The GRAMOpHILE Jul. 1930

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グラモフィル1930年7月号の表紙はカザルストリオである。
この号にはストイックなレコード愛好家として知られた西條卓夫が多晃(おおのあきら)の名で執筆している。
どうも西條っぽい文章だなと思ったら同じ号の座談会で西條(多晃)とあっさり正体を暴露していた。

西條卓夫は盤鬼と自称した人で、英HMV盤を金科玉条とするたいへん高踏的なグラモフィル(レコード愛好家という意味)だった。 多晃のほかに久禮傳三の筆名で「ディスク」誌に執筆し、著作も出している。

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