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#061 アイコニック・タロット
イギリスのFrances Lincolnから2021年に発行された「ICONIC TAROT DECKS」の邦訳版。Sarah Bartletta著。伊泉 龍一 監訳、夏木 鳰、樋田 まほ、十倉 実佳子 翻訳。 日本では2023年に発売された。オールフルカラーで本全体の8割以上のページを使って、古典的デックから最近のデックまで、多くのデックを紹介・解説している。
グラフィック社 2023 日本
ひろのすけ
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#060 AFTER TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。RWSデックのその後を描いたデック。 大アルカナの0愚者は崖から落ちて、1魔術師はスートのアイテムが宙を舞っている。 小アルカナのワンド6は馬上の男性が女性に自分が頭にしているものと同じ月桂樹の冠をかぶせ、カップ3は女性の踊りがさらに激しくなっているようにみえる。 カードはGiulia F. Massagliaが描いている。 カード裏は中央にクロスが描かれ、周りに赤い薔薇と白い百合が配置されていて上下対象。
Lo Scarabeo 120×66×0.32 2016
ひろのすけ
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#059 BEFORE TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。RWSデックに描かれている状態の前を描いたカード。 17星では、女性は瓶から水をこぼしていないし、鳥はまだ後ろの木ではなく女性の頭に乗っている。20審判では、まだ天使はラッパを吹いていないし棺の死者も蘇る前の状態で横たわっている。 カードの監修はCorrine KennerでEon & Simona Rossiが描いている。 カード裏は真っ赤な薔薇と白い百合で上下対象。
Lo Scarabeo 120×66×0.32 2018
ひろのすけ
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#057 TAROT OF WHITE CATS
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。登場人物が1枚のカードを除いて全て白猫となっているデック。0愚者のみが白猫ではなく白犬となっている。 大アルカナは8が正義、11が力のマルセイユ系の並びとなっているが小アルカナは全て絵札になっており、RWSデックの解釈を取り入れたものとなっている。 カード裏も白猫で上下対象のデザイン。
Lo Scarabeo 120×66×0.31 2014
ひろのすけ
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#056 タロットの世界
ユリイカ12月号臨時増刊号として発刊された書籍。鏡リュウジ責任編集でタロットの歴史について世界・日本と詳しく紹介されている。 日本のタロットの歴史では1946年に創業された日本遊戯玩具株式会社(現ニチュー株式会社)やタロットかタロウか論争、雑誌「My Birthday」について等の貴重な話が掲載されている。
青土社 2021 日本
ひろのすけ
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#055 TAROT ART NOUVEAU
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78セット。アールヌーボー調のデザインのデック。Antonella Castelliの作画。 大アルカナの8は正義で11は力となっており、マルセイユ系の並びだが、小アルカナも全て絵札となっている。 ただしRWSデックの解釈とは異なり基本は数札で、絵画の端にスートのアイテムがレイアウトされているような感じでスートが判別しにくい。 コートカードはKING,QUEEN,KNIGHT,KNAVEとなっている。それぞれのスートのKINGはタロットとしては珍しく王の他に女性も描かれている。 カード裏は上下対象。
Lo Scarabeo 120×66×0.30 2002
ひろのすけ
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#053 GIANT RIDER-WAITE TAROT DECK
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚組。RWSデックには大きさにも様々なバリエーションがあり、こちらもその一つ。 縦171ミリ×横100ミリというタロットとしてはかなり大きいサイズ。デザインは標準的なRWSデックと同様で色合いも変わっていない。 7枚目に標準サイズのデックとの大きさ比較用(下段が標準サイズ)の写真を掲載している。 カード裏はチェック柄で上下対象。
U.S.GAMES SYSTEM 171×100×0.36 2010
ひろのすけ
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#052 THE ORIGINAL RIDER WAITE TAROT PACK
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。 第二次世界大戦で焼失してしまった版から作成されたRWSデックを復刻したデック。160ページに及ぶ解説書「THE KEY TO THE TAROT」とのセット。 色使いは一般的なRWSデック(#005 THE RIDER TAROT DECK等)と比べて暗い印象を受ける。たとえば17星と18月では淡い青のバックがミントグリーン(写真1枚目下段右の2枚)になっている。 カード裏はPamela Colman Smithによるデザインで、青いイングランドの伝統的なチューダーローズと百合があしらわれている。上下はパッと見ると上下対象のように見えるがチューダーローズの花びらが5枚の為、上下非対称。
U.S.GAMES SYSTEM 121×70×0.37 1993
ひろのすけ
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#051 ウェイト=スミス・タロット物語
