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PEERLESS 4722
MCカートリッジの、昇圧トランス、 アルテック ピアレス 4722 です。
MCカートリッジは、出力電圧が低い為に、そのままプリアンプに入力すると、ボリュームを上げても、音が歪んでしまいます。
プリアンプに入力する段階で、3~5mV程度まで引き上げる必要があります。
私が主に使用している、ORTOFON SPU で、出力電圧が0.2mVしかないので、20倍程度昇圧する必要があります。
そこで、昇圧トランスの登場です。
このトランスは、一次インピーダンスが、38Ω、又は、50Ω、二次インピーダンスが、50,000Ω、になっています。
このトランスで、36.2倍、又は、31.6倍まで、出力を上げることが出来ます。
昇圧比の計算方法は、N=√50000/30=36.2 N=√5000/50=31.6 の様に、二次インピーダンスを、一次インピーダンスで割って、その値をルートしたものが、昇圧比になります。
私は、31.6倍に結線したものを使用しているので、出力電圧は、31.6×0.2=6.32mVに引き上げることが出来ます。
アルミケース、9ピンプラグ、RCAプラグ、アース端子、等をパーツ店で、購入し、穴あけ加工~配線まで、自作しています。
トランスは、1960年前後の、アメリカ ALTEC社傘下の、トランスメーカー PEERLESS社が製作し、当時のALTEC アンプには、この会社のトランスが、使用されています。
往年のアメリカンサウンドの魅力を存分に味わえる輝かしく力強い音で、私の聴くジャズには、ぴったりです。