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K2 / Blackfire “s/t”
またまた、やりますよぉ、自分の作品紹介。今回は、わたくしK2とよく分からない米国のデュオBlackfireとのスプリット・アルバムです。このデュオは、Skin Graft名義でも活動しているWyatt Howlandと本レーベルの主催者でもあるサウンド・アーティストのAndrew Kirschnerからなります。しかしながら、私は、このレコードを出した経緯については良く覚えていないんですよ。多分、SNSでの繋がりだと思うのですが。んー思い出せないです。あと、K2のバイオグラフィーを簡単に言っておきますと大きく3つの活動時期に分けられます。第一期(1983-1986年)メール・アート期、第二期(1994-2002年)メタル・ジャンク・カット・アップ・ノイズ期、そして第三期(2005年〜現在)電子音ノイズ期で、更に前期(2005-2017年頃)はミキサーによるフィールドバックノイズ時期と後期(2017年頃-現在)はモデュラーシンセによる電子ノイズ時期です。まあ、時期によって、音源が大きく異なっており、それぞれの時期の中でももう少し分けられるが、まあザックリとこんな感じと思っていて下さい。この頃の私は、まだミキサー2台と多量のエフェクターを使って無理矢理フィードバックさせた電子音をMTRでカットアップ・ミックスさせていた時期で、自分のシステムのことをjunk electronicsと言っていた頃ですね。まるで砂の嵐のような曲を2曲(A1 “Trash Nukes”とA2 “Audio Counter For Trilogical Apathy”)を収録してます。もう10年前の録音ですが、まあ轟々たるノイズ作品になっています。一方、Blackfireの方は、B面片面全てを占める曲(“Second Pattern”)を収録しています。それは一言で言えば、「物音系ノイズ」で、Jeph Jerman系の音楽にシンパシーを感じます。カサカサ、コソコソって感じの音が紡ぎ出されています。ただ、私は彼らの音源は未聴なので、何とも言えませんが。ジャケ写もシンプルで、黒ジャケに黒字で両者の名前が印刷されているだけで、決して目立ったものではありません。彼らが今でもまだ活動しているかとうかは分からないです。2014年ちょい前といえば、時期的には彼らが活動を開始した頃の作品みたいで、Discogsによれば、2010年代まではオフィシャルなリリースはしているみたいですが。Skin Graftとしては2021年までは追えます。このような対比は面白いですね。今まで、レコードだと音圧が低くなるようで、余り好きな媒体ではなかったのですが、ここら辺はクリアしていて、充分な音圧で楽しめます。皆さんはどうでしょう?125部限定でしたので、もう入手は困難かもしれませんね。 A1 K2 “Trash Nukes” (10:27) A2 K2 “Audio Counter For Trilogical Apathy” (10:59) B Blackfire “Second Pattern” この作品はYouTubeに上がっていないので、本作品以外の動画を貼っておきます。 Blackfire “Too Late Preview” https://youtu.be/6Bm4Gda58-4?si=a-hRBRUdylg80a5R ↓ Bandcampはこちらに貼っておきます。 https://mistakebythelake.bandcamp.com/album/k2-blackfire-split-lp-2 #K2 #Blackfire #MistakeByTheLakeTapes #LimitedEditions #125部 #SplitAlbum #KimihideKusafuka #JunkElectronics #HarshNoise #CutUpMix #WyattHowland #AndrewKirschner #ElectroAcousticNoise #ExperimentalNoise
Harsh Noise / Experimental Noise Mistake By The Lake Tapes 無しDr K2
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K2 / Allan Zane “s/t”
また、ちょくちょく挟みますよ。わたくしK2と米国テネシーのAllan Zaneのスプリット・アルバムです。このスプリットの経緯は私自身もよくは覚えておらず、何だか知らない間に、レコード(ギャランティとしての現物支給)が届いたと言う訳で、相手のAllan Zaneについてもよくはわかっていませんでした。それなので、ちょっとAllanについて調べてみました。彼のメインのバンドは,Le Scrambled Debutanteであり、それ以外に、あのMixed Band PhilanthropistやNihilist Assault Groupのメンバーであったり、またソロではTNBやG.X.Jupitter-Larsenとのコラボをやっていたりするので、「あちら辺」のアーティストなんだなと認識しました。また、彼は、Le Scrambled Debutant では、Sir Bear TrapperとかExodus Z.-PolentaとかThee Alien McFlowerとかのペンネームを使っており、その為,彼の全体像が把握しにくかったみたいです。一方、K2としては、この頃は第3期初期で、junk electronicsを使ってのカットアップ・ノイズをやっていた時期に当たりますね。お互いに片面ずつシェアーして、1曲ずつ収録していますが、コラボではなく、純粋にスプリットですね。K2の方は、20分くらいの長尺の曲で、ミキサーのフィードバックを中心にKorg MS-20(シンセ)やRoland TR-606(リズムマシン)を使った人力カットアップ・ノイズです。まあミックスダウンした結果はラウドな作品になっています。一方、Allanの方は、15-16分の長尺の曲で、恐らくはコンタクトマイクを使ったニヒリスティックでザラザラした感じのノイズを収録しています。その音の感触はG.X. Jupitter-Larsenを想起させますね。また、このスプリットLPをリリースしたAttenuation Circuitは独逸のレーベルなのですが、Sascha Stadlmeierが運営しており,現在までに、フォーマット違いを含めて約800種類以上の作品をリリースしています。「ノイズ」のステレオタイプでは無い、割と感じの良いジャケ写なので、個人的には嬉しかったですね。300部限定ですので、もし,興味を持たれた方はお早めに入手して下さい。そんな作品ですが、興味を持たれた方は、お早めに入手して下さい。 A K2 “Mirror For Colored Sin” (21:04) B Allan Zane “Zerstörte Musik” (17:41) [本作品はYouTubeにアップされていなかったので、同時期の別作品をそれぞれ貼っておきます] Allan Zane “Nihil Obstat” https://youtu.be/1Y4Hu4BN6cA?si=GiHzMVcg0W5-Kb6R K2 “Operation Glacial ver.2” from K2/ELMA split work “The Structures of Unknown Mantras” https://k2music3.bandcamp.com/album/the-structures-of-unknown-mantras #K2 #AllanZane #self-titled #AttenuationCircuit #SplitAlbum #LimitedEditions #300部 #Noise #CutUpMix #FeedbackSystem #DrumMachine #Nihilistic #NihilistAssaultGroup #MixedBandPhilanthropist #ContactMic
Noise, Experimental Attenuation Circuit 不明Dr K2