12−パ 山﨑武司

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2007年のシーズンは開幕当初こそ不調が続いたが、野村監督のアドバイスを積極的に取り入れたことがこの年より効果が表面化して徐々に調子を上げた。4月1日の吉井理人からホセ・フェルナンデスとともに満塁本塁打を放った。1イニング2満塁本塁打は史上3度目、パシフィック・リーグでは2度目(2本とも柵越え本塁打はパシフィック・リーグ初)、同一投手から2本は史上初。開幕後1ヶ月間は安打の半分が本塁打という状態で、打率は規定打席到達者内で最低ながら本塁打数は1位という時もあった。6月14日に史上152人目となる通算1500試合出場を達成する。
最終的に43本、108打点 の自己最高記録で、初の打点王と、11年振りとなる本塁打王とベストナイン(指名打者部門)に輝いた。21年目での40本塁打、100打点での本塁打王、打点王は史上初。過去最高クラスの成績を残し、なおかつチーム全体のことをも考えるようになったため、野村再生工場の成功事例の一つともなった。

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