国民型受信機

国民型受信機

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トヨタ K-2-C 国民型2号A受信機
メーカー:トヨタ自動車刈谷東工場
年代:1947年

終戦直後、「国民型受信機」として、標準型受信機の規格が制定された。ナショナル、シャープなどのラジオメーカーだけでなく、軍用生産を禁止された大企業や、新興の中小企業が、戦災で失われて不足していたラジオの市場に目をつけて数多く参入した。自動車生産を禁止されたトヨタ自動車もそのひとつで、このセットは、同社の電装品工場(現デンソー株式会社)が生産したものである。トヨタは自動車の生産が再開され、軌道に乗るまでの1949年までラジオの生産を続けた。

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