宇宙の操り人形 / フィリップ・K・ディック著 仁賀 克雄訳

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1992年刊行
短編集というよりは、長編として出すには「宇宙の操り人形」が短いので短編を足して調整した感じです。表題作の「宇宙の操り人形」は設定がなかなか面白いですね。久しぶりに故郷に戻った主人公。しかしその町は自分の記憶にある町ではなく、しかも自分は子供の頃に死んでいた...。後半が"トンデモ"展開でちょっと残念です。
久しぶりに昔住んでた場所に行ったりすると「ここってこんなだっけ?」ってなったことありませんか?今見えているもや記憶の正しさに疑問が芽生えた時の不安感を書かせたら、この人は天才です。
・The Cosmic Puppets「宇宙の操り人形」1957年 仁賀克雄訳
・Project ; EARTH「地球乗っ取り計画」1953年 仁賀克雄訳
・A Surface Raid「地底からの侵略」1955年 仁賀克雄訳
・Strange Eden「奇妙なエデン」1954年 仁賀克雄訳

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