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日露戦争:旅順攻略 Port Arthur
1904年、ついに日露両国は戦争状態に突入した。東洋の小国・日本は、大国ロシアを相手にどこまで戦うことができるのか? 鴨緑江会戦から奉天決戦までを、アメリカ人デザイナーならではの客観的視点で描く。 これは国際通信社が発売した「コマンドマガジン誌」6号の付録ゲームです。本誌中ヒストリカルノートが12ページ、その他の関連記事が10ページほどあります。 元々はアメリカのXTR社の本家「COMMAND MAGAZINE誌」(1992年)の付録ゲームで、マップとコマは日本版に改めています。 日露戦争での両国陸軍の衝突開始から終戦までの期間を網羅したゲームです。勝敗は勝利ポイント制で、日本軍は遼陽、奉天、旅順の3ヶ所を(特に旅順は)できる限り早期に占領しなければなりません。ルールはシンプルでプレイターン数も10ターンと短めなのでプレイは難しくないですが、その分戦略の自由度が高いため特に攻め手の日本軍には悩ましい決断が多くなるはずです。 #日露戦争 #奉天会戦 ターンスケール: 1ターン=1ヶ月(冬季は2ヶ月) マップスケール: 1ヘクス=5マイル ユニットスケール: 1コマ=師団~旅団
上田信 戦役級 コマンドマガジン誌付録 日露戦争Sin Oga
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ターニング・ポイント:ミッドウェイ Victory at Midway
『Victory at Midway』は1942年6月3日~6日にかけて戦われたミッドウェイ海戦を再現するものです。1人が日本軍を、もう1人がアメリカ軍を担当し、敵艦隊の撃滅とミッドウェイ島の確保を目標にします。 これは国際通信社が発売した「コマンドマガジン誌」4号の付録ゲームです。この号からルールブックは本誌綴じ込みから別冊に変わりました。本誌中ヒストリカルノートが18ページ、リプレイとその他の関連記事が14ページほどあります。 元々はアメリカのXTR社の本家「COMMAND MAGAZINE誌」14号(1991年)の付録ゲームで、コマはオリジナル版をそのまま使用してマップは日本版に改めています。 ダブルブラインドシステムを用いる空母戦ゲームです。ミッドウェイ戦のゲームでは珍しく、日本軍の上陸部隊もあり、実際に攻略戦が発生することもあり得ます。プレイヤーがアメリカ軍を担当するソリテアプレイルールも付属しています。 #MI作戦 #空母戦 ターンスケール: 1ターン=3~3.5時間 マップスケール: 1ヘクス=100マイル(160㎞) ユニットスケール: 1コマ=空母1隻、艦船1~4隻、航空機6~12機
上田信 作戦級 コマンドマガジン誌付録 WWⅡ太平洋北中部戦線Sin Oga
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大日本帝国の終焉 SAMURAI SUNSET
『大日本帝国の終焉』は、原爆の開発失敗により、連合軍が日本本土上陸を敢行したら?というIFを扱ったシミュレーションゲームです。基本的に2人用ゲームで、1人が日本軍を、もう1人が米軍を主力とする連合軍を担当します。日本軍は連合軍にできる限りの出血を強い、有利な条件で講和することを目的としています。連合軍は逆に、できる限り少ない損害で制圧することを目的としています。 これは国際通信社が発売した「コマンドマガジン誌」2号の付録ゲームです。ルールブックは本誌巻末に綴じ込みでした。本誌中ヒストリカルノートとその他の関連記事で24ページほどあります。 元々はアメリカのXTR社の本家「COMMAND MAGAZINE誌」3号(1990年)の付録ゲームで、コマはオリジナル版をそのまま使用してマップは日本版に改めています。また第二次世界大戦に勝利したドイツが1948年11月に日本本土へ奇襲攻撃をかける仮想戦バリアントも付属しています。 オリンピック作戦(12ターン)とコロネット作戦(24ターン)のシナリオと、48ターンのキャンペーンゲームがあります。上陸作戦の連続なのでプレイ自体も難しいのですが、神風特攻隊を始めとして蛟龍、挺身突撃隊、国民義勇戦闘隊、集団自決など、不穏なワードが目白押しでとてもプレイする気になりません。 #オリンピック作戦 #コロネット作戦 ターンスケール: 1ターン=1週間 マップスケール: 1ヘクス=25マイル(40㎞) ユニットスケール: 1コマ=連隊~師団
上田信 戦役級 コマンドマガジン誌付録 WWⅡ太平洋北中部戦線Sin Oga
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アジアの戦争1944 WHEN TIGERS FIGHT
