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Študentsko Delavski Rock Teater V Opoziciji / Mariborski Trdi Toni “Zvoki Maribora”
これは全くの謎レコードです。先ず参加ユニットの名前からして読めない。そして、なぜ買ったのか?も不明。どこの琴線に触れたのだろうか!全く思い出せない。と言って仕方がないから、分かる範囲で、情報を書いてみます。Študentsko Delavski Rock Teater V Opoziciji (何と読むのかも不明)はDušan HedlとRadko Bračkoのデュオです、多分スロヴェニアと思います。1982年に結成されたユニットで、哲学的或いは社会的な朗読をとそのバックにテープ音などを用いたスポークン・ワードでパフォーマンスをやる2人組らしいですが、英語の苦手な日本人にはちと辛い片面4曲に収録しています。どうやら、音楽産業のことを批判しているみたいです。そんなことを除いても、2回目聴くと。中々面白く聴けますね。自分の見せ方、話し方や喋り方を熟知しているようですね。バックの雑踏の音も気が効いていますね。一方、Mariborski Trdi Toni (MTT)はBojan Tomažičのソロユニットで、割と早目のロー・ファイなバンドサウンドを聴かせてくれます。こちらもスロヴェニアでしょうか?どちらもこのアルバムか、もつ一作か位しかリリースしておらず、謎は謎を呼びます。宅録なんでしょうか?チープなリズムボックスとベースの簡素と言うかドコドコした歪な演奏で、割と短い曲が多いです。まあ渋いと言えば渋いんですけどね。あと、気が付いたんですが、歌詞は色んな人に書いてもらってますね。だから、作曲と演奏だけ、Bojan Tomažičがやっているみたいです。 こんなスプリット、何で買ったのか?聴いてもわからないです。そんな謎音楽はどうですか? “To Ostane” by MTT https://youtu.be/o4XGyEpS_uE “Poj Vun” by MTT https://youtu.be/A0IVGT2my-Y #ŠtudentskoDelavskiRockTeaterVOpoziciji #MariborskiTrdiToni #ZvokiMaribora #Slovenia #SplitAlbum #SpokeWords #Lo-Fi
Spoken Words & Lo-Fi Monofonika 2000円位?Dr K2
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Tubeway Army “Replicas”
英国の「地下鉄軍隊」ことTubeway Armyの日本盤としてはファーストに当たるアルバム(本作品の前に英国でリリースされたデビューアルバムがあるので、彼等にとってはセカンドに当たる)です。Tubeway Armyについては、その首謀者Gary Numanのところで,大体のバイオグラフィーは書きましたので、ちょっとだけ付け加えます。結成は1977年で、それまでLasersと名乗っていたバンドが改名して出来ました。Garyは従兄弟のドラマーと一緒にバンドを結成。ただ、パブ等でのライブではしばしばパンクスが暴れるので、ライブな控えていたみたいです。この時のメンバーはGary Numan (Vo, Kbd. G), Paul Gardier (B), Jess Lidyard (Dr)のトリオですが、実質、Garyのソロ・バンドと言う感じですね(確かにこの後はGary Numanのソロ名義になりますが、他の2人はバックバンドになっています)。この頃のGaryの作風はベースとシンセとヴォーカルがほぼユニゾンで進行する曲調で、Garyのヴォーカルもステンレス製の声質と言うか割と無機質な感じのヴォーカルスタイルで、非常に特徴的です。またB面の最後の2曲は,その時代のニューウェーブ(?)には珍しくインスト曲になっています。シンセはポッピングするよりもストリングスっぽい使い方が多く,またギターには過剰なフランジャーがかかっているようです。高校生の頃、初めてこのアルバムを聴いたのですが、その頃は、ノリの良いA-1 “Me! I disconnect From You”とかB-1”You Are In My Vision”が好きでした。しかしながら、今聴くとダウンテンポなA-5 “Down In The Park”(この曲はのちにMarylin MasonやFoo Fightersがカバーしている)やインストのB-4”When The Machines Rock”やB-5 “I Nearly Married A Human”が良いですね。また、嬉し恥ずかし、歌詞が、もろSF的と言うかJ. G. BallardやPhilip K. Dickっぽいと言うか、まあ、分かるでしょ? そんな感じで初々しいですね。しかしながら、本アルバムからのシングルカット"Are 'Friends' Electric?"がUKチャートインして,大ヒット作になっていました。とは言え、アルバムとしてはトータルな感じで纏めてされていますし、ポップネスもありますので、よい作品だとは思います。テクノ・ポップと言うよりは,エレ・ポップと言った方がしっくりきますね。そんなエレ・ポップなアルバムを、今一度聴き直してみてください。 A1 “Me! I Disconnect From You” (3:22) A2 “Are 'Friends' Electric?” (5:24) A3 “The Machman” (3:07) A4 “Praying To The Aliens” (3:59) A5 “Down In The Park” (4:26) B1 “You Are In My Vision” (3:14) B2 “Replicas” (5:00) B3 “It Must Have Been Years” (4:01) B4 “When The Machines Rock” (3:14) B5 “I Nearly Married A Human” (6:31) A5 “Down In The Park” (4:26) https://youtu.be/9GQS-iFCzus?si=2pgumYmUbLb2ETIn [full album] https://youtube.com/playlist?list=PLdB2qly-JTgBEnQ6m-9EX-UvhpzmN_1r2&si=7gq5bo1N7GhmXGhx #TubewayArmy #Replicas #Begger’sBanquet #GaryNuman #SynthPop #TechnoPop #Electro #Synthesizers #PaulGardiner #Bass #JessLidyard #Drums
Electronic music Beggar’s Banquet 2000円位?Dr K2
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The Stranglers “X CERTS”
