アート花器 Bone Flower 奈良祐希作
本作品の”Bone Flower”シリーズでは、かけ離れたものだったはずの建築と陶芸の「境界」が融解した先に生まれたものである。3D CADやプログラミングなど最新テクノロジーを使った建築設計の手法を、大樋焼の伝統技法とコンプレックス(複合)させた。
骨のような陶板の断片が、生き生きとした花のように組み合わさり、まるで縄文の火焔土器のごとき原始の生命力を放つ。
西洋建築と異なり、日本の伝統建築では、内と外との「境界」が曖昧だ。土間、縁側、開け放たれた紙の障子。そこを流れ通う風と光。そのあいまいな境界を内包する軽い陶芸。従来のような荘重な陶芸を否定する”日本的なる”陶芸の萌芽がそこに存在する。
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アート
奈良祐希
400000円
石上 賢