MG-F。
ユニバーサル・ホビーの、「イーグル・レース」ブランド。 1/43 ローバー・MG-F。
当時ローバーがブランドネームを持っていた「MG」の看板で送り出したオープンスポーツカー MG-F。
前モデルのMG-RV8が、MG-Bを踏襲した古めかしいメカニズムだったのに対して、MG-Fは全く新規の設計で開発。
当時既に日本市場で安定した人気を誇っていたマツダのロードスターの対抗馬として期待されたが、その頃日本の市場で落ち目だったローバー・ジャパンを救う起死回生の一発とはなり得ず、その後ローバーブランドは倒産の後、悲惨な転売劇となる。
ユニバーサル・ホビーのこのミニカーは欠陥商品であり、スタイルも内装も中々の再現度の高さなのに、塗装が無茶苦茶に厚塗りで塗料がダマになって固まっている箇所が酷く、その上で生産国で有る中国の使用しているダイキャストの品質が悪い「恐らく再生ダイキャスト」物を使用している為に、ボディーの塗装下で素材に混ざった不純物から出たガスで、塗装がボコボコとザラついてきている。
緑色のボディーカラーも相まって、何だか両生類の肌の様になってしまっており、残念でなりません(^_^;)。
中古で市場に出回っているこのメーカーのMG-Fのミニカーの殆どの、どの色の個体もが同じ塗装の荒れを生じており、やはり塗装のムラと使用しているダイキャスト素材の品質が悪い事が伺える。