JSg_108.空の終列車'80
初版 2024/10/22 05:43
ジャケット,裏ジャケット
収録曲,メーカー,レーベル,品番,発売日,初版アルファベット,定価,初版PM
A 空の終列車'80(Le Dernier Train De L'espace)<A.Rainer>
B 太陽の彼方に(Movin')<L.Hazlewood>
- 東芝EMI East World EWR-20640(S) 1979.11.20 (I) ¥600 9-Y
※ 発売日は、総目録1981/82年版による。
見本盤では、プレス・マーク「9-X」(1979年10月プレス)がある。
総目録掲載期間
1981/82年版〜1982/83年版。
レーベル
コメント
1979年にユナイトとの契約が切れ、新たに東芝EMIとの直接契約が結ばれた。
これは、その第一弾として発売されたアルバム「ベンチャーズ・オリジナル・フォー」
(JLP_121 : EWS-81264 : 1979.11.05)からのシングル・カット。
1978年の日本公演中の事件でジョー・バリルがグループを去り、
メル・テイラーがドラマーとして復帰している。
「空の終列車」のオリジナルはスプートニクスで、「霧のカレリア」の大ヒットに続く
シングルとして1966.01.15に発売された。(Polydor : DP-1460)
スプートニクス・サウンドの決め手は深いリヴァーブと今日で言うディレイ。
(リード・ギターのボー・ウィンバーグが自作していたという、テープ・エコーか?)
「太陽の彼方に」のオリジナルはアストロノウツだが、発売は1964.04.20と早く
(Victor : SS-1428)後にサーフィン・サウンドと呼ばれるものの草分け的な存在。
この曲はAメロのワンコーラスだけで出来ており、Bメロもなければサビもない。
単純極まりない曲なのだが、
(1)エレキ・ベースのソロから始まる
(2)フェンダー・リバーブ・ボックスのサウンド
(3)移行フレーズなどなしに、突然無関係のKEYに転調(Em --> Gm --> Am)
この3つが決め手となって、当時の聴き手に大きなインパクトを与えた。
中でも重要だったのがリヴァーブ効果で、スプリング(バネ)を利用した
アナログなエフェクトだが、深く掛けると「ビョンビョン」という独特の音がした。
面白いことに当時のカンツォーネのレコードを聞くと、この「ビョンビョン」音が
ベースに盛大に掛けられているのが聞かれる。
ベンチャーズにとっては、両曲ともこれが初録音となる。
正直なところ、オリジナルを上回るようなものではないように思う。
(個人的な感想)
※スプートニクスの「空の終列車」
ジャケ写中央がドラムスのジミー・ニコル。
(ビートルズ・ファンには有名だろう)
https://www.youtube.com/watch?v=6iA0VO5VAs4
※アストロノウツの「太陽の彼方に」
https://www.youtube.com/watch?v=rfP9E714p98
※ジリオラ・チンクェッティの「夢みる想い」(「ビョンビョン」ベースの例として)
chirolin_band
国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。
2024.07.08 テイチク・レコードを追加しました。
今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。
ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。
https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2
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