一部だけ磨いた皮付き黒瑪瑙No430

0

石の種類 黒瑪瑙

灰青の外皮が付いた黒瑪瑙・・・皮の下はどんな感じなのだろう?
どうも皮の部分は手触りから瑪瑙や玉髄とは違う感じがするので、思い切って一部だけ磨いてみました。

写真1~4が磨いた状態、それ以降は元の状態です。

磨いてみて分かったのですが、やはり皮みたいな部分は玉髄ではありませんでした。
砥石で磨いていると真っ黒な部分とでは、研磨されていくスピードが違いました。

黒瑪瑙の部分は硬いから、なかなか削れません。

そして灰青に見えているのは、実は経年変化して表面のみその色に見えているだけで、本当の色はダークグレーでした。

ダークグレーの石質ですが、どうやら微細質石英のようです。
石英ではありますが粒子が小さいので、よく見ると瑪瑙のように模様が入っています。

黒瑪瑙とは言え、ひとつの石が100%黒瑪瑙で構成されている訳ではないようです。

もちろん割れ具合やサイズ的に100黒瑪瑙や黒碧玉もありますが、大多数の石は色々の成分が混じり合っているのだと思いました。

それにしても原石ではイマイチの見た目をしている黒瑪瑙ですが、磨いた時の黒さは格別の輝きで正に漆黒!って感じです。

Default