E5系 S11編成(タイプ品)

0

老朽化した200系、E2系置き換えと、
八戸以北の北海道新幹線開業に向けて
更なる速度向上を目的として開発された試験車両、
E954形電車「FASTECH360S」の試験結果を基に
2009年6月にE5系量産先行車 S11編成が落成。

FASTECH360Sの目標の1つだった
360km/h運転は実現出来なかったが、
東北新幹線内の最高速度は
275km/h→320km/hへ大幅に向上。

320km/h運転を実現する為に、先頭車両の形状は
FASTECH360Sの8号車になる「アローライン」を基にした
「ダブルカスプ」形を採用。
約16mあった「アローライン」よりも少し短くなったが、
約15mのロングノーズ車両になった。

定員数が減少した先頭車両のうち、10号車を
グリーン車の上位版となる「グランクラス」を初採用。
シート配列が、400系11号車のグリーン車以来の
1+2列配置になっている。

2011年3月より営業開始したが、直後に発生した
東日本大震災の影響で、一時的に運用離脱。
その後も、復旧工事が完了するまでは
フルスピードを出せない時期もあった。

現在は、同じく320km/h運転対応のE6系の他に、
山形新幹線車両のE3系、E8系と連結する等、
JR東日本のフラグシップとして活躍中。

E3系0番台の相方として入線した、BトレインショーティシリーズのE5系。

量産先行車で、試験運用中に付番されていた編成番号「S11」にて落成したが、
プロトタイプが量産車仕様なので、実車とは形状が異なっている。
また、S11編成時代はグランクラスは準備工事に留まっていたので、
グランクラスマーク、はやぶさロゴが無い仕様だが、
あくまで雰囲気という事で…。
(せっかくS11編成のインレタがあるならば、採用しようという思いつき)

10両フル編成を組成しようとした際は、パーツの関係でかなり面倒で、
特に屋根パーツを適正化しようとすると、
費用がかかる仕様に…。

当時、衝撃を受けた車両だったが、
聞いた話によると、どうも他のBトレインショーティシリーズでも
似たような話があるとか…。

長編成な為、3M仕様でのN化工事となったが、
ポン付けでは床下カバーと台車が干渉して走行に支障をきたした為、
全車両の台車枠を切削加工。
気合でTOMIXのミニカーブレール等の曲線にも対応させたが、
限界まで切削加工した為、代償として台車の保持力が低くなり
少々ピーキーな車両に…。

E3系0番台と同様、パンタグラフをKATO製に交換し、昇降出来るように改造。
入線まではかなり苦労したが、その分思い入れも深い車両。

備考:N動力化、パンタグラフ換装、KATOカプラー密連形換装、台車切削加工、墨入れ加工

Default