日本にとって「アジアの戦争」は、太平洋戦争の入り口だった。そして1944年、今度は出口を見出そうとしたのだが…… これは国際通信社が発売した「コマンドマガジン誌」1号の付録ゲームです。ルールブックは本誌巻末に綴じ込みでした。本誌中ヒストリカルノート10ページ、その他の関連記事が16ページあります。 元々はアメリカのXTR社の本家「COMMAND MAGAZINE誌」(1994年)の付録ゲームで、マップとコマはオリジナル版をそのまま使用しています。また第二次世界大戦に勝利した日本とドイツが1952年3月から中国大陸で戦う仮想戦バリアントも付属しています。当時はまだ日中戦争のゲームはほとんどお目にかからないレアテーマでした。 シミュレーションウォーゲームのブームはとうに去り、TRPGも最初の山を過ぎてカードゲームが主流になった頃、付録ゲーム付きのシミュレーションウォーゲーム誌が刊行された事を知り喜んで買ったものです。なにせ情報もない時代のことなので、実際に気が付いて買ったのは発売から1年半も経ってからでしたが。 2011年9月に「コマンドマガジン特別復刻版第1号」として表紙やマップ、コマを一新した上で、タイトルを『両虎相闘』として本誌と共に復刻再販されました。 #一号作戦 #日中戦争 ターンスケール: 1ターン=1ヶ月 マップスケール: 1ヘクス=60㎞ ユニットスケール: 1コマ=旅団~師団
上田信 戦役級 コマンドマガジン誌付録 WWⅡ太平洋大陸戦線Sin Oga
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GERONIMO
『Geronimo』は1人から5人用のゲームで、アメリカ合衆国の西部開拓史の最後の一時代:1850年から1890年に起こったインディアン戦争を扱います。題材は深刻で、時に悲惨ですが、これはゲームです...そして、この時代におけるアメリカインディアンの運命を描きながらもプレイヤーのすべてが競技的な経験を楽しめるようにデザインしています。 『Geronimo』は過去の投影であるので、色鮮やかである事を政治的正当性よりも優先して、当時実際に使われていた言葉や用語を使用しています。この時代の出来事の描写に心痛められる先住アメリカ人の方々にはお詫び申し上げます。 このゲームで扱うインディアン戦争は、アメリカ南北戦争の裏で行われていたもう一つのアメリカ国内戦です。南北戦争よりはるかに長い期間、1850年から1890年頃までアメリカ西部の様々な場所で白人とインディアンの悲惨な紛争が断続的に続きました。 プレイヤーは特定のインディアン部族や合衆国軍を担当するのでなく、その担当は毎ターンランダムに決まります。勝敗は勝利ポイント制で、合衆国軍プレイヤーの時には入植を進めてエリアを「州」に昇格させれば大きなポイントが得られます。インディアン側なら略奪や攻撃の成功でポイントを稼げます。他に戦闘の勝利でもポイントが入ります。今ターンに頑張りすぎると次以降に担当が変わって厳しくなるかもしれないのがゲームとして難しいところです。 Yaquintoの『APACHE』と違い、合衆国軍の指揮官とインディアンの酋長は実在の人物です。ヒストリカルノートも個々の項目は短いながら充実しています。 ゲーム中のインディアンの人口には減る要因しかなく、最終的に保留地に行くか滅亡するしかないのが辛いですが、西部開拓史と現在もまだ続くインディアンの問題を考えるきっかけになるのではと思います。 #ジェロニモ #インディアン戦争 ターンスケール: 1ターン=5年 マップスケール: エリア制(現在の州単位) ユニットスケール: 1コマ=合衆国軍のコラム、インディアンのビレッジと戦士団(リーダー有)
Kurt Miller マルチP戦略級 BOOKCASE GAME アメリカ西部開拓史Sin Oga
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Wizard's Quest 魔法の島の闘い
マルノンは遥かな歴史の海に消えた小さな島国です。昔から、マルノンの覇権を巡っては力強い領主たちがお互いに、あるいはその地に住まう幻想的な生き物たちと争い合っていました。しかし、戦乱が悠久の時に亘り猛烈に吹き荒れた後、ついに調停者と呼ばれる偉大な魔法使いが介入を決意したのです。 本作はアメリカのAvalon Hill社が発売した傑作ファンタジーゲームです。ホビージャパン社が和訳付きで輸入販売していました。詳しくは分からないですがボックスアートなどにいくつかバージョン違いがあるそうです。本品は1980年の第三版です。 必要最低限のファンタジー要素(ドラゴン、ヒーロー、魔法使い、オーク)しかないパステルカラーのコマ、一目で意味が分かって美しいしかも広すぎず狭すぎないマップ。『大賢者からの試練』は敵の撃滅や征服ではなく三種の宝物の探索なので(比較的)短時間で(殺伐とする前に)決着が着くのも良い点です。 #ウィザード #オーク ターンスケール: 不明 マップスケール: 不明(エリア制) ユニットスケール: 1コマ=1人(?)