もう何にも言いません、The Stranglersの初のライブアルバムです。どうも”X Certs”と言うタイトルの意味は「成人向け」らしいので、彼等らしいなあと思います。まだ田舎の高校生だった私は、以前に紹介したアルバム”Black And White”でヤラれていたので、このライブ・アルバムは凄く有り難かったし、これも擦り切れる程、聴いてましたね。曲もそれまでの3枚のアルバムから選出されていたので、馴染み易かったですね。それから国内盤だけだったのかもしれませんが、アルバム未収録曲の7㌅シングルが付いていたのも嬉しかったですね。JJ Burnelのゴリゴリのベースは相変わらずで、Hugh Cornwellの字余りな歌詞とちょっとハスキーながら知性と野生を感じさせるヴォーカルも最高です。それを支えるJet Blackのドラムと曲により適切なオルガンとシンセやワウを掛けたエレピを軽々と弾きこなすDave Greenfield。全て最高です。私にとってのStranglersはここまでですね。確かに”The Raven”も好きですし、最近のアルバム”Suite XVI”も好きなんですが、ここまででバンドとして一旦完成した感じがします。今、気付いたんですが、Daveがメインヴォーカルを取る”Dead Ringer”と”Do You Wanna?”の2曲も入っているんですね。あとオマケに付いてた7㌅シングルの2曲”Mean To Me”と”Choosey Susie”もカッコよかったです。ここら辺のレコードはヘビロテしてました。あと国内盤とオリジナル盤ではジャケが違うみたいですね。そんな青臭い青春の一枚です。機会があつたら、聴いてみて下さい。 ◼️LP A1 “(Get A) Grip (On Yourself)” (3:38) A2 “Dagenham Dave” (3:13) A3 “Burning Up Time” (2:35) A4 “Dead Ringer” (2:45) A5 “Hanging Around” (4:12) A6 “I Feel Like A Wog” (3:29) B1 “Straighten Out” (2:52) B2 “Curfew” (3:47) B3 “Do You Wanna? - Death And Night And Blood (Yukio)” (5:33) B4 “5 Minutes” (4:09) B5 “Go Buddy Go” (5:37) ◼️Bonus 7" Single C “Choosey Susie” (3:12) D “Mean To Me” (1:56) B1 “Straighten Out” (2:52) https://youtu.be/uI7EgJFjYdY?si=4QwZ-zRpVtZ6fjL2 [full album + other songs] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_ntppctccD0FqM9yjNlgtjlh6w7mJXu6sc&si=3MiYgeoTzr-C3EXG #TheStranglers #XCerts #LiveAlbum #UnitedArtistsRecords #Punk #NewWave #BonusSingle #MeanToMe #ChooseySusie #HughCornwell #JeanJacquesBurnel #DaveGreenfield #JetBlack
Punk / New Wave UNITED ARTISTS Records 2000円位?Dr K2
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Tom Robinson Band “Power In The Darkness”
もう皆んな、忘れちゃったかな?一世を風靡したTRBことTom Robinson Bandのファーストアルバムの登場です。パンク勃興の時期に出てきたことと初期からLGBTQの権利を守るアティテュードを示していたことから、パンクの仲間と思われていますが、寧ろ正当なブリティッシュ・ロックのバンドであり、パンクとは言えないですね。バイオグラフィーを少し。元々は13歳で自分がゲイであることに気づいたTom Robinsonが自殺未遂や専門の学校に移らされたりしたのですが(当時、英国ではゲイは罪であり、投獄されていた)、1973年にアコースティック・トリオCafé Societyをで活動を開始していますが、ファーストアルバム600枚を売って、直ぐに脱退し、自身のバンドTom Robinson Bandを作ります。時代的にSex Pistolsに影響を受けた彼はすぐに,ゲイ・シーンと繋がり、ゲイやレズビアンの権利を得るための音楽をやるバンドとして、先ず旧知のDanny Kustow (G)を誘い、Brian "Dolphin" Taylorを連れてきます。それでオーディションでベーシストとしてMark Amblerを採用しますが,実はMarkは鍵盤楽器が出来ることを知り,MarkをKbd担当にして、Tom自身はBとVoになります。そうして1978年にTRBは結成されます。ライブハウスで、パンクバンドと一緒に出演していきますが、その噂を聞き付けたEMIと契約します。その後もゲイやレズビアンについてのリーフレットやチラシを配布しています。また、The ClashやX-Ray Spexと共にRock Against Racismにも出演しています。彼等のファーストシングル"2-4-6-8 Motorway"が1977年後半にリリースされ、UKチャートで5位まで上がります。その後、1977年11月のライブトラックからの4曲入りEP”Rising Free”をリリースしますが、このEPには彼等のプロテストソング”(Sing If You’re) Glad To Be Gay”が収録されています。それで1978年にファーストアルバムである本作品がリリースされます。このアルバムはUKチャートの4位まで上がり、ベストUKバンドとも言われました。その直後、KbdのiMarkが脱退したので、ヘルプでNick Plytasが加入、セカンドアルバムの作製にかかりますが、この頃にパーマネントのKbd担当に Ian Parkerが加入。しかし、DolphinがプロデューサーをTodd Rundgrenに代えるべきだと進言しましたが、実際にはDolphinは気に入らず、ゴタゴタが起きます。結果、ドラマーはCharlie Morganになります。それでツアーに出たのですが、今度はギターのDannyが1979年に脱退し、バンドは消滅してしまいます。ザックリとこんな数奇な運命のバンドでした。 それで、彼等のファーストアルバムの本作品”Power In The Darkness”ですが、兎に角、演奏がタイトで、カッコいいいです。それとTomの作曲能力やメンバーのアレンジ力も凄いです。当時出てきたパンクバンドとは一線を画すテクニックを全員が持ったロックバンドですね。彼等のプロテストソング”(Sing If You’re) Glad To Be Gay”が入っていないのが、ちょっと残念ですが、どんなパンクバンドにも負けない演奏テクとソングライティング、辛辣な歌詞を持ったバンドであり、聴いていて飽きませんね。シングルカットされた”2-4-6-8 Motorway”もキャッチーです。昨今のLGBTQの権利を声高々に歌い上げたTRBの辛辣なロック・アルバムを聴いてみてください。 A1 “2-4-6-8 Motorway” (3:18) A2 “Up Against The Wall” (3:34) A3 “Grey Cortina” (2:10) A4 “Too Good To Be True” (3:34) A5 “Ain't Gonna Take It” (2:53) A6 “Long Hot Summer” (4:44) B1 “The Winter Of '79” (4:30) B2 “Man You Never Saw” (2:39) B3 “Better Decide Which Side You're On” (2:50) B4 “You Gotta Survive” (3:14) B5 “Power In The Darkness” (4:56) A6 “Long Hot Summer” (4:44) https://youtu.be/mJcRTNDcKG4?si=2aQ6EtLZElbRTsUo [full album(曲順は違います)] https://youtube.com/playlist?list=PLLU1elroj_KEQh2DRKgKx1OP7remOwRzA&si=CQwM8zEEZv1Ik_mq #TomRobinsonBand #PowerInTheDarkness #EMI #国内盤 #FirstAlbum #LGBTQ #ProtestSong #2-4-6-8Motorway #TomRobinson #DannyKustow #Brian’Dolphin’Taylor #MarkAmbler
