- Camera Museum
- 15F シネカメラ
- CINEMAX-8 TRIAUTO
CINEMAX-8 TRIAUTO
Cinemax8(シネマックスエイト)は、かつて瓜生精機株式会社という医療機器メーカーが製造した8ミリカメラの商品名です。瓜生精機は、1953年(昭和28年)に戦後いちはやくダブル8方式の8ミリカメラCinemax8を売り出し、以降、Cinemaxブランドで8ミリカメラを製造してきました。
「CINEMAX-8 TRIAUTO」
シネマックスの3本ターレットレンズ付きの8ミリシネ機。ズームレンズのまだ普及していない頃、このスタイルが人気を呼んだ。広角6.5㍉、標準13㍉、望遠26㍉のレンズ装備。手動巻き、露出計、オーバーラップ機能付き高性能機、「ダブル8フィルム使用」、昭和35年3月発売(当時¥24,000)
ダブル8生フィルム
ダブル8用の生フィルムは、16mm幅のフィルムです。16mmフィルムと同一サイズのスプロケットホールを使用し、両サイドに沿って倍の数の穴が空けられている。
撮影する場合は、ダブル8用の撮影機にスプール巻きで充填し、フィルムの片側を、撮り終わった時点で、もう片側を撮影できるように充填しなおし、もう片側を撮影する。現像後、フィルムを縦に裁断して2分し、1フレーム4.37mm×3.28mmサイズの画面を持つ8mm幅の上映用フィルムができあがる仕組みです。ダブル8フィルムのスプールサイズは、25フィートの長さ用で、現像後には50フィートの上映用フィルムになり、通常の撮影・上映速度は秒間16コマ、上映時間は約4分です。