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AIR & ARMOR
この『AIR & ARMOR』では東西ドイツ国境のチューリンゲン地方からフランクフルトとシュツットガルトへと向かうための要衝ビュルツブルク付近での戦いを扱います。ルールが標準ゲームと上級ゲームに分かれていて、標準ゲームでは基本の地上戦を扱い、上級ゲームでは電子戦、航空戦力、化学戦、工兵や地雷といったルールが加わります。核兵器はありません。 両軍が交互に基幹編制単位部隊(旅団または師団)を活性化させて、それに所属する連隊毎に行軍・強襲・速攻といった任務を指定するシステムですが、ワルシャワ条約軍はターンの初めに任務を指定しておかなければならず部隊運用の融通が利かなくなっています。マップはフルマップ1枚、コマは中隊規模のユニットにステップ数(中隊の個数)を組み合わせる方式です。 同じ戦場、同じ部隊であっても、状況の異なるシナリオが複数用意されています(標準ゲーム用が4本、上級ゲーム用が6本)。 1988年にボックスアートが変更された第二版が同じWest End社から出版された他、2024年にはCompass Games社から『Air & Armor: Würzburg, Designer Signature Edition』のタイトルで改訂・再出版されています。 #第三次世界大戦 #西ドイツ戦線 ターンスケール: 1ターン=2時間 マップスケール: 1ヘクス=1マイル ユニットスケール: 1コマ=中隊~大隊 https://muuseo.com/Sin_Oga/items/116
戦術作戦級 東西熱戦 Bruce Maxwell 2人Sin Oga
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BARBAROSSA
「赤髭作戦が始まると、世界は息を吞むだろう。」アドルフ・ヒトラー、1941年 1941年6月21日。ドイツの7個軍、4個装甲集団および3個航空艦隊がロシアの門前に整列した。300万を超える人員、60万の車両、75万の馬匹、3800の装甲戦闘車両そして1800の航空機が400万以上の兵員を数えるソビエトの10個軍に向かい合った。史上最大の戦いが始まろうとしていた... これはアメリカのTSR社が発売した第二次世界大戦の独ソ戦を全期間・全域で扱う大型ゲームです。SPIブランドのゲームですが、旧SPI社とは関係のない完全新作でした。 フルマップ2枚に東西はカスピ海からベルリンまで南北はザカフカスからフィンランドまでを収め、開戦から終戦までを扱います。同じようなテーマはAH社の『Russian Campaign』や『Russian Front』などありましたが、自分は『1941』のようなライトなバルバロッサ作戦ものしか持っていなかったので一つくらいあってもいいかなと思って手を出したのでした。 しかしこれはお手上げです。サイズが大きいのは覚悟していたことですが、それ以外のすべてが細かいのです。部隊規模は軍団~軍規模で一見ユニットも少なめですが、戦力ポイントを使っているので実質的に連隊~師団規模になります。パルチザンも戦力ポイントを持って登場し、状況によっては正規兵化することもあります。プレイのシーケンスも細かく、且つ独特なために1ターンにすごく時間がかかります。当然、生産や政治情勢についてのルールもあります。地形も細かくて、山も森も2種類、川は3種類あります。ここまで何もかも細かくしなくてもいいのにとしか思えません。頑張って和訳したけれど、そこまででした。 一応シナリオは、41年6月から始まる「バルバロッサ」(8ターン)、42年5月からの「ブラウ」(13ターン)、43年7月からの「ツィタデレ」(11ターン)の3本と、それぞれを終戦まで行うキャンペーンシナリオ3本があります。 #バルバロッサ作戦 #独ソ戦 ターンスケール: 1ターン=1ヶ月 マップスケール: 1ヘクス=44㎞ ユニットスケール: 1コマ=軍団~軍(戦力ポイント併用) https://muuseo.com/Sin_Oga/items/204 https://muuseo.com/Sin_Oga/items/8
Keith Parkinson 戦略級 SPI Brand WWⅡ欧州東部戦線Sin Oga
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アリオン
