ペインテッドコンバー

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ユーゴスラビア 1956年

Wikipediaより引用
ハタ科の魚。大西洋東部、地中海、黒海に生息する。
横方向に圧縮された細長い体をしており、鼻は尖っている。背鰭には10本の棘と4~16本の軟条があり、肛鰭には3本の棘と7~8本の軟条がある。尾鰭は先細りである。大きさの割に口が非常に大きく、鋭い歯が多数あり、屈折する。体色は灰色、紫がかった色、赤みがかった色で、脇腹に5~7本の暗褐色の帯がある。頭部には多数の細い波状の青い線と赤い斑点がある。背びれ、肛門びれ、尾びれには赤い点がある。体の中央には紫がかった青色の斑点がある。体長は25㎝ほど。

水深5~150mの岩底やポシドニアの群れの間に生息する。通常、日中は岩の洞窟に隠れ、単独で行動するか、小さな群れで行動する。夕暮れ時に狩りのために姿を現す。縄張り意識の強い待ち伏せハンターで、頭足類、二枚貝、甲殻類、魚類、ミミズなどを食べる肉食性の種である。タコが捨てた貝の一部を漁りながら入口で待ち伏せしているため、タコが占拠している場所を示すのによく使われる。産卵期は晩春から初夏にかけてで、卵は岸辺の石の下に産み付けられる。寿命は最大で16年。

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