藤原芳秀先生 直筆色紙 ゆかちゃん@『放課後のラビリンス』

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2019年11月17日に東京日本橋の綿商会館で開催されたアメコミ&ライブドローイングイベント、「BRAVE AND BOLD (通称ブレボ) VOL.5」にて、当日コミッション枠で入手しました。
藤原芳秀先生の初期の読切作品・『放課後のラビリンス』より、ヒロインのゆかちゃんを描いていただきました。
(先生のサービスで主人公の京一クンと怪異までも描き添えていただけ感謝!)

本作品は、1987年の少年サンデー6月増刊号に掲載された読切作品ですが、残念ながらコミックスには未収録。
大好きな作品でしたので、折角の先生にキャラクターを描いていただける機会…敢えて最近の作品ではなく、こちらをリクエストさせていただきました。

元々、このブレボには村枝賢一先生の事前コミッションに当選したことから参加したものです。
イベントの趣旨たるアメコミやライブドローイング自体には(申し訳なくも)実は余り関心はなく、もう只管に村枝先生が“自分のためのイラストを描いてくださる!”ってその一点に至高の価値を見出しての応募・参加でした。
とは言え、いざ参加してみれば…会場内の独特な熱気の中、村枝先生と藤原先生の席はお隣同士で、どちらのドローイングも間近に楽しめるという見てるだけでも至福の時空間。
ぶっちゃけそれだけでもお腹イッパイだったのですが…午後も押してきた頃合い、藤原先生の方で当日コミッションの受付が空いた時間帯がありまして。
何度か希望者を募っておられたので、他に希望者が居ないこのタイミングならと思い切って手を挙げたところ、競合者もなく抽選なしで受け付けていただけました。

オーダーに当たってはカラーかモノクロか何方かを選択出来るのですが、この作品はむしろ白黒の絵の方が相応しいと思い、モノクロ希望でお願いしました。
何しろ30年以上も前の作品なので、流石に先生も最初は思い出すのに少し時間を要したご様子でしたが、描き進めるうちに「ああ、思い出してきた(笑)」とドンドン筆の進めが早くなられ、後は一気に描き上げられました。
初出時からこれ程時間が経っているにも関わらず、しかも何度も描かれている連載キャラと違い一回こっきりの読切作品キャラであるにも関わらず、「思い出して」絵に出来てしまうあたりが実に凄まじい…(流石は産みの親!)と感嘆いたしました。

なお、この藤原先生の初期の読切作品は何れも傑作揃い!
このままファンが読めないのは余りにも勿体無く、是非とも読む機会を与えて欲しい旨、お伝えしました。
ただ、お聞きしたところ、それらの読切作品に対して当時の読者の反応はあまり高くなかった様です。
先生としては、後に描かれた読切・『引っ越しのあいさつ』で描きたいものが描けたので満足されたとの事でしたが。

先生の初期読切作品については、以前に拙ブログで記事にしておりますので、ご興味ある方はご参考までに。
http://kooyakooya.blog12.fc2.com/blog-entry-367.html
(『きつねの窓』なんて、その圧倒的な描画力とそれに支えられた豊饒な表現力により、その完成度の高さは凄いものです…このまま読めないのはホント勿体無いので、小学館さん、短編集とか電書配信とかお願いできませんかね?)

 
 

色紙は勿論、★5つ!

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