このゲームは、映画「アリオン」をもとにして、シミュレーションゲームの手法でゲーム化したものです。一部には、単行本にしか含まれていないキャラクターやモンスターも登場します。プレイヤーはキャラクターと軍隊をもって天上の神の座を目指します。君の行く手に栄光あれ! これは映画「アリオン」の公開に合わせて、ツクダホビーから発売されたゲームです。多人数プレイでストーリー全体の再現を行うゲームになっています。一応1人から10人までの各人数でプレイ可能となっていますが、あくまでも5人プレイが基本で、親ゼウス側と反ゼウス側での2人用対戦プレイと、アリオンの足跡を辿る1人用が補助的、それ以外の人数でのプレイはおまけ的扱いです。 コマ数は少なく、各種合わせて200枚近くになるカードを使います。カードプレイの妙を競うものではなく、データカード的な使い方が多いです。ランダムに引くものなのでカードである必然性はあります。5人プレイでの勝利条件がカードによって決まり、他人には分からない、しかもイベントによって途中で変わることもあるという点が一つの肝でした。 キャラクターメインでも軍隊中心のゴリ押しプレイでもどちらも可能な面白いゲームでした。ただやはりキャラクターゲームの宿命か、練り込みの足りない雑さも感じられたものです。リメイクしてもらいたいものですが無理でしょうね。 #アリオン #ギリシア神話 ターンスケール: 不明 マップスケール: エリア制 ユニットスケール: 1コマ=キャラクター1人、軍隊1部隊(規模は不明)
安彦良和 マルチP戦略級 SF series 「アリオン」の世界Sin Oga
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LOST WORLDS サムライ 忍者
君の刀術でこの強敵を倒すことができるだろうか? それは闘ってみなければ分からない。 という謳い文句で一世を風靡した対戦型ゲームブックシリーズ『LOST WORLDS』日本語版から第2シーズンの2冊です。 『LOST WORLDS』日本語版の第2シーズンの各冊は第1シーズンから紙質が変わったようで、全体に黄変が見られ、特にうちの「忍者」は変色が激しいです。 「サムライ」は大鎧と日本刀で武装しています。防御力も攻撃力も標準的で行動制限も「バーバリアン」ほどではありません。相手の足を攻撃することがなく、胴体や頭というより危険性の高い部位を攻めるという恐ろしいキャラクターです。 「忍者」は忍者刀と小道具を駆使して闘います。小道具カードが3枚付属します。小道具はギミックポイントの範囲内で携帯し、使い切りです。防御力も攻撃力も標準よりやや低めで、行動制限が非常に少なく、背後に忍び寄ったり小道具を使う「短剣戦士」以上のトリッキーキャラクターです。 ここまでの16冊・15キャラクターで日本語版は打ち止めになりました。「ハーフリング」や「女戦士」「サソリ男」などがアナウンスされましたが発売には至りませんでした。 #ロストワールド #サムライ
C. Bradford Gorby コンバット級 LOST WORLDSシリーズ 個人戦闘Sin Oga
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LOST WORLDS 騎士 短剣戦士
君の戦術でこの恐ろしい敵を倒すことができるだろうか? それは闘ってみなければ分からない。 という謳い文句で一世を風靡した対戦型ゲームブックシリーズ『LOST WORLDS』日本語版から第2シーズンの2冊です。 『LOST WORLDS』日本語版の第2シーズンは人間キャラクターがほとんどで、この2冊は共に戦い方に特徴があるものの中身はごく普通の人間です。それぞれのキャラクターは冊子とキャラクターシートで構成されます。第2シーズンのキャラクター(「レッドマジックカード」以外)にはQ&Aシート(よくある質問の答え)が付いていて、「小人の闘士」は武器が壊れた後(イラストにある)剣を引き抜いて闘うことができるという救済措置が挙げられています。 「騎士」は全身を板金鎧で覆い剣と楯を持っています。馬には乗りません。防御力は最強クラスですが、攻撃力は低めで行動制限も多くなっています。またキックが使えません。代わりにショルダータックルが使えますが...動きが鈍いので軽量級のキャラクターにいいようにやられた記憶があります。 「短剣戦士」は短剣と長剣を持った中東風の二刀流剣士です。防具がないので打たれ弱いですが、行動制限が少なく、短剣を投げつけたり長剣で防御しながら短剣で突いたりとトリッキーで機敏な動きをします。 #ロストワールド #騎士
