか両立は難しいですぅ〜

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      momoten4010

      2023/06/07

      お疲れ様です♪

      四つあっても、一つは初代カートリッジ、今はほぼ出番なしです。
      あと三つで聴き比べしながら楽しんでます。
      でも本当は早くモノラルカートリッジが欲しいっ!笑

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      利右衛門

      2023/06/07

      痛いほどよく分かるぅ〜🥲💦

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