Punk/New Wave EMI 2000円位?Dr K2
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Die Krupps “Stahlwerksynfonie”
またまた登場の独逸鋼鉄王ことDie Kruppsのファーストアルバムです。一応、12㌅ですが、両面とも45回転なので、EP扱いにしましたが、実質、彼等のファーストアルバムです。私がDie Kruppsを知ったのは、ロック・マガジンの付録に付いていたソノシートなんですね。ライブ録音だったと思います。当時、西のEinstrutzende Neubauten、東のZ’evと言うメタル使いがいましたので、どちらも大好きだった私は、そのソノシートが一発で気に入ってしまいました。彼等のバイオグラフィーは以前に書きましたので、省略させて頂きます。元々はDüsseldorfでJürgen EnglerとBernward Malakaが中心となって1980年に結成されました。この頃のメンバーははっきりしませんが、Jürgen Engler(Vo, G, Stahlofon), Bernward Malaka (B), Frank Köllges (Dr), Ralf Dörper (Kbd), Eva-Maria Gößling (Sax), Ralf Albertini (?), Christina Schnekenburger (Syncussion, B)でしょうか?両面とも同じ曲の通常ロック・ヴァージョンとメダパー・ヴァージョンからなります。曲の屋台骨のベースはほぼほぼ単音を単調に弾き続け、それにドラムが合わさって曲の骨格が出来ているのですが、上物がA面とB面で違います。A面はフリーキーなギターとサックスが主体で、B面はStahlofonと呼ばれるメタパーと咆哮が主体になっています。この単純だけど強烈な金属音のシンフォニーは他に類を見なかったですね(Neubautenを除くとですが)。その後、メンバーチェンジや音楽性の変遷によって、EBMやインダストリアルと言うようなバンドになっていきます。2016年には、このアルバムのセルフ・カバーアルバム”Stahlwerkrequiem”をリリースしています。それ程までに画期的な作品であったと思われます。そうですねぇ,カオスを表現したら、こんな音楽になると言えばいいですかね?そんな彼等の限定を聴いてみてください。 A “Stahlwerksynfonie” (13:42) B “Stahlwerksynfonie” (14:38) https://youtu.be/wZNhRjrwg7w?si=jJDFm0TF_kKv1aN_ #DieKrupps #Stahlwerksynfonie #ZickZack #FirstMiniAlbum #Stahlofon #MetalPercussions #Minimal #Industrial #Guitar #Sax #JürgenEngler #BernwardMalaka #FrankKöllges #RalfDörper #Eva-MariaGößling #RalfAlbertini #ChristinaSchnekenburger
Neue Deutche Welle (German New Wave) Zick Zack 2000円位?Dr K2
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Brian Eno “Another Green World”
皆さんの知っていらっしゃるBrian Enoの初期の作品の一つが,この”Another Green World”です。オリジナルは1976年にIsland Recordsからリリースされています。私がEnoのことを初めて知ったのは、オプスキュアでもロキシー・ミュージックでもなく、”No New York”のプロデュースなんですよ。なので、他のリスナーでも彼のことに詳しい人も沢山いると思いますので、バイオグラフィーは簡単にしておきます。Enoは、イプスイッチ・聖ジョセフ・カレッジとウィンチェスター美術学校に在籍し、美術を学んでいましたが、在学中からバンド活動をしており、Andy Mackayに誘われて、1971年にRoxy Musicに加入、その後、1973年に脱退、ソロ活動に移行します。特にKing CrimsonのRobert Frippとの共作”No Pussyfooting”は有名ですね。それ以外でもソロのロック作品”Taking Tiger Mountain (By Strategy)”などを発表していく一方で、前衛的音楽やニューエイジ的音楽も発表していきます。それが,本作品や”Ambient 1: Music For Airport”などの非ロック的な作品へと繋がっていきます。また、彼は、Harold BuddやJon Hassellらのアンビエントの才能を開花させています。そのような活動と並行して、色々なロック・アーティストとコラボをやっており、その中でもDavid Bowieの「Berlin 三部作(“Low”, “Heros”及び”Lodger”)」に参加しているのは有名ですね。1980年代になると、Talking HeadsやDevo, Ultravox!, U2と言ったニューウェーブなグループのプロデュースを始めており、その最たるものが、当時のNYCの最地下の音楽を集めた”No New York”のプロデュースですね。その後も視覚芸術とのインスタレーションに行ったり、21世紀にはColdplayなどポストロックなグループの作品への参加など衰えを見せません。ザックリ言うとこんな感じでしょうか? それで、本作品ですが、1975年に作製されており、Enoが丁度,アンビエントに行くか行かないかの辺りの作品になります。なので、ヴォーカル入りのロックっぽい曲とシンセ中心の割と静か目の抽象的なインスト曲から成ります。Enoはこのアルバムを作製する際に、35曲ほどを書いていますが、どれを選んでどうすれば良いかに悩み、Oblique Strategiesと言う一種のタロットカード的な手段で曲の選択と仕上げを行ったとされています。それにしても、各曲のクオリティは勿論、全体のバランスも良いアルバムだと思います。なお、本作品発表時でも、高評価で、「ロックとアンビエント、動と静などが上手く配置された傑作」と言われています。2004年でも、Pitchfork誌のスタッフが選んだ「1970年代のベスト・アルバム100」では10位にランク・インしています。あと、この時代に既にリズムボックスが平然と使われているのも特徴かと。重要なことは、彼はいつも自分のことを「非音楽家」と言っている点で、それは、彼が録音スタジオを一種の「楽器」として使うことと関係があるようです。また、それは後のThis HeatやCabsにも言えることでしょうね。そんなアルバムですので、Enoの魅力を聴くには最良の作品だと思いますよ。因みに、本作品の参加者は、Brian Eno (Vo, Organ, Synth, G, Perc, Piano, Kbd, Effects, Yamaha Bass Pedals)の他、Robert Fripp (G [A3,A6,B3]), Rod Melvin (Kbd, E-Piano), John Cale (Kbd, Viola), Percy Jones (B, Fretless-B), Paul Rudolph (B, G, Snare), Brian Turrington (B, Piano), Phil Collins (Perc, Drs)となっています。 