ED75 700番台

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奥羽本線・羽越本線用の耐雪・耐塩害対策装備機として、1971年から1976年までに91両(701~791号機)が製造されました。東北日本海側の電化にあたっては冬季の強い北西風による塩害が懸念されたため、基本番台では屋根上に配置された特別高圧機器を室内配置に変更し、これの艤装空間確保のため機器室内の電装系部品は小型軽量化されているのが特徴です。製造当初から全機を秋田機関区(現・秋田車両センター)に配置し、奥羽本線と羽越本線で使用されています。後年のEF81形増備や老朽化したED71形置換え用として1980年から一部が福島機関区に転属し東北本線でも使用されるようになりました。1986年には青函トンネル専用機のED79形に34両が改造されました。

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