Arne Starr コンバット級 LOST WORLDSシリーズ 個人戦闘Sin Oga
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LOST WORLDS 魔術師 レッドマジックカード
新たに身につけた魔術で未知の敵を倒すことができるか? それは闘ってみなければ分からない。 という謳い文句で一世を風靡した対戦型ゲームブックシリーズ『LOST WORLDS』日本語版から第2シーズンの2冊です。 『LOST WORLDS』日本語版の第2シーズンは人間キャラクターがほとんどですが、キャラクターの特性に大きな違いのある者が選ばれています。この2冊はその最たるものです。それぞれのキャラクターは冊子とキャラクターシートで構成されます。 「魔術師」は片手持ちの魔剣と呪文を使いこなす魔法戦士です。基本のマジックカード3枚と魔剣カードが付属します。ヒットポイントは標準の12、防具はなく防御力は全キャラで最弱です。魔剣の攻撃力ボーナスが得られ、呪文も強力ですが呪文にはマジックポイントの制限があります。使いこなすのはなかなか難しいキャラクターです。魔剣カードは種類がありそうなのですがどうなんでしょう。うちのは「Aeyavolaine」で周りも同じでしたが... 「レッドマジックカード」は「魔術師」用の追加マジックカード12枚のセットです。キャラクターは付いていません。Volume 1となっていますが、日本語版では続刊はありませんでした。呪文が使えるキャラクターも「魔術師」以外にはいません。オリジナル版に「レッド」以外の呪文があるのかもよくわかりません。 #ロストワールド #魔術師
Arne Starr コンバット級 LOST WORLDSシリーズ 個人戦闘Sin Oga
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LOST WORLDS バーバリアン 恐竜
君の戦術でこの予期せぬ敵を倒すことができるだろうか? それは闘ってみなければ分からない。 という謳い文句で一世を風靡した対戦型ゲームブックシリーズ『LOST WORLDS』日本語版から第2シーズンの2冊です。 『LOST WORLDS』日本語版の第2シーズンは第1シーズンのおよそ半年後1986年夏に発売されました。第1シーズンのキャラクターは非人間の魔法生物が大多数でしたが、第2シーズンは人間キャラクターがメインになりました。それぞれのキャラクターは冊子とキャラクターシートで構成されます。 「バーバリアン」は両手持ちの大剣を振り回す北欧系の蛮族キャラクターです。ヒットポイントは標準の12、兜以外の防具は身につけていないので見た目に反して打たれ弱いです。攻撃が大振りなのか次回の行動の制限が他のキャラクターよりも多めです。見た目は強そうなのですが... 「恐竜」は日本語版の第2シーズン中では唯一の非人間キャラクター、冷気を吐き空を飛べる小型のドラゴンです。小型とはいえヒットポイントは60で標準の5倍、身長も標準より2段階高く、素の攻撃力と合わせて攻撃は非常に強力です。鱗のおかげで防御力も高いのですが、お腹は鱗がなくて極端に防御力の低い弱点になっています。普通は1対2、1対3で闘う用のキャラクターでしょう。ただ、飛行中に地上に降りられないという(文の漏れによる)バグがあるので注意が必要です。 #ロストワールド #ドラゴン
Arne Starr コンバット級 LOST WORLDSシリーズ 個人戦闘Sin Oga
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BLOOD BOWL ブラッドボール
