コラム-9 「ピース・パイプ」について
初版 2024/07/23 06:28
シャドウズ・バージョン
シャドウズの「ピース・パイプ」は、映画「若さでぶつかれ」(The Young Ones)の中で
紹介された楽曲で、作者はシャドウズの育ての親とも言うべきノリー・パラマー。
この映画は1961年にイギリスで封切られ、日本でも1963年に公開されている。
サウンドはこの時代のシャドウズ特有のもので、ストラトにディレイ
(と言うよりテープ・エコーだろうが)をたっぷりかけたサウンドだ。
この曲の国内盤は、映画「若さでぶつかれ」のサウンド・トラックLPの収録曲として、
初めて紹介された。(東芝Odeon : OP-7483 : 1966.04.15)
画像は、このレコードを掲載した東芝月報1966年5月号。
この映画のサン・トラ・アルバムは、もっと前に25cmLPとしても発売されていた。
(東芝Odeon : CW-1001 : 1963.02新)
が、そこではこの「ピース・パイプ」がカットされていたため、OP-7483 が初出だった。
※ CW-1001のジャケット
これは、英Columbia原盤が、日本コロムビアから東芝に移った直後に発売されたもので、
規格「CW」の「C」は、多分「Columbia」の「C」だろう。
ベンチャーズ・バージョン
かなりシャドウズ盤を意識しているようで、リード・ギターは明らかにフェンダー・トーンであり、
多分ジャズ・マスターではないかと思う。弾いているのもボブ・ボーグルのような気がするが、
これは主観的な印象なので、断言はできない。
1970年代に、ベンチャーズとシャドウズがレパートリー交換のような形で双方の楽曲を
録音することになり、ベンチャーズ側が取り上げたのがこの曲だった、という話を聞いたことが
あるが、詳細は判らない。
※ シャドウズ・バージョン
https://www.youtube.com/watch?v=w3_Nr3ju74A
※ ベンチャーズ・バージョン
chirolin_band
国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。
2024.07.08 テイチク・レコードを追加しました。
今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。
ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。
https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2
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