鉄道コレクション 【第6弾】新潟交通 モハ11

0

新潟交通モハ11形は新潟交通電車線で1960年から1999年に電車線が廃線になるまで使用されていた新潟交通の通勤形電車。
1960年代に車体の近代化のために在来車の機器を流用して製造され、いわゆる「※日車標準車体」の一つとして知られる。
車体の特徴として屋上の白山前駅・東関屋駅寄りにパンタグラフを装備し、側面の窓配置d2D6D2d(dは乗務員室扉、Dは客用扉、数字は扉の間の窓の数を表す)の両運転台、側面片開き2扉、 側窓は上段固定・下段上昇式で上段がHゴムで固定されたいわゆる「バス窓」の17m級の車両である。
これは日車標準車体の特徴で、岳南鉄道や松本電気鉄道に納入されたものも同様の車両と変わらないが、前記2社のものは前面が3枚窓の貫通型、旅客用ステップレスであるのに対し、新潟交通のものは前面が2枚窓の非貫通型、旅客用ステップ付となっている点が異なっている。

※1960年代、地方私鉄の老朽化していた木造車や初期の半鋼製車の車体を更新するため、日本車両が設計した標準車体を採用した私鉄が全国に存在していた。これらの車両のことを総称して「日車標準型」という。

Default