A1 “Sky Saw” (3:27) A2 “Over Fire Island” (1:51) A3 “St. Elmo's Fire” (3:01) A4 “In Dark Trees” (2:32) A5 “The Big Ship” (2:37) A6 “I'll Come Running” (3:50) A7 “Another Green World” (1:42) B1 “Sombre Reptiles” (2:23) B2 “Little Fishes” (1:32) B3 “Golden Hours” (4:00) B4 “Becalmed” (3:55) B5 “Zawinul / Lava” (2:56) B6 “Everything Merges With The Night” (4:03) B7 “Spirits Drifting” (2:47) A4 “In Dark Trees” (2:32) https://youtu.be/OH4oeGU_o1U?si=Qx3zEShguZWsbB5R [full album] https://youtube.com/playlist?list=PLiN-7mukU_RGs4C5wjotHuP2EHnB-LpD1&si=XVUHaQkdwkpaYD0y #BrianEno #AnotherGreenWorld #Non-Musician #AmbientMusic #ProgressiveRock #1975年 #SoloAlbum #Experimental #Guests #RobertFripp #RodMelvin #JohnCale #PercyJones #PaulRudolph #BrianTurrington #PhilCollins
Progressive Rock POLYDOR 2000円位?Dr K2
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Chris and Cosey “Heartbeat”
T.G.解体後、飛び出したChris CarterとCosey Fanni TuttiのデュオことChris & Coseyのファーストアルバム”Heartbeat”の登場です‼️ 彼等はこのデュオ名を1980年代初頭から1990年代まで使用していました。現在はCarter Tutti名義になってます。Rough Tradeで、4枚のアルバムを作製し、1983年に彼等自身のレーベルCreative Technology Institute (C.T.I.)を立ち上げ、より実験的な或いは他者とのコラボ作品をリリースしています。話しを少し戻すと,ChrisはT.G.の音楽的頭脳であり、シンセを中心としたelectronics を担当、また、CoseyはT.G.のセックス・シンボルであり、主にギター、コルネットを演奏していましたが、本作では更にelectronicsも扱っています。まあ、有名な話ですが、T.G.が解散したのは、当時、Genesis P-OrridgeのパートナーだったCoseyをChrisが寝取ったからとされてます。その後、国際的に種々のレーベルからChris and Coseyの作品はリリースされていくことになりますが、1992年以降は、音楽的問題と健康上の問題で、ツアーはやめて、スタジオワークに集中しています。1998年にライブを復活・敢行し、その時の記録としてライブアルバム”Union”をリリースしています。その後、多くのアーティストやグループとのコラボ作品やリミックス作品をリリースしていますが、2000年からはCater Tuttiとして活動を現在まで継続しています。一時期、T.G.の再結成もありましたか、途中でGenesisが辞退した為、残りの3人はX-TG名義で短期間活動していました。しかしながら、Peter “Sleazy” Christophersonがタイで 2010年11月に死亡、更には,Genesisも2020年3月14日に死亡し、T.G.は封印されました。 そこで、本作品ですが、流石、T.G.の音楽的頭脳であったChrisの打ち込みシーケンスが冴え渡っているミニマルな音楽で、A-1でのCoseyのカッコいいギターのリフと絶妙にマッチしています。この作品がリリースされた時,日本のある評論家は「骨格だけの音楽に過ぎない」と酷評していましたが、そのシンプルにしてミニマムな音楽こそが、彼等の持ち味であり、後々のテクノ等のダンス・ムーブメントを予見した作品ではないでしょうか?それ以外でもテープの挿入やCoseyのコルネットの演奏、Chrisのマニアックなシンセなども聴くことが可能ですので、皆さんも、是非聴いてたみて下さい。 A1 “Put Yourself In Los Angeles” (3:46) A2 “This Is Me” (2:58) A3 “Voodoo” (2:27) A4 “Moorby” (2:38) A5 “Radio Void” (2:19) A6 “Just Like You” (3:18) B1 “Bust Stop” (4:06) B2 “Useless Information” (4:41) B3 “Moving Still” (4:29) B4 “Manic Melody (Hairy Beary)” (3:41) B5 “Heartbeat” (5:51) https://youtu.be/7WMljdnokJo?si=LtPgS0pbtEaW9PC6 #ChrisAndCosey #Heartbeat #FirstAlbum #Techno #Ex-ThrobbingGristle #RoughTrade #Minimal #Electronics #Programming #Sequencer #Synthesizers #Guitar #Cornet #CoseyFanniTutti #ChrisCarter
Post-industrial, Synth Wave Rough Trade 2000円位?Dr K2
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The Human League “Holiday 80s”
英国の工業都市シェフィールドから出てきたThe Human Leagueで、これが分裂前の最後のリリースとなります。このミニアルバムは分裂時にリリースされたもので、本国では7”EPとか7㌅2枚組などの様々な形態でリリースされていましたが、日本向けには、2曲追加して12㌅のミニアルバムとしてリリースされました。まあ、恥ずかしいことに、大きなレコードラベルにはアイドルっぽい写真が使われてますね 苦笑)。The Human Leagueのバイオグラフィーは前回書きましたので、ここでは割愛させてもらいます。このミニアルバムには、未発表曲,ヴァージョン違い、カバー曲などが収められており、少し散漫な印象を与えますが、聴きどころは多いです。A-1 ”Marianne” は未発表曲で、この1曲だけでも買って良かったと思える程、ポップネスと実験性を併せ持った曲です。何度も聴き直したものです。A-2”Dance Vision”はThe Human Leagueの前身The Futureの時の曲で、実験性丸出しのダンスチューンです。そしてA-3はセカンドアルバムにも収録されていた曲”Toyota City”のロングヴァージョンです。B-1”Rock’n’Roll”とB-2 “Nightclubbing”はDavid Bowieの曲のカバーでメドレーになっています。そしてB-3はセカンドアルバムにも収録されている彼等の初期の代表曲でもある”Being Boiled”(このヴァージョンではThe Boys of Buddhaのシンセ・ホーンがカッコいいです)が収められています。しかしながら、今から考えると、これは、The Human Leagueの名前で一儲けしようと言うレコード会社の思惑が見え見えですね。でも、”Marianne”は名曲なので、エレ・ポップ・ファンは聴いてみてください! A1 “Marianne” (3:15) A2 “Dancevision” (2:19) A3 “Toyota City” (5:33) B1 “Rock 'N' Roll / Nightclubbing” (6:20) B2 “Being Boiled” (4:20) [一部、曲順が異なります。A3は別に貼っておきます] https://youtu.be/1F8aZaI9GJc?si=CKtbsbOBPDA28WD5 A3 “Toyota City” (5:33) https://youtu.be/OrgS4455_BQ?si=SDgN25mR5M9cIFAZ #TheHumanLeague #Holiday80 #Marianne #DanceVision #ToyotaCity #Rock’n’Roll #Nightclubbing #BeingBoiled #MartynWare #IanCraigMarsh #PhilOakey #PhilipAdrianWright
