紅鉛鉱(Crocoite)

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紅鉛鉱(Crocoite)
組成:PdCrO4
産地:タスマニア(オーストリア)

元素クロムの発見のきっかけとなった鉱物です。
鮮烈な赤が美しい結晶ですが、高い毒性で有名な六価クロムを含みます。
最初にロシアのウラル山脈で発見され、「シベリアの赤い鉛」と呼ばれました。

あまり耐久性のある鉱物とは言えないのですが、以前宝飾品の展示会でこの鉱物のファセットカットされたルースを見かけたことがあります。

写真の標本は6年ほど前にミネラルショーにて入手しました。劣化を防ぐため、遮光して保存しています。

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