Killing Joke Tシャツ①『Pope』

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第二次世界大戦時に於いて、その対応に今尚議論される事も多い、"ローマ法王庁の親ナチス"問題を全面に提議した、キリング・ジョークの大変ポリティカルなテーマのTシャツ。
大戦末期の欧州カトリックは西のナチスか、東から攻め入るソ連側のどちらに庇護を求めるのか、二者択一を迫られた結果、神を否定する共産勢力はヤバいとの危機感から、ナチスとの結託を選んだと言われております。
結果ナチスの蛮行、取り分けユダヤ人迫害を黙殺していたのではないか?と、戦後になっても批判されているようです。

しかし、戦争は時として善と悪、白と黒と明確に分断する事が出来ないほど、事情や思惑が複雑に絡むものです。
ナチスの非道に敢えて目を瞑っていたとすれば、カトリックに弁解の余地はありませんが、さりとてソ連の進攻前に英米がカトリックを救う目算も絶望的だった状況を考えると、カトリックの親ナチス路線は止むない決断だったようにも思えます。

恐らくナチスかソ連のどちらを選択しても、後の世に断罪されるは避けられ無かったのではないてましょうか。
そういう意味で、当時の法王は針の筵に巻かれた心境で、つくづく不運な時代に就任してしまったものだと、些か同情の念も感じます。

#80sパンク・ニューウェーブ
#バンドTシャツ#ナチス#バチカン
#ローマ法王

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