Synth Wave Virgin Records 2000円位?Dr K2
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The Pop Group “We Are Time”
私のは見本盤です。これは本当の意味で新録ではありませんが、一応、The Pop Groupのサードアルバムに当たる作品です。The Pop Groupについては、前回、ある程度紹介しましたが、所謂「アンファン・テリブル」として、当時は認識されていたと思います。結成は英国ブリストルで1977年(1978年との説もある)で、1981年まで活動。その後、2010年に再結成し、現在も活動を続けています。結成時のメンバーは、Mark Stewart (Vo), John Waddington (G), Simon Underwood (B), Gareth Sager (Sax, G), Bruce Smith (Dr)でしたが、Dan Catsis (G)はセカンドアルバムの時に参加してます。彼等は、フリージャズ、ファンク、ロック、アヴァンギャルドなどを一度に鍋に放り込んで、グツグツ煮たような、それまで聴いたことも無かったような音楽を十代にして作ってしまった訳で、その音楽的過激さとポリティカルな姿勢は唯一無二のバンドでした。特に、セカンド・アルバム”How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?”の作製時にお互いの精神状態は沸点に達し、世紀の名盤のリリースと引き換えに、グループの解散を招いてしまいました。本アルバムは、そんな彼等のライブ録音の音源を集めて作ったもので、本来の彼等の希望ではなかったのでは?と想像します。しかしながら、ライブを観られないリスナー(私もそうです)にとって、かけがえの無い音源でもありました。テンションが高過ぎて、崩壊ギリギリの所で「音楽」の体を保っているのがよく分かります。その意味では、彼等の本質を最も良く捉えたアルバムかもしれません。その後、彼等は、Mark Stewart & The Maffia, RipRig + The Punic, Pigbag, Maximum Joyに分裂していきます。2010年に再結成されましたが、もうこの頃の様なテンションは感じられなくなってしまいました。90年代に一度だけ、Mark Stewartのソロでの来日公演を観に行った事があるのですが、そのヴォーカル・スタイルこそ変わりは無かったですが、やはり1980年の時のテンションは余り感じられませんでした(でも、それは私達の感性が大人になって鈍ってしまったからかもしれませんね)。そんな彼等のテンションが吹き込まれている本アルバムは是非聴いて下さい(噂では、彼等は結成当初では、本当はポップなバンドをやりたかったとか、、、。)。因みに、本作品に収録されている時のメンバーは、Mark Stewart (Vo), John Waddington (G, B), Gareth Sager (Sax, Clarinet, Piano, Organ, G), Dan Catsis (B), Bruce Smith (Drs, Perc)です。 A1 “Trap” A2 “Thief Of Fire” A3 “Genius Or Lunatic” A4 “Colour Blind” A5 “Spanish Inquisition” B1 “Kiss The Book” B2 “Amnesty Report” B3 “Springer” B4 “Sense Of Purpose” B5 “We Are Time” A4 “Colour Blind” https://youtu.be/EJW5MfG1F6c?si=Xo2GOBgoOGf-h1jH [Full album] https://youtube.com/playlist?list=PL_yQrwboSSimwj2h0AZHK5jij9EqDss3j&si=IySvhrPjZXhCYc8C #ThePopGroup #WeAreTime #PostPunk #FreeJazz #Funk #AvantGarde #LiveAlbum #RoughTrade #MarkStewart #JohnWaddington #GarethSager #DanCatsis #BruceSmith
Avant-rock, Experimental funk, Dub Rough Trade 2000円位?Dr K2
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The Flying Lizards “Fourth Wall”
段ボールをドラム代わりに叩いて、ペナペナのギターに合わせて、往年のロックの名曲を無表情な女性ヴォーカルに歌わせると言う、通常のカバーソングとは全く異なるアプローチでヒットを飛ばしたのが、このThe Flying Lizardsです。本当なら、そのアルバムを紹介するところですが,私は持ってないので、セカンドアルバムをご紹介します。その前に、The Flying Lizardsって何?から。結成は1976年のロンドンで、リード・シンガーにDeborah Evans-Sticklandを迎えてBarrett Strongの "Money" をカバーして、英国・米国のチャーインした、David Cunninghamのバンドと言うよりは不定形プロジェクトで、関係したアーティストの方はDavid Cunninghamに加えて、Steve Beresford, Bob Black, Deborah Evans-Stickland, Robert Fripp, Vivien Goldman, Peter Laurence Gordon, Julian Marshall, Patti Palladin, Sally Peterson, David Toopと英国即興演奏家から素人に毛が生えたような人まで多岐に渡ります。ファーストアルバムでは前述の”Money”の他、Eddie Cochranの“Summertime Blues"もカバー。英国チャートには60位に食い込みました。その後、1979年に本作であるセカンドアルバム”Fourth Wall”を発表しましたが、売れずに。まあ元々が、ヒットを飛ばすために作ったバンドではないので、彼等は気にはしなかったようです。1984年にもSally Petersonと組んでサードアルバムTop Ten”をStalk Recordsからリリース。 これには、James Brown'の"Sex Machine"とLeonard Cohenの "Suzanne"のカバーが含まれており、これら曲は それぞれシングル・カットされています。その後、David CunninghamはテレビのCMや映画のサントラなどの仕事をしていましたが、1978年に作ったダブ・アルバム”The Secret Dub Life of the Flying Lizards”をリメイクしたり、1995年には、ファーストとセカンドアルバムの再発である”The Flying Lizards and Fourth Wall”をRPMから出したりしてます。 それで今回、紹介する本作品もファーストの延長線であり、豪華なミュージシャン(英国屈指の即興演奏家であるDavid ToopやSteve Beresfordや、プログレ界からもRobert Flipp、ミニマルミュージックのMichael Nyman、またThe Pop GroupのGareth Sagerなども)が参加しており、屈折したポップミュージックを演奏しています。