Chris White マルチP戦略級 BOOKCASE GAME ファンタジーSin Oga
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CONQUISTADOR
『CONQUISTADOR』は16世紀の新大陸アメリカでの探検や征服をテーマとした1~4人のプレイヤーで行うヒストリカルゲームで、16世紀の有名な探検家たちの雰囲気や技術などを再現することができます。ゲームの目的は(新発見などによって)富や土地や名声を貯めることにあります。 本品は1976年にSPI社が「Strategy & Tactics誌」#58の付録として発売したゲームの、Avalon Hill社によるライセンス版です。元々はプレイヤー3人までのゲームでしたが、4人までプレイ可能になった他、マップがハードボードに変わり、その他細かなルール変更があります。 プレイヤーはスペイン、ポルトガル、イギリス、フランスのいずれかを担当しますが、プレイ人数によって担当国はヒストリカルに決まっています。金銀財宝も発見の成果もヨーロッパに持ち帰らなければ価値がないので、出遅れた国はいきおい海賊行為に走ることになります(ヒストリカルです)。 大航海時代の探検・征服ゲームとしてはたぶん世界初であり、古典中の古典です。後発ゲームはすべてこれを参考にしているといっても過言ではないでしょう。しかしなにせ古いゲームなので(元々雑誌付録でもあるし)探索の結果にランダム要素はあるものの、地図自体は金鉱や帝国の場所を含めて確定しています。探検家の雰囲気の再現では後発ゲームに敵いません。 #大航海時代 #コンキスタドール ターンスケール: 1ターン=5年 マップスケール: 1ヘクス=およそ200㎞ ユニットスケール: 様々
Kenn Nishiuye マルチP戦略級 BOOKCASE GAME 大航海時代の探検と征服Sin Oga
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学園ぱらだいす
『学園ぱらだいす』は、高校生活をテーマにした、会話型のロールプレイングゲームです。 ゲームの舞台は平凡で日常的な高校生活です。したがって、特定の背景世界設定は用意されていません。言い換えれば、あなたの通学している、あるいはしていた学校がゲームの舞台なのです。 外箱の中にはぱらだいすぶっく(ルールブック)と学園ぶっく(ソースブック)、ダイスが入っています。 ぱらだいすぶっくはA4判32ページで、巻末の7ページはリプレイに充てられています。高校生活らしくクラスメイト(など)との人間関係を重視したシステム設定になっています。 学園ぶっくは56ページで、モデル高校「東鳳学園」の設定、同じくモデルクラス「2年C組」の生徒40人の設定と生徒各人毎のシナリオフック、校内や町内の人物紹介、一般的なシナリオフック8本が収録されています。 世界設定はやや古くなっていますがもちろん舞台を現代にアジャストすることも可能です。 一応「学園ラブコメ」ものとはなっていますが、ロールプレイングゲームで何の変哲もない高校生活をやりたいものでしょうか? 何かに特化した方がプレイしやすいと思うのだけれど。 #学園もの #TRPG
宮崎県人 ロールプレイングゲーム SF series 高校生活Sin Oga
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ALPHONSE アルフォンス
レイバー、それは産業用に開発されたロボットの総称である。建設、土木の分野に広く普及したが、レイバーによる犯罪も急増。警視庁は特科車両2課、パトロールレイバー中隊を新設してこれに対抗した。通称パトレイバーの誕生である。 このゲームは「機動警察パトレイバー」世界をRPGの形式で再現したシミュレーションゲームです。プレイヤーは警視庁特車二課の隊員となり、レイバーによるテロや強盗、はては喧嘩や酔っぱらい運転が横行する1999年の東京を舞台として活躍するのです。 外箱の中にはルールブックとシナリオブック、早見表、各種レイバーや車両のデータカード30枚、戦闘用のマップとユニット、ダイスが入っています。 ルールブックはA4判56ページで、終盤の7ページほどはレイバーカタログと人物紹介に充てられています。レイバー戦闘用のルールが20ページ弱に及び、戦闘特化型TRPGであることは明確です。レイバー戦闘は詳細ですがやや時間がかかり、操縦者(フォワード)以外のキャラクターは出番がなくなるので、プレイヤーキャラクター間の役割分担に若干難があります。TRPGでなく、レイバー戦闘だけを楽しむのもありです。 シナリオブックは20ページで、比較的短編のシナリオ4本が収録されています。 #パトレイバー #機動警察パトレイバー
