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Relief “The Gloaming” of
これは、本当に「謎物件」です。Discogsでも中々探せませんでした。どうも、独逸のC. Berkesのソロ・プロジェクトがReliefらしく、”The Gloaming”がアルバムタイトルみたいです。しかも、このReliefはまだアルバムはこれだけで、他に12㌅EP “Coagula”が1枚だけと言う寡作振り(或いは新人?)で、情報が殆ど無いです。 それで、彼の音楽ですが、全体的に茫漠とした音像で、派手さは無いのですが、それらの構成要素は、恐らくはフィールド・レコーディングした具体音で、それらをミュージック・コンクレートした音楽です。ここまで、抽象化した具体音は余り聴いたことがありませんが、癖になる中毒性を秘めてますね。A面B面各2曲づつなのですが、4曲とも同様の曲調で、徹底しています。あと、裏ジャケに、不思議な形の銀色のシール(?)が貼ってありますが、これが何かを紐解くヒントなのかどうが?不明です。そんな謎だらけのReliefですが、今後の展開が気になりますがね。今からチェックしておいても良いのではないでしょうか? YouTubeには無かったので、Bandcampから。 https://reliefmusic.bandcamp.com/album/the-gloaming #Relief #TheGloaming #Relict #German #C.Berkes #FirstAlbum #SoloUnit #MusiqueConcrete #Abstract #Experimental
Experimental / Musique Concrete relict 3047円Dr K2
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Fusiller “Le Monde Supérieur”
これは何も知らないで、ただ試聴して面白かったので購入したブツですね。どうも仏地下音楽界では有名なアーティストみたいです。Fusillerとは、Jo Tanzの変名であり、彼は元々は、仏の重鎮Ghédalia Tazartès (2021年に他界)と盟友ÈlgとのトリオReines D'Angleterreとして活動しており、一方で、面白い位ヤバいブツをリリースしているデュオOpéra Mortの片割れ(もう1人はÈlg)やFemme (Arno Bruinとのデュオ)としても活動、また自身のレーベルTanzproceszも主宰しているみたいです。Jo Tanzは2008年頃から活動を始めたみたいです。彼は元々、自作のマシンを作って、それを使っているみたいなのですが、Pierre Schaefferの"I like this succession of miniatures, it sounds like études, but it’s all electronic, such a shame”やBernard Parmegianiの"I wonder why I didn’t use this kind of voices in L’enfer ?"或いはFrançois Bayleの"Here is a composer"やLuc Ferrariの"Oh, there is some kind of humour here !"及びPierre Henry の”Well, I’ve done better work" のGRM勢の解釈を落とし込んだ電子実験音楽なのですが、兎に角エレクトロニクスの使い方や曲の展開の早さが特徴的で、初め聴いた時の印象は、スイスのアクショニズム派Schimpfluchが電子化したような唐突なストップ&ゴーを繰り返すような一種のコラージュのような電子音楽です。そんな印象もあるので、毒気とユーモアが同居するかのような耳触りになっています。こうなると、ソロだけではなく、デュオやトリオも聴いてみたくなってきましたね。皆さんも聴いてみたくなったでしょう! bandcampより。 https://fusiller.bandcamp.com/album/le-monde-sup-rieur #Fusiller #LeMondeSupérieur #DoubtfulSounds #JoTanz #ElectroacousticMusic #Collage #InstrumentalBuilder
Experimental Doubtful Sounds 3047円Dr K2