曲はDavid Cunninghamが書いており、今回の女性ヴォーカルはPatti Palladinで、余り抑揚の無いヴォーカルを披露してます(なお、彼女はJohnny Thundersとデュオでアルバムを作製したりしているみたいです)。曲によってはインスト曲もありますし、シンセやループが多用された曲もあり、ヴァラエティに富んでおり、色々と楽しめます。またDavid Cunninghamは「ポップミュージックはそれ自体が政治的である」との発言もあり、RIOとの関係もありそうです。それは別としても、世間の評価は低かったですが、音楽ライターの評価の高かった、このセカンドアルバムも聴いてみてください。 A1 “Lovers And Other Strangers” (3:09) A2 “Glide/Spin” (3:30) A3 “In My Lifetime” (2:20) A4 “Cirrus” (1:24) A5 “A-Train” (5:09) A6 “New Voice” (5:42) B1 “Hands 2 Take” (4:05) B2 “An Age” (2:31) B3 “Steam Away” (4:47) B4 “Move On Up” (5:27) B5 “Another Story” (3:08) B6 “Lost And Found” (2:47) A1 “Lovers And Other Strangers” (3:09) https://youtu.be/ZVfxP5Rwm7w?si=qmciXDHQH5K2p3wR A2 “Glide/Spin” (3:30) https://youtu.be/X9OaLIKG_5o?si=wZWxdZP3EG7wwuu8 A3 “In My Lifetime” (2:20) https://youtu.be/GOE1i4nf-CQ?si=oTjVcTZyor5nP1ZK A4 “Cirrus” (1:24) https://youtu.be/rRS3E3PIaew?si=gNdoKATFGWqL2-m_ A5 “A-Train” (5:09) https://youtu.be/hHPXmD6kpM4?si=CA-yF0uOObTyyQPx A6 “New Voice” (5:42) https://youtu.be/_mT-M7PQvqo?si=iaSRPl_aaAt36nRB B1 “Hands 2 Take” (4:05) https://youtu.be/CYuPP55mxXw?si=1u6QgK8fot3QV4SJ B2 “An Age” (2:31) https://youtu.be/UbvP5pb9z5k?si=bBw1f2evvh_wOmeQ B3 “Steam Away” (4:47) https://youtu.be/ro622k4JtJI?si=lo8HbK1R6kUKpkSg B4 “Move On Up” (5:27) https://youtu.be/1FL9uSKEEF8?si=jA4Y9qAFJmDPpIQH B5 “Another Story” (3:08) https://youtu.be/Jii3y88iva8?si=Ra5Hu7JQtaGIa1GF B6 “Lost And Found” (2:47) https://youtu.be/VY0au_ZGNvw?si=4lJ5yOyZkDOZ8kG7 #TheFlyingLizards #FourthWall #SecondAlbum #Avant-Pop #DavidCunningham #PattiPaladin #VirginRecords
Avant-pop Virgin Records 2000円位?Dr K2
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Factrix “Scheintot”
今回はアメリカのインダストリアルの始祖とも言えるSFのFactrixのファーストアルバム ”Scheintot (「どうやら死んでる」の意味)です。簡単にFactrixのバイオグラフィーを。1978年に、Bond Bergland, Cole Palme, Joseph T. Jacobsの3人によって西海岸SFで結成されたインダストリアル・バンドで、Monte Cazazza等との協力によって、アメリカ西海岸のインダストリアル・シーンを活性化しますが、1982年に解散してしまいます。その活動の間に、前述のMonte Cazazzaを始めとして、映像作家のRuby Ray, Tana Emmolo-Smith, Survival Research Laboratories (ロボットマシンによる擬似戦争パフォーマンス・グループのSRLです)やMinimal ManことPatrick Millerとの共同作業にも注力しています。Subterranean Recordsなどからのリリースもありましたが、西海岸での評価が、中々、世界的な評価に繋がりませんでした。そんな中でも、NYの音楽ライターCarlo McCormickは「先見の明があり、後続に影響を与えた偉大なバンドの一つ」と評価していました。 それで本作についてです。メンバー3人は基本的にはG, BとSynthを分担して、バックにはリズムボックスを使っていました。しかしながら、Grim side (B面のことで、A面はParty sideになってる)ではヴァイオリンも使ってるみたいです。内容的には、T.G.やCabsからの直接的影響とV.U.からのインスピレーションが顕著ですね。そう言う意味では、次のライブ・アルバム ”California Babylon”の方が面白かったりもします。人によってはArt BearsやKing Crimsonからの影響もあるとか。反復する不明瞭なベースライン、単調なリズムボックス、時に単調に時に痙攣するギター、ダルなシンセとヴォーカル。これらは正しく「インダストリアル・ミュージックの亡霊或いはエピゴーネン」なのかもしれません。この作品は、まさに「西海岸の闇/不穏」ですね。興味を持たれたら、その闇を体験してみてください。 ◼️Party Side A1 “Eerie Lights” A2 “Heavy Breathing” A3 “Center Of The Doll” A4 “Thin Line” A5 “Anemone Housing” ◼️Grim Side B1 “Over My Shoulder (And Out Of My Life)” B2 “Ballad Of The Grim Rider” B3 “Snuff Box” B4 “Phantom Pain” https://youtu.be/SLO0mH-BKnQ?si=KWty2_rFmprckprO [full album +bonus tracks] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mZ8EdAmIdc8SjBsLLJK4cWmUFuKzpiZiw&si=Gan7vK_Jj4LY04QO #Factrix #Scheintot #AdolescentRecords #FirstAlbum #MonteCazazza #Industrial #西海岸ThrobbingGristle #CabaretVoltaire #VelvetUnderground #BondBergland #ColePalme #JosephT.Jacobs
Industrial, Noise Adolescent Records 2000円位?Dr K2
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Einstürzende Neubauten “Zeichnungen Des Patienten O.T. / Drawings Of O.T.”