『BLOOD BOWL』はファンタジー世界のフットボールを扱ったゲームです。数々のファンタジー系ゲームで定評のあるイギリスのGames Workshop社が発売したゲームで、株式会社新和が和訳付きで輸入販売していました。ルールブックの原本はイラストが多数使用され、小ネタも盛り込まれた「読める」ルールブックでした。和訳はルール部分のみの抄訳といった感じです。 ビデオゲームの『ミュータントリーグフットボール』(EAビクター)のボードゲーム版といったところですが、こちらはアメフトよりもラグビーに近いフットボールで、攻守の交替はなくゴール(タッチダウン)があるまで連続してプレイします。とはいえスローフォワードもノックオンもファウルにはならず、当然のようにタックルも直接攻撃も制限なしでやりたい放題です。3タッチダウンしたチームが勝利ですが、敏捷性や速力に劣るチームは相手を負傷退場させてのノックアウト勝ちを狙ってきたりするわけです。 登場種族は人間、ドワーフ、ハーフリングからオーガ、トログロダイト、スケルトンやグールまで多岐にわたり、それぞれ特徴的なルールが用意されていました。個人的には負傷しても(壊れても)何度でも再生産されてくるアンデッドの「デス・チャンピオンズ」がお気に入りでした(当たりが弱くて鈍いのでけっして強いチームではありません)。 #フットボール #ファンタジー
Brett Ewins 戦術級 ファンタジーフットボール Jervis JohnsonSin Oga
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ダカール DAKAR
このゲームは「機動戦士ガンダムΖΖ」の34話までと「機動戦士Ζガンダム」における地上および空中戦を扱ったゲームです。相互移動システムと指揮命令システムにより、プレイヤーが多数のユニットを担当することができ、パイロットではなく指揮官としてゲームを行うことができます。 「あの頃買えなかった(買わなかった)ものがオークションに出てるから買っちゃった」ゲームです。当時もツクダホビーのアニメ系ゲームは買っていましたが、プロット式の単機戦闘ゲームにはうんざりしていて買わなかったのでした。指揮命令システムには興味があったので、オークションで改めて買ってみたわけです。ところが、相互移動とはいうものの移動順が決める前に行動をプロットしておくシステムのため、ただ敵味方が別に動くだけで手間は変わらず、複数の機体を一人で扱うのは難しいです。その上に指揮命令が加わるので、面倒くさくてやってられないのが実態でした。 コンポーネントの方を言うと、マップは市街地ぽいソフトマップが1枚だけで、色々な地形での戦いはできません(自作しましょう)。収録機種は45機種で、可変形態を含めてデータカードは58枚。「Ζガンダム」登場のティターンズ機体も入っています。シナリオはテレビ放送のストーリーに沿って5本収録されています。チャート類のサマリーシートも入っておらず、ルールブック後半にまとめてあるだけなのもマイナス点です。 カプールが入っていますが水中戦ルールはありません。 #機動戦士ガンダムΖΖ #ガンダム ターンスケール: 1ターン=不明 マップスケール: 1ヘクス=1高度=約20メートル ユニットスケール: 1コマ=1機
高荷義之 コンバット級 SF series 機動戦士ガンダムΖΖにおけるモビルスーツ戦Sin Oga
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JET FIGHTER ジェットファイター
このゲームは、現用戦闘機による空戦を扱ったゲームです。プレイヤーは、各戦闘機のパイロットとして自機の性能を限界まで発揮し、相手と戦います。 ツクダホビーが発売した現代(当時の)航空戦闘ゲームです。元は「エリア88」のゲームとしてアナウンスされていたもので、実際に副題も「架空戦でのジェット戦闘機空戦」となっています。 SPIの『AIR WAR』とほぼ同スケールの細密シミュレーションでありながら、プロット式の同時移動を採用しているので1人で1機を扱うので手一杯です。旋回は60°単位とやや大雑把に思わせておいて、選択ルールで20°単位⁉に細かくできるという凝りようでした。 登場機種は70年代後半~80年代前半の現用機で28機種。F-4とMiG-21があるのでベトナム戦争には対応できます。シナリオはフォークランド紛争1本と架空戦3本で4本掲載されています。 マップは薄手のハードボードで、レターサイズ判のものが2枚、その2倍サイズのもの(写真3)が6枚入っています。雲や太陽、山など地形の要素はありません。 発売当時買い損ねていたもので、オークションで未開封品を見つけて購入したものです。中を見たら「やっぱりいつものツクダクオリティ」だったです。飛行機ゲームに関してはコレクション目的もあるのでいいですが。 #エリア88 #航空戦闘 ターンスケール: 1ターン=3秒 マップスケール: 1ヘクス=200メートル、1高度=50メートル ユニットスケール: 1コマ=1機