RWSデックの成立事情についてまとめられたもの。 アーサー・エドワード・ウェイトとパメラ・コールマン・スミスの事、なぜ8と11を入れ替えたか、初期に作成された4つのRWSデックの詳細な比較、最近も続いているRWSのリメイクデックの事、初期のRWSデックの線描画78枚も収録されている。 RWSデックを深く知るのにおすすめの書籍。 K・フランク・イェンセン 著 江口 之隆 訳・解説
株式会社ヒカルランド 2019 日本
ひろのすけ
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#049 THE CHANGE TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。Jessica Foreの著書「Tarot for Change」から派生し、伝統的なRWSデックを新しい視点で探求したもの。 作画はXaviera Lopezで使用している色は白、黒、グレー、黄、赤、緑、紫等で全て淡い色合いで使用され、カード1枚に使用している色数は3～4色に抑えられていて落ち着いた印象を受ける。120ページの解説書が同梱されている。 カード裏は上下対象。
HAY HOUSE 121×70×0.44 2023
ひろのすけ
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#044 TAROT OF A.E.WAITE(PREMIUM EDITION)
1909年に発行されたRWSデックを復刻したもの。大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。 ドイツとスイスのKoenigsfurt-UraniaとAGM-Uraniaによって20年以上に渡って発行されている。 Rachel PollackとJohannes Fiebigによる96ページの解説書がついている。 カード裏は1909年発行時に採用されていた「茶色の小石」と呼ばれるデザイン。パッと見ただけではわからないがよく見ると上下非対称。
AGM-Urania 120×70×0.32 2016
ひろのすけ
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#043 GUMMY BEAR TAROT
グミベアを主人公にした可愛らしくそしてゆるいデック。Dietmar Bittrichによって作成された。大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚セット。 デザインはRWSデックをベースにしているが、13死神や15悪魔もそのタイトルとは裏腹にゆるい感じに描かれている。 カードサイズはやや小ぶりで、所有しているものはブリキ缶のもの。他には紙のキャラメルボックスタイプもある。 カード裏はスリムなグミベアが並んでいて上下対象。
U.S.GAMES SYSTEM 95×60×0.31 2005
ひろのすけ
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#041 THE NEW PALLADINI TAROT
AQUARIAN TAROTで著名なDavid Palladiniにより作られた。大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の78枚セット。 AQUARIAN TAROTの作成から25年後、古代と未来をつなぐ新しいタロットを作りたいとの思いで作成を始め、中世、エジプト、ルネッサンス、現代アートの要素を自身のスタイルで組み合わせて完成させた。AQUARIAN TAROTより鮮やかな色遣いで、人物の顔についてかなり個性的な表現をしていて好みの分かれるところ。 1996年にパッケージが4皇帝の1st Editionが発売、その後パッケージが2女教皇に変更となり、2011年にはパッケージはそのままでカードサイズが横に縮んだものが発売、現在も入手できる。写真1から3枚目が1996年、4から6枚目が2011年のもの。7枚目に両方のカード(上段1996年版、下段2011年版)を並べて比較してみた。 カード裏はウロボロスのレミニスカートがあしらわれ、上下対象。
U.S.GAMES SYSTEM 117×76×0.30 / 120×69×0.31 1996 / 2011
ひろのすけ
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#039 TAROT DE CARLOTYDES
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚のデック。マドリッド出身のイラストレーターCarlota Santosによって描かれた。 大アルカナの8は正義、11は力となっている。小アルカナは絵札となっているが、独自の解釈で描かれているものとRWSデックを踏襲しているものがある。淡い色合いで登場人物の服装等の時代も古いものから現代風のものも取り入れられている。 カードの裏は三日月と花を配置して一見上下対象に見えるが、よく見ると上下非対称のデザインになっている。
FOURNIER 110×60×0.30 2021
ひろのすけ
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#038 REONARDO DA VINCI TAROT
大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚のデック。大アルカナは8が正義、11が力となっている。色数は少なく淡いタッチで描かれている。 小アルカナは一見RWSデックのように絵札に見えるが、数札に絵を添えたという印象を受ける。 Leonardo da Vinciにインスパイアされて、ブルガリアのイラストレーターIassen GhiuselevとAtanas A.Atanassovによって描かれた。大アルカナの2女教皇にはモナリザが、ほかにも最後の晩餐の登場人物等が描きこまれている。 小アルカナのコートカードはKING,QUEEN,KNIGHT,KNAVEとなっていてカード裏は上下対象。
Lo Scarabeo 120×66×0.30 2003
ひろのすけ
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