やっと辿り着きました❗️独逸が産んだガラクタを音楽に変えてしまうバンドEinstürzende Neubauten(以下ENと表記)❗️1981年に出た”Kalte Sterne”以来、いや,もっと言うなら世紀の名盤”Kollaps”以来、その動向を常に見続けてきたENです。今回、取り上げるのは、彼等の2枚目のレコード・アルバム”Zeichnungen Des Patienten O.T.”(邦題「患者O.T.のスケッチ」)です。この時のメンバーはBlixa Bargeld, Alexander von Borsig, F.M. Einheit, Marc ChungそしてN.U.Unruhの黄金のクインテットです。因みに、このタイトルは、オーストリア生まれの画家Oswald Tschirtner (オズワルド・チルトナー)のことで、彼は第二次世界大戦で捕虜となり、精神を病んで精神病院で暮らしながら、そこで絵の才能を認められたアウトサイダー・アーティストです。また、彼は、精神に障害を持ったオーストリアのアーティストの集団を代表する画家としても知られており、その作品を世に紹介した医師の本のタイトルが、今回のアルバム・タイトルに採用されています。 ENのバイオグラフィーを少し。元々、Bargeldが1980年4月1日に西ベルリンのMoon Clubで何かやらないか?と言われたことから、ENは始まったらしいです。それで、彼はちょとした友人に声をかけて出演しましたが、その友人たちは離れていき、その結果、コアメンバーとなるBargeld、F.M.EinheitとN.U.UnruhでENは本格的に始まったとされています。本当かどうかは分かりませんが、当時、メンバーは極度の金欠だった為、ドラムセットを売り払い、代わりに鉄屑とかを拾ってきて、打楽器代わりにして演奏していたとされています。確かに、ファーストアルバム ”Kollaps”の裏ジャケにはベルリンオリンピック会場跡で、当時使っていた「楽器」がずらりと並べられており、それだけでも飯が3杯食える程、カッコ良かったですね。その後、ENはベース奏者のMarc Chung氏と、当時、西ベルリンで天才少年とまで噂されたAlexander von Borsig (Alexander Hacke)氏が加わります。それにJon Caffery氏も演奏とミックスで関わっています。そうして作製されたアルバムが本作品になります。ENはメタル・パーカッションを初めてロックのフォーマットに落とし込んだバンドであり、本作品でも、充分にメタパーの打撃音などが楽しめます。また、スプリングを用いた自作打楽器や工事現場での削岩機なども使われています。この頃は、BargeldもVo/G担当でしたね(本当にGを弾けるのかは別として)。後,特筆すべきは、歌詞は頑なに独逸語に拘って作られており、その独特の語感やBargeld氏の発声法(特に引き攣るような吸気による発声は思い当たるアーティストではUltra Bideのヒデ氏だけです)で、独自のヴォーカリゼーションを展開している点です。アルバム全体としては、ファーストの”Kallaps”程、混乱したものではありません。寧ろ、より音楽的になっていると思いますが、それでも、「音の出るものは何でも楽器である」的な曲作りには舌を撒きます。正直言って,初め聴いた時はちょっと大人しくなったイメージだったんですが、聴き込むと随所に実験的なミックスが為されていることに気が付きました。そして、ENは非楽器と楽器を組み合わせた独自の路線で進むことになります。しかしなから、Blixaのヴォーカリゼーションは凄いわぁ!そんなENを聴いてみませんか? A1 “Vanadium I-Ching” (4:54) A2 “Hospitalistische Kinder / Engel Der Vernichtung” (5:09) A3 “Abfackeln!” (3:32) A4 “Neun Arme” (2:34) A5 “Herde” (1:24) A6 “Merle (Die Elektrik)” (2:20) B1 “Zeichnungen Des Patienten O.T.” (3:23) B2 “Finger Und Zähne” (0:17) B3 “Falschgeld” (2:42) B4 “Styropor” (2:24) B5 “Armenia” (4:57) B6 “Die Genaue Zeit” (7:06) https://youtu.be/jbwSQqtscD0?si=Am6a_mNYUeQX_joY [full album + bonus tracks] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_krxomPRDeGhy0DFC_gPTt9SS2-jSFsVk0&si=jAz7kvH00r54AA-q #EinstürzendeNeubauten #ZeichnungenDesPatientenO.T. #MetalPercussions #Experimental #Rock #HandMadeInstruments #SomeBizarre #BlixaBargeld #F.M.Einheit #N.U.Unruh #MarcChung #AlexanderVonBorsig #JonCaffery
Experimental Rock / Industrial Some Bizarre 2000円位?Dr K2
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Plastics “Welcome Back”
この作品は、前作”Origato Plastico”のところで書いたように、ダンスバンドとしてのPlasticsを再確認できるセルフカバーアルバムです。その名も”Welcome Back”です。セルフカバーと言っても、2枚しかアルバムは出していませんので、どちらかと言うと録り直したアルバムと言った方がいいかもしれませんね。A面には”Origato Plastico”からのを中心に6曲を、B面は”Welcome Plastics”からのを中心に4曲を再録しています。本作で、最も大きな変化は、プログラミングされたベースシンセの使用とリズムボックスがRolandの名器TR-808(通称ヤオヤ)になったことで、かなりグルービーでファンキーな仕上がりになっている点ですね。多分、それまでのアメリカツアー経験からの影響と思われます。それとプロデュースが、Chris BlackwellとAlex Sadkinが行なっており、録音もバハマのナッソーのCompus Point Studioで行われていることも大きいかと思います。特にミックスを行ったAlex氏は80年代にはTalking HeadsやDuran Duranなどのマスタリングもやっており、この時代の寵児だったとのこと。また、Chris氏は元々、レゲエのプロデューサーでしたので、そんな彼のリズム感覚からも、本作をダンサブルにしていると思います。正直、私がこのアルバムを今回聴いたのも実に30年余振りだったのでした。購入した当初は、つまらんと思っていたので聴き込んでいませんでしたが、これまでの音楽の動きや提示された作品の文脈を合わせてみると、Plasticsが如何にダンスバンドであったかが、よく分かりました。収穫です。なお、中西俊夫氏と佐久間正英氏は鬼籍に入っており、もう演奏を聴くことができないのは残念です。なので、皆さんも、このアルバムを聴いて踊り狂いましょう。 A1 “Delicious” A2 “Diamond Head” A3 “Peace” A4 “Ignore” A5 “Cards” B1 “Top Secret Man” B2 “Copy” B3 “Good” B4 “Park” B5 “Robot” https://youtu.be/oJSHrMZlx-g?si=yFtTCm9n1WWm5sPE [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lYJ7w5UzYjByXMF2VFkvZq4tBmjuzBh2U&si=-MOHDStyp8PzwFYj #Plastics #WelcomeBack #DanceBand #Remake #Self-CoverAlbum #ToshioNakanishi #ChikaSato #HajimeTachibana #MasahideSakuma #TakemiShima #Producers #ChrisBlackwell #AlexSadkin
