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- CHEVROLET COPO CAMARO YENKO SC 427 (1969)
CHEVROLET COPO CAMARO YENKO SC 427 (1969)
American Car Collection Vol.89
実業家として成功を収め、シボレーディーラーの経営に乗り出したドン・イェンコ。彼の名を冠した「カマロ・イェンコ」には、7リッターにチューニングしたエンジンが搭載された。まさにマッスルカー時代の末期を彩ったハイパフォーマンスモデルといえる。
このモデルはイェンコが手掛けた別注モデル的な存在であったが、1969年にシボレー自身が「COPO」と呼称するオプションを設定。エンジンだけでなく、シャーシも強化され、V8の7リッターで最高出力450馬力、0-100km加速は5.9秒を誇った。メーカー公式の仕様となったものの、イェンコは独自に手掛けたモデルの生産・販売を継続したという逸話を持つ。余談だが、2003年に公開された映画『ワイルドスピード×2』にも、1969年式のカマロ イェンコ SC 427が登場している。
今回のモデルカーは、1969年モデルの「シボレー コープ カマロ イェンコ SC 427」を1/43スケールで忠実に再現したもの。SC、つまりさらにリファインされた「イェンコ スーパーカマロ」のモデル化だ。巨大な L-72エンジンをエンジンルームに収めるべく、新たにつくられたボンネットの形状も見事に再現されている。また、イェンコモデルであることを象徴するボンネット及びボディサイドのデカール「YENCO SC」の文字もしっかりと視認できる。決して声高ではないが、見る人が見れば分かる演出はまさに通好み。イェンコが手掛け、そして愛したカマロのディテールを心ゆくまで堪能してほしい。
ラインナップのご紹介 vol.41参照
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