高荷義之 コンバット級 NF series 航空戦ジェットエイジSin Oga
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TOP GUN
『TOP GUN』は現代の空中戦を扱った多人数ゲームで、各プレイヤーがアメリカまたはソビエトのパイロットを演じます。このゲームの目的は、自機が撃ち落とされずに、できる限り多くの敵機を撃ち落とすことにあります。 これはParamount Picturesの映画「TOP GUN」に基づいた航空戦のゲームです。元々はアメリカのFASA Corporationが発売したもので、㈱ツクダホビーが日本ライセンス版として発売しています。とはいえ、外箱は日本の配給元の東北新社のライセンス証が入っている以外は全面英語表記で、外箱の中身もルールブックにマップシートも英語表記です。日本語ルールブックが封入されて帯が付いたうえでシュリンクラップがかけられていたので、パッケージングは日本なのでしょうが、どこからどこまでが日本製でアメリカ製なのかは不明です。 プロット式で同時移動のシステムですが、マニューバー選択方式なのでマニューバーチャートを見れば説明なしでもプレイできるくらい簡単です。プロットはサイコロでもできるのでスピーディなプレイが可能です(というか、スピーディなプレイが求められています)。 収録機種はアメリカがA-6、A-7、F-5、A-4、F-14、F-15、F-16、F-18の8機種(F-5とA-4のデータは同じ)、ソビエトがSu-7、Su-17/22、MiG-21、MiG-23、MiG-25、MiG-28(映画の「The MiG」)の6機種です。コマとしてプラスチック製のミニチュアを使用しますが、A-6、A-7、F-18、F-14の4種類だけなのでほとんどはアグレッサー機よろしく代役を務めることになります。ミニチュアの使用は気分が上がるのですが、いかんせん15㎜未満しかなくて真っ直ぐを向いていてくれないのが困りものです。プレイのため識別する必要があるので、ありえないような色で塗っています。 #トップガン #F-14トムキャット ターンスケール: 不明 マップスケール: 不明、高度6レベル ユニットスケール: 1コマ=1機
コンバット級 航空戦ジェットエイジ Jordan K. Weisman, Kevin Stein, L. Ross Babcock III 2人以上Sin Oga
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SIGN OF Z ―ゼータの鼓動―
このゲームは「機動戦士Ζガンダム」よりエゥーゴ、ティターンズ、アクシズの抗争を扱ったシミュレーションゲームです。モビルスーツの性能とパイロットの能力との関係に注目してルール化されています。 本作はツクダホビーから「機動戦士Ζガンダム」のTV放送終了に合わせて発売されました。そのためTVシリーズに登場するモビルスーツ、モビルアーマーや名前付きのパイロットほぼすべてが収録され、宇宙空間と地上の両方の戦場に対応しています(「Ζガンダム」に水中戦はありませんでした)。『クロスファイト』シリーズとは違い、比較的簡単なルールで多数の機体を扱うことができるものでした。シナリオは7本収録されています(なぜか物語の前半部分からだけです)。 マップはソフトマップで都市、山岳、宇宙の3枚あり、なぜか宇宙のマップだけ少し小さいです。 期待のゲームでしたが、判定のサイコロに「d66」を採用したり、色々と変なところがあって当時の印象は良くなかったです。 #機動戦士Ζガンダム #Ζガンダム ターンスケール: 不明 マップスケール: 不明 ユニットスケール: 1コマ=1機
高荷義之 戦術級 SF series 機動戦士Ζガンダムにおけるモビルスーツ戦Sin Oga
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幸村外伝
