JLP_61.ライヴ！　ザ・ベンチャーズ　　　　　　（LIVE! THE VENTURES）

ジャケット（帯なし／帯付）
タイトル，レーベル，品番，発売日，初版ｱﾙﾌｧﾍﾞｯﾄ，定価，初版PM

1. ライヴ！ ザ・ベンチャーズ　東芝　Liberty　LP-80070(S)　1970.10.25　(H) ¥2,000　FSX

※　初版はソニー・プレスでブレス・マークは「ＦＳＸ」。
　　赤盤あり。

総目録掲載期間

1971年版〜1976/77年版。

裏ジャケット

内ジャケット

レーベル

※　ソニー・プレスの初版。

※　東芝プレスの赤盤。
　　手持ちのレコードでは、このアルバムからレーベルのリバティ・ロゴのサイズが大きくなっている。
　　（ラージ・リバティ）
　　比較用にひとつ前の「ベンチャーズ・オン・ステージのすべて」（LP-9441B）のレーベルを
　　再掲載しておく。

ソング・オーダー

Side-A

1. 京都の恋（Kyoto Doll）<D.Wilson-M.Taylor-G.McGee-J.Durrill>
2. 輝く星座（Aquarius/Let The Sunshine In）<J.Rado-G.Ragni-G.MacDermot>
3. ハートに火をつけて（Light My Fire）<Morrison-Krieger-Densmore-Manzarek>
4. クラシカル・ガス（Classical Gas）<M.Williams>
5. メドレー：フール・ストップ・ザ・レイン〜バッド・ムーン・ライジング
   （Medley : Who'll Stop The Rain ~ Bad Moon Rising）<J.C.Fogerty>
6. 黒くぬれ（Paint It Black）<M.Jagger-K.Richards>

Side-B

1. ワイルドでいこう（Born To Be Wild）<Mars Bonfire>
2. メドレー：風に吹かれて〜ドント・シンク・トゥワイス
   （Medley : Blowin' In The Wind ~ Don't Think Twice,It's All Right）<B.Dylan>
3. 京都の恋（Kyoto Doll）<D.Wilson-M.Taylor-G.McGee-J.Durrill-H.Hayashi>
4. プラウド・メアリー（Proud Mary）<J.C.Fogerty>
5. 朝日のあたる家（House Of The Rising Sun）<Alan Price>
6. ホンキー・トンク・ウィメン（Honkey Tonk Women）<M.Jagger-K.Richards>
7. ハワイ・ファイヴ・オー（Hawaii Five-O）<Mort Srevens>

※　B3は渚ゆう子のヴォーカル。

ＵＳ盤

なし。

コメント

　1970年7月の大阪厚生年金ホールでのライブ盤。

　1970年代に入って最初のライヴ盤は、曲目が一新されている。
お決まりの定番曲が（ステージでは演奏されていただろうが）ほとんど姿を消し、
新しいレパートリーが中心になった。
前年（1969年は）は来日がなかったこともあり、ジョン・ダリル（日本公演では初登場）を加えた
新編成ベンチャーズの新しい姿を印象付けるソング・オーダーだ。
メンバーの楽器も、ジェリーとドンはギブソン、ボブはカール・ヘフナーと変化している。

　２つのメドレーは、10周年記念アルバム（JLP_62 : LP-9473B : 1970.10.25）に収録されているが、
発売はこのレコードと同時なので、ライブを通じて初登場したことになる。
　
　５人編成でのブレイは、厚みのあるサウンドを聴かせてくれる。中でもボブ・ディランのメドレーは
完全にロック・スタイルのアレンジで、躍動感溢れてノリノリの演奏だ。
A3 はアドリブが長く6分を超える熱演、B7もスタジオ録音よりこのライブ盤の方が遙かに出来が良い。
全般的にロック・バンドとしてのベンチャーズのパワー全開といった感じで、素晴らしいライブ盤だ。

　このレコードは全体的にピッチが低い（A=432Hzぐらい）。
テンポを落としてカッティングするということは考えにくいため、これはライブ演奏時のチューニングの
問題だと思う。（ヴォーカリストへの配慮か？）