㈱サンライズ ロールプレイングゲーム SF series 「機動警察パトレイバー」の世界Sin Oga
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PANZER KEIL ハリコフ・クルスク戦
このゲームには、1943年1月から3月にかけて繰り広げられた冬期戦をテーマにした「ハリコフ攻防戦」と、43年7月のクルスク戦をテーマにした「クルスク大戦車戦」の2つの戦いをシミュレートしたゲームがパックインされています。これらは、それぞれ独立したゲームですが基本ルールは同じです。 マップはそれぞれのゲーム用のフルマップが2枚入っています。マップのサイズが問題で、八折にして外箱の内径にぎりぎり収まらない大きさです。箱から出し入れする度に箱とマップががりがり擦れます。マップのデザインがいかにもアド・テクノス風なので、もしかするとアド・テクノスでの発売を予定してデザインされたゲームだったのかもしれません。 また「ハリコフ」用と「クルスク」用のコマの色分けが同じなのもプレイ・片付けしづらいです。 「あの頃買えなかった(買わなかった)ものがオークションに出てるから買っちゃった」ゲームです。発売当時はそろそろシミュレーションウォーゲームブーム(?)が終わり、地元の販売店では撤退が始まっていた頃でした。これは店頭で見たことのないものでした。それで、これをオークションで落とした2016年春頃は次々色々と買いまくっていた時期で、これについては買って読んだだけで満足していて、実際にプレイした記憶はありません。 「ゲームジャーナル誌」78号(2021年3月)に「クルスク大戦車戦」が、「ゲームジャーナル誌」93号(2024年12月)に「ハリコフ攻防戦」がそれぞれ付録として再発売されています。 #第三次ハリコフ攻防戦 #クルスク戦 ターンスケール: 1ターン=1週間(ハリコフ攻防戦)、2日(クルスク大戦車戦) マップスケール: 1ヘクス=16㎞(ハリコフ攻防戦)、6㎞(クルスク大戦車戦) ユニットスケール: 1コマ=連隊~師団(ドイツ軍)、師団~軍団(ソ連軍)
高荷義之 作戦級 NF series WWⅡ欧州東部戦線Sin Oga
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ファクトリー FACTORY
このゲームは「超時空世紀オーガス」の世界における外交的戦略をシミュレートするものです。各プレイヤーは、オーガスの世界における国家(民族)を演じ、特異点を奪取し自分の属する世界を時空修復後に存続させることを目指します。 「あの頃買えなかった(買わなかった)ものがオークションに出てるから買っちゃった」ゲームです。このゲームはツクダホビーで初めての本格的多人数戦略ゲームで、当時仲間うちで(なぜか)所有率が高かったものでした。自分は「オーガス」をまったく見ていなかったのでゲームの面白さにかかわらず食指が動かなかったわけです。 マップはハードボードで北極から見た地球全体が描かれています。「オーガス」の設定により大西洋やインド洋に大陸や島が増えていたり、「相剋界」による通過不能エリアがあったりします。支配マーカーや母船マーカーのコマの地色はプレイヤー(国家)毎に違う方が絶対にプレイしやすいはずです。 中立勢力の「ムウ」が凶悪すぎて、勝利条件の達成はなかなか難しかった記憶があります。自分で入手してからはプレイしていないので、記憶違いもあるかもです。 いわゆる主役メカや主人公の活躍はなく、キャラクター性は薄いので「SFゲーム」にしておきます。 #超時空世紀オーガス #オーガス ターンスケール: 1ターン=不明 マップスケール: エリア制 ユニットスケール: 1コマ=不明
横手克昌 マルチP戦略級 SF series 超時空世紀オーガス世界の外交戦略Sin Oga
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ダカール DAKAR