慶長二十年五月七日、豊臣家再興を願う真田幸村を中心とする大坂方は、天下を我が物にせんとする徳川家康率いる関東方に対し、大坂天王寺において最後の決戦を挑んだ。 このゲームは、戦国時代の総決算ともいうべき「大坂夏の陣」のクライマックス・天王寺の戦いを再現しようとするシミュレーションゲームです。その内容は、正史もさることながら、講談の世界の雰囲気をも味わうことができます。 本作はアド・テクノスの開発でツクダホビーから発売されました。真田幸村(信繫にあらず)と真田十勇士が大活躍する、講談的マンガ的な大坂夏の陣の合戦ゲームです。 豊臣方は徳川方の三分の一程度の戦力ですが、個々の戦闘力は(特に幸村は桁違いに)強く、当たるを幸い徳川方をなぎ倒して突進していきます。それでも多勢に無勢、いつかは力尽きてしまうその前に家康を倒せるのか?という展開です(大抵は届きません)。 エキサイティングではありますが、配置の決まっている合戦ゲームであり、敵に接触すると移動不能なので、部隊機動の余地はほとんどなくサイコロ運次第になりがちなことも否めません。 2016年にシミュレーションジャーナル社からゲームジャーナル別冊7号として再発売されました。 #真田幸村 #真田十勇士 ターンスケール: 不明 マップスケール: 不明 ユニットスケール: 1コマ=150~300人
上田信 合戦級 NF series 日本戦国時代の合戦Sin Oga
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EMPIRES in ARMS
『EMPIRES in ARMS』は1805年から1815年のナポレオン戦争期間の外交と戦争の主な要素をカバーするゲームです。プレイヤーはヨーロッパの大国の専制君主となり、ナポレオン時代のヨーロッパを特徴づける野心と利害の対立の迷路を抜けようとその国を導くのです。 本品はAustralian Design Group社が発売したゲームをアメリカのAH社がライセンス生産したものです。アウステルリッツから始まるナポレオン戦争の全期間を、軍事、政治、経済、外交のすべてで詳細に再現しようという怪物ゲームです。 1805年のオーストリア戦役、1809年のドナウ戦役、ロシア遠征、諸国民戦争、半島戦争のシナリオ5本と、期間を区切ったキャンペーン3本、グランドキャンペーンがあります。フルマップ2枚のヨーロッパ地図上を各国の軍隊が埋め尽くす様は壮観でしょうがプレイは現実的ではありません。せめてロシア遠征シナリオくらいまではやってみたいものです。 #ナポレオン #ナポレオニック ターンスケール: 1ターン=1ヶ月 マップスケール: エリア制 ユニットスケール: 1コマ=軍団、艦隊 1戦力=1000~2000人(リーダー有)
George Perrish マルチP戦略級 BOOKCASE GAME ナポレオン戦争Sin Oga
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シミュレーション入門2
入門用としての初級ゲームが3ゲーム 人気の南太平洋での日米の空母戦、艦隊戦から最新鋭機の飛び交う現代航空戦までをカバー 1942年10月から11月にガダルカナル島周辺で行われた水上艦同士の夜戦を扱った戦術級『決戦連合艦隊』、ジェット戦闘機による空戦を1機単位で再現する『F-16 Fighting Falcon』、1942年10月26日の航空母艦同士の海戦を「日本機動部隊」のシステムを応用した作戦級『激突南太平洋』の3in1です。 自分は水上艦の砲撃戦に興味がないので『決戦連合艦隊』は出番がなく、プレイしていたのは『F-16』ばかりでした。 この3作は2013年から14年に国際通信社がCTCSシリーズのそれぞれ#02、#01、#03として若干の修正を加えて再発売しました。更にコンポーネントを一新して、2022年には『F-16 ファイティング・ファルコン 新装丁版』が、2024年には『決戦連合艦隊・改』が改めて発売されています。 #ジェット航空戦 #南太平洋海戦 決戦連合艦隊 ターンスケール: 1ターン=5分 マップスケール: 1ヘクス=926メートル(0.5海里) ユニットスケール: 1コマ=1隻 F-16 Fighting Falcon ターンスケール: 1ターン=約10秒 マップスケール: 1ヘクス=約450メートル ユニットスケール: 1コマ=1機 激突南太平洋 ターンスケール: 1ターン=1時間半 マップスケール: 1ヘクス=75㎞ ユニットスケール: 1コマ=艦艇1~2隻、航空機9機
大西信之 ワールドウォーゲーム WWⅡ太平洋の海空戦 黒田幸弘/大平英樹/大場福満Sin Oga