JLP_96.ロッキー・ロード(ROCKY ROAD)
初版 2024/05/28 06:02
ジャケット(帯なし/帯付)
タイトル,レーベル,品番,発売日,初版アルファベット,定価,初版PM
- ロッキー・ロード 東芝EMI Liberty LLS-80500(S) 1976.05.20 (I) ¥2,500 6-4
※ 発売日は見本盤の記載による。
総目録掲載期間
記載なし。
1970年代後半になると、総目録を年1回発行するというパターンが崩れており、このレコードも
1976/77年版(1976.03.25発行)時点では未発売、次の1978/79年版(1977.10.01発行)には
記載なしとなっており、これ以降同様のケースが続く。
尚、日本でのユナイト・レコードの販売権は、1977年に東芝からキングに移るため、
1978/79年版の東芝総目録では、総てのベンチャーズ盤が抹消されている。
裏ジャケット
内ジャケット1
※ 見開きジャケットの左側。写真が掲載されているのは、左上から
上段 ボブ ⇒ ドン
中段 リーシャ
下段 ビフ ⇒ ジョー ⇒ ノーキー
内ジャケット2
※ 見開きジャケットの右側。
顔だけを見ると、左からボブ、ノーキー、ジョー、ビフ、リーシャ、ドンの6人だが、
足に目を向けると4人分しか写っていない。明らかなのは、ノーキーとビフの下半身がないこと!
そして、リーシャの左足もつま先が消えているし、その背後に誰かの靴(?)だけが
映り込んでいるように見える。
どう考えてもこの写真は「合成写真」であり、少なくともノーキーとビフは別の写真から
インサートしたものだろう。
インサート
レーベル
ソング・オーダー
Side-A
- ムーンライト・セレナーデ(ディスコ・ヴァージョン)
(Moonlight Serenade)<M.Parish/G.Miller> - デイライト(Daylight)<B.Womack/H.Payne>
- テンプテイション・テンプテイション(Temptation,Temptation)<J.Marmelzat/V.Burch>
Side-B
- スーパースター・レヴュー(Superstar Revue)<V.Burch>
- ザ・ストローク(The Stroke)<D.Wilson/B.Bogle/D.Diante/J.Marmelzat/V.Burch>
- ステップ・アウト(Step Out)<V.Burch/J.Marmelzat/D.Diante/S.Proffer>
- ゴッタ・ビー・ストロンガー(Gotta Be Stronger)<V.Burch/D.Diante>
US盤
USLP_56
ROCKY ROAD(The New Ventures)
U.A. UA-LA-586-G
1976.03
※ グループ名が「The New Ventures」となっている。
国内盤は従来通り「The Ventures」
内袋
※ 国内盤には使われていない写真が掲載されている。
リーシャの右隣は、ヴァーノン・バーチだろうか?
※ これは、国内盤の内ジャケットに掲載されていたものとほぼ同じだが、良く見ると
右下の人物の顔が違っている。
※ 上はUS盤のもの。ヴァーノン・バーチと覚しき人物の顔が…
※ 下は国内盤のもの。顔だけノーキーに差し替えられている…
※ US盤はレーベル上も「THE NEW VENTURES」
※ ソング・オーダーは国内盤と同じ。
コメント
1976年に入って発表されたアルバムで、US盤と同内容。
当時流行し始めていたデイスコ・サウンドに取り組んだもので、アルバム制作に関わったメンバー
情報がUS盤のみでなく国内盤にも記載されている。
●アレンジャー Jimmie Haskell , Jeffrey Marmelzat , Vernon Burch , Denny Diante ,
Spencer Proffer
●バック・ヴォーカル Leischa , Maxine Willard , Julia Tillman , Kim Carnes ,
Denise Williams , Vernon Burch
●プロデューサー Denny Diante , Spencer Proffer
●ゲスト・プレーヤー Vernon Burch , Larry Carlton , Wilton Felder , Ed Green ,
Ray Parker Jr. etc.
おそらくはここに記載されている人たちが中心となって、このアルバムを制作したものと思う。
一部の楽曲の作者としてボブとドンの名前が見られるので、ベンチャーズのメンバーも参加している
ようだが、少なくともギター系に関しては、その関与度は限定的と思われる。
ノーキーは全く参加していないのではないか。
US盤の「The New Ventures」というのも、この辺りの事情によるものだろう。
こういうメンバー構成を恒常的なものにする気はなかったと思うが、かつてのようにメンバーが
オリジナル曲を持ち寄ったり、カバーすべき楽曲を想定してセルフ・アレンジでまとめあげ、
「せいの〜」でスタジオ・ライブ録音していた時代と比べると、遙かに手間も金もかかる
レコーディングである。
そういうことを企画するのは当然レコード会社な訳で、レーベルとしても、何とか時流の音楽に乗せて
ベンチャーズをもう一花咲かせようと努力していた、ということなのだろう。
一方、日本の東芝としては、わざわざ帯に「ラリー・カールトン」「ウィルトン・フェルダー」等の
名前を載せて、参加ミュージシャンの豪華さを「売り」にはしたかったものの、
看板リード・ギタリストのいないレコードが日本のマーケットでは受け入れて貰えないという危惧から、
敢えて写真の合成という荒技に打って出たのではないかと思える。(あくまでも推測です)
「スーパー・スター・レヴュー」はシングルが先行発売されていた。
(JSg_83 : LLR-10860 : 1975.11.05)
「ムーンライト・セレナーデ」と「テンプテイション・テンプテイション」は後にシングル・カット
されるが、(JSg_86 : LLR-20023 : 1975.06.20)前者の「ディスコ・ヴァージョン」という表記とは
裏腹に、実際に収録されるのは「ジョート・バージョン」だった。
chirolin_band
国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。
2024.07.08 テイチク・レコードを追加しました。
今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。
ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。
https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2
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