このゲームは「機動戦士ガンダムΖΖ」の34話までと「機動戦士Ζガンダム」における地上および空中戦を扱ったゲームです。相互移動システムと指揮命令システムにより、プレイヤーが多数のユニットを担当することができ、パイロットではなく指揮官としてゲームを行うことができます。 「あの頃買えなかった(買わなかった)ものがオークションに出てるから買っちゃった」ゲームです。当時もツクダホビーのアニメ系ゲームは買っていましたが、プロット式の単機戦闘ゲームにはうんざりしていて買わなかったのでした。指揮命令システムには興味があったので、オークションで改めて買ってみたわけです。ところが、相互移動とはいうものの移動順が決める前に行動をプロットしておくシステムのため、ただ敵味方が別に動くだけで手間は変わらず、複数の機体を一人で扱うのは難しいです。その上に指揮命令が加わるので、面倒くさくてやってられないのが実態でした。 コンポーネントの方を言うと、マップは市街地ぽいソフトマップが1枚だけで、色々な地形での戦いはできません(自作しましょう)。収録機種は45機種で、可変形態を含めてデータカードは58枚。「Ζガンダム」登場のティターンズ機体も入っています。シナリオはテレビ放送のストーリーに沿って5本収録されています。チャート類のサマリーシートも入っておらず、ルールブック後半にまとめてあるだけなのもマイナス点です。 カプールが入っていますが水中戦ルールはありません。 #機動戦士ガンダムΖΖ #ガンダム ターンスケール: 1ターン=不明 マップスケール: 1ヘクス=1高度=約20メートル ユニットスケール: 1コマ=1機
高荷義之 コンバット級 SF series 機動戦士ガンダムΖΖにおけるモビルスーツ戦Sin Oga
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IDEON 伝説巨神イデオン
このゲームは、「伝説巨神イデオン」の宇宙空間における戦闘場面を再現したゲームです。対重機動メカ戦、さらに対戦闘機戦、それに加えて対艦戦を網羅したゲーム構成になっています。また、イデオンとソロシップの関わり合いもゲームに反映されています。 ツクダホビーのシミュレーションゲームで「ガンダム」以外のテーマの第1号です。「あの頃買えなかった(買わなかった)ものがオークションに出てるから買っちゃった」ゲームです。当時は仲間うちで持っている人がいたのでわざわざ買わなかったものです。地方なので「イデオン」の本放送は見ていませんが、映画は観に行きました。テレ東のアニメ伝説のはしりなんですかね。 同社の『NEWTYPE』とほぼ同じシステムで、艦船も同じスケールで組み込まれています。マルチシナリオ制でテレビ放送のストーリーに沿ったシナリオが8本収録されています。「イデオン」の再現なので、一部のシナリオを除いては「ゲームバランスなんか知ったこっちゃない」です。 このボックスアートも雰囲気があってお気に入りの一品です。 #イデオン #伝説巨神イデオン ターンスケール: 1ターン=不明 マップスケール: 1ヘクス=不明 ユニットスケール: 1コマ=1機、1隻
戦術級 SF series 「伝説巨神イデオン」における宇宙空間戦闘 岡田厚利Sin Oga
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OPERATION OCTOBER TYPHOON オクトーバー・タイフーン
このゲームは、1990年代前半の西ドイツ領内におけるNATO軍とワルシャワ条約機構軍との戦いを想定して制作した、作戦級のシミュレーションゲームです。 ツクダホビーが発売したフルマップ(一回り小さい)2枚でコマシート4枚(約1000コマ)の、第三次世界大戦仮想ビッグゲームです。ワルシャワ条約機構軍の西ドイツ侵攻最初の1週間をチットドリブンシステムで再現します。このテーマでよくある化学戦・戦術核や避難民のルールはありません。 ルールはそれほど複雑でもないですが、スケールが小さいのでプレイは大変です。なにより初期配置や増援がルールブックに羅列されているだけで、しかも乱丁しているので異常にプレイしにくいのが難点です。戦闘序列シートを自作したものの、まだもう一工夫必要な感じです。 キャンペーンゲームの他に、北部軍集団と中部軍集団それぞれマップ1枚だけのシナリオが入っています。というかキャンペーンゲームは両シナリオを合体しただけです。『Panzer Keil』が二分割で「ゲームジャーナル誌」の付録になったことを考えれば、これもマップ毎の分割での付録化再販も不可能ではないかもしれないです。 #第三次世界大戦 #西ドイツ戦線 ターンスケール: 1ターン=1日 マップスケール: 1ヘクス=8㎞ ユニットスケール: 1コマ=大隊~連隊(ステップ制)
高荷義之 作戦級 NF series 東西熱戦Sin Oga
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棋碁
棋碁は、将棋の駒の動きで五目並べをするという、日本で生まれたきわめて日本的なゲームです。 エポック社の新書判サイズのブックゲームシリーズBG-1Aです。同シリーズ第4期七作の一作で、BG-1の「ドラテック」から