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Pere Ubu “Ray Gun Suitcase”
やっぱり買っちいますね。そうです。Pere Ubuの1995年作のアルバム“Ray Gun Suitcase”です。スタジオ盤としては13枚目となります。とにかくコンスタントに出しているPere Ubuは凄いです。バイオグラフィーは既に書いてありますので、そちらを参考にしてください。今回のメンバーは、David Thomas (Vo), Jim Jones (G), Michele Temple (G, Synth), Robert Wheeler (EML Electrocomp 101 Modular Synth), Scott Benedict (Drs, Perc)に加えて、Paul Hamann (B [B5], Bells [A5]), Garo Yellin (Cello [A3, A6, B4, B6]), Scott Krauss (Drs [A3, A6, B4, B6])もゲスト参加しています。David ThomasとPaul Hamannとが、2016年6月にSumaでリミックスしています。元々は、1995年にCDでのみでリリースされていましたが、Records Store Dayに合わせて、白盤かつLPフォーマットでリリースされています。リミックスはその時に、ThomasとHamannによって行われており、両面とも6曲ずつ収録されています。 それでは各曲について紹介していきます。 ★A1 “Folly Of Youth”は低音の聴いたノリの良い曲で、歌詞はタイトルと関係がありそう。フリーキーな部分もあり、初期のPere Ubuっぽい部分もあります。 ★A2 “Electricity”では、土俗的ドラムと謎なシンセ/テルミンと共に、Thomasの語りのようなヴォーカルが聴けます。最後には、カッコ良いビートと謎の電子音が交差します。 ★A3 “Beach Boys”では、アコギとリズムに合わせて、「Thomas節」とも言うべきヴォーカルを披露してます。ギターソロもあり、ちょっとした悲しさと力強さが入り混じった曲です。 ★A4 “Turquoise Fins”はやや陽キャな曲で、ちょいアヴァンでもある。如何にもPere Ubuっぽい。 ★A5 “Vacuum In My Head”はブルージーな曲で、ギターとベースが効いています。またもや「Thomas節」炸裂です。初期の名曲”Over My Head”を思い出します。 ★A6 “Memphis”ではチェロとギターのメロとThomasのヴォーカルで泣かされます。名曲❗️ ★B1 “Three Things”は、ちょいスパニッシュな曲で、ThomasのVoが冴えています。途中で出てくるファズギターがカッコ良いです! ★ B2 “Don't Worry”は独特のベースラインとチェロとギターのインタープレイが良いです。Thomasのヴォーカルもヘナヘナですが、それがまた良い。最後はプルージーに決めます。 ★B3 “Red Sky”も、ちょいアッパーなカッコ良い曲で、Thomasのヴォーカルの重ね録りが効果的です。★B4 “Montana”はアコーディオンが哀愁たっぷりで、Thomasのヴォーカルと良く合ってます。ちょっと悲しい曲で、如何にもPere Ubu的です。チェロも良いです。 ★B5 “My Friend Is A Stooge”はアッパーで陽キャな曲ですが、Thomasのヴォーカルは何となく悲しさを醸し出しますね。フリーキーに鳴っているのはクラリネット? ★B6 “Down By The River II”ではいきなりギターのミュート奏法とThomasのヴォーカルから始まりますが、次第に盛り上がっていく様子は、このアルバムの最後の曲に相応しいです。チェロも良い感じです。 以上が、このアルバムの説明(?)ですが、やっぱりPere Ubuは、悲しくて可笑しい曲とDavid Thomasのヴォーカルとがマッチしている音楽であり、また謎のテルミンらしき電子音はお家芸なんだなと痛感しました。しかしながら、バンドであることで、カッコ良い曲も生み出せるし、今回はヴァイオリンが入って、更に良くなってました。何だろ?悲劇と喜劇を一緒にやっているような音楽と言えば良いのかな? とにかく、このアルバムも完成度高いので、聴いてみてください‼️ A3 “Beach Boys” https://youtu.be/GLaW3jON9Zs [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lIqtd8w_R2nk00fKQMeenRPGfUZdCt52M #PereUbu #RayGanSuitcase #FireRecords #PostPunk #AvantRock #StudioAlbum #RecordsStoreDay #DavidThomas #JimJones #MicheleTemple #RobertWheeler #ScottBenedict #Guests #PaulHamann #GaroYellin #ScottKrauss
Post Punk / Avant-Rock Fire Records (Tim/Kerr Records) 2650円Dr K2
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Gloria Mundi “I, Individual”
Gloria Mundiと聞いて、何人が反応するであろうか?私が、このバンドに興味を持ったのは高校生位の頃、あるラジオ番組でこのアルバムの曲が掛かったんです。それで初めて聴いた時の「違和感」みたいなものが、ずっと引っかかっていました。それと当時の音楽雑誌でみたジャケ写が少し不気味で、それも引っかかっていた要因の一つです。その後、出会いは無かったのですが、 ヤクオクで漁っていた時、ついに見つけたんです❗️このアルバム❗️そして競り落とし、今、初めてフルで聴いています。そんな彼等をことを調べようとしても、Wikiにもフルでは掲載はなく、情報の切れ端の集めて、取り敢えず、バイオグラフィーをば。メンバーはEddie Maelov (Vo: 本名Eddie Francis), Sunshine Patterson (Vo & Kbd: 後にSunshine Grayと名乗る), cc (tenor Sax), ICE(B: 本名Roland Oxland)で、ICEは、Ultravox!とFaith GlobalのStevie Shearと、Daddio Clarke & The Macon WailersのJohn Clarkeと共にやっていたYoursと言うパンドがあるのですが、このバンドでハンドメイド品を勉強していた生粋のDagenham出身者であったようです。その後、彼はStevieとバンドを結成する為に脱退します。代わりにNigel Ross Scott (B)が加入します。まだ、”Beethoven”と呼ばれていたThe RaincoatsのギタリストPete Vasも加入し、DrはMike Nicholas に代わります。ただ、Peteが脱退後は、元StretchのKirbyが参加して、セカンドアルバム”The Word Is Out”をリリースする事になります。Peteはソロで活動に専念し、Bete Noireとして知られていたAlasdair Milurray Collective ともコラボして、1981年には”Langham Street”と言うEPを作りますが、リリースはされませんでした。とまあ名前は全てニックネームで正体が分かりにくいパンドですが、音楽の方も難解ですね、と言うのも、丁度、パンク勃興期に出てきたので、そう言う路線で捉えようとする方がいますが、彼等の音楽はネジを捲ったポップミュージックと言うか既にポストパンクと言うのか、兎に角、曲の展開は複雑で、ワルツのリズムやリリカルなピアノまたはサックスのフリーキー・トーンなどからは所謂スタイルとしてのパンクではなく、No New Yorkのバンドが上手くなったかのような、メンバー各人がそれ相当のテクを持っているんですね。或いはレコメン系に近いかな?(それ程レコメン臭さはないですが)。なので、個人的には、高校生の時の「違和感」は当たってましたと言えるでしょう。個人的には凄い好きな音楽です。全然古びてないし、寧ろ曲の展開やそれぞれのメロディも含めて未だに新鮮です。もし、ポストパンクの闇を聴きたければ、このアルバム聴いてみてください!是非❗️因みに、彼等はUltravox!とも仲が良かったみたいで、お互いのライブやレコーディングでも融通し合ってました。 A1 “The Pack” (6:41) A2 “Condemned To Be Free” (6:13) A3 “Daughters Of Rich Men” (6:03) A4 “I Like Some Men” (3:30) B1 “I, Individual” (4:25) B2 “You Talk” (3:32) B3 “Park Lane” (4:53) B4 “Split Personality” (4:00) B5 “Victim” (4:20) B5 “Victim” (4:20) https://youtu.be/qaZ2RtZwvc4?si=6VAQcSwEKbzV6iOC [full album] https://youtube.com/playlist?list=PLVmKEIRuTmGmbk2RqDEhkHPclJhjymDYm&si=Vs4W60dYRZ3BS63Z #GloriaMundi #I,Individual #RCA #PostPunk #Avant-Pop #EddieMaelov #SunshinePatterson #cc #Ice #Beethoven
Post Punk / Avant-Rock RCA 1383円Dr K2