Techno pop 1981年 2000円位?Dr K2
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Plastics “Origato Plastico”
当時、ファースト・アルバムが好評だったPlasticsのセカンド・アルバムが”Origato Plastico”で、同じ1980年にリリースされてます。ただ、聴いた感触は、当時も今回も同様に、何か違和感があります。恐らく、彼らは、意識的に曲調や録音方法を変えたのだと思います。確かにチカさんと中西氏のヴォーカルもファーストとは違いますし、あれだけシンセを前面に持ってきてたファーストに比べて、シンセ音は後退し,代わりに打楽器や12弦ギター、ピアノなどが全体的に目立ちます。恐らくは彼等は意識的に電子音を排除し、テクノ・ポップの枠からはみ出そうとしたのではないか?また自分たちの好きだった音楽をやりたいと思ったのではないか?と想像します。それは、チカさんと中西氏が後にMelonを結成したこととも繋がるようですし、何よりもこの「テクノ御三家」として収まるのが嫌になったのは?と思います(他の2グループも同様に思っていたと思います)。要するに「自分たちはダンスバンドであって、決してテクノポップで消費されたくない!」と言う意志を感じます。歌詞もファーストに比べると、単なる言葉遊び(A面)よりも個人的或いは抽象的(B面)になり、より深みを感じさせます(まあ,相変わらずの和製英語ですが)。彼等(特にフロント佐藤チカ氏、中西俊夫氏、立花ハジメ氏の3人)は自分たちがかつて好きだったルーツミュージックへの回帰をしようとしたのです。まあ、そんな小難しいことを本当に考えていたのか?は私は知り得ませんが。それと”No Good”とか”Dance in the Metal”の様に実験的な試みもやっているところも評価したいですね。そんなダンスバンドPlasticsも一度は聴いてみてください。 A1 “Ignore” A2 “Diamond Head” A3 “No Good” A4 “Good” A5 “Back To Wigtown” A6 “Cards” B1 “Peace” B2 “Dance In The Metal” B3 “Interior” B4 “Park - Eight Days A Week” B5 “Desolate” https://youtu.be/kM39rlP3yIQ?si=IMPuuwToRA9RXKTK [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_le7v7DeOyPyN3AXQBOpPhnPhEoYRq52dQ&si=CIkVj7m7O6SYblaY #Plastics #OrigatoPlastico #Invitation #DanceBand #テクノ御三家 #ToshioNakanishi #ChikaSato #HajimeTachibana #TakemiShima
Techno pop Invitation 2000円位?Dr K2
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Plastics “Welcome Plastics”
あはは、John Cageと同時にPlasticsを聴くとは❗️と言う訳で、私の原点の一つでもあるテクノ・ポップを代表するグループPlasticsの登場です。まあ、皆さんはもう分かっているかも知れませんが、メンバー紹介などから始めたいと思います。メンバーは、所謂、横文字職業の方々で、佐藤チカ(Vo, Dance: 本業はスタイリスト)、中西俊夫(Vo, G: 本業はイラストレーター)、立花ハジメ(G: 本業はグラフィックデザイナー)、佐久間正英(Syn: 本業は音楽家で元四人囃子)及び島武実(Rhythm Box: 本業は作詞家)からなります。こう書いてみると、凄い業界バンドですね (笑)。1976年に結成、当時は東京ニューウェーブの典型的なバンドとも言われてましたね。彼らは、当時の米国ニューウェーブバンドDevoやB-52’sに影響されたとのことです。まあ、シンセサイザーを大々的にフィーチャーして、リズムボックス担当者がいるのが、当時はカッコ良かったんですよ。そう言う意味では、彼等の登場が、それまでの歌謡曲の流れ(ブラスやストリングスがメインだった)を大きく変えて、シンセをバックのメインにした曲にシフトさせた訳で、それは日本の芸能界には衝撃でしたね。それと彼等が如何にもテクノ・ポップ的であったのは、ヴォーカル二人の歌い方で、それは、高音担当のチカさんと中西氏のエセ英語の単語をぶつ切りに発音する「ロボット的」な歌い方です。そんな背景なんかはよく知らないまま、田舎の高校生だった私は、早速購入して、毎日聴き倒してました(この頃はテクノ・ポップ御三家として、P-Model, ヒカシューとPlasticsが挙げられてました)。私がシンセ好きになったのも、彼等の影響が大きかったです(更に言うならば、私が当時宅録してた自作曲とかは、モロPlasticsの劣化版でしたね)。本作品は、そんな時代のメインストリームを突き進んだテクノ・ポップが詰まったアルバムで且つパンクの影響を受けた(?)風刺的歌詞やMonkeysのカバー(ここら辺に彼等の原点かありそう)も聴けるアルバムだったんですよ。今はちょっと恥ずかしいけど、、、。 A1 “Top Secret Man (2:25) A2 “Digital Watch” (2:29) A3 “Copy” (2:20) A4 “I Am Plastic” (1:55) A5 “I Wanna Be Plastic” (1:30) A6 “Can I Help Me?” (4:10) A7 “Too Much Information” (2:17) A8 “Welcome Plastics” (2:58) B1 “I Love You Oh No!” (4:16) B2 “Robot” (2:54) B3 “Delicious” (2:48) B4 “Last Train To Clarksville/恋の終列車” (3:03) B5 “Deluxe” (3:56) B6 “Complex” (5:21) https://youtu.be/NubuleTPD-0?si=XKVbOCPbJV2lEXdz #Plastics #WelcomePlastics #Invitation #TechnoPop #業界バンド #テクノ御三家 #佐藤チカ #中西俊夫 #立花ハジメ #佐久間正英 #島武実
Techno pop Invitation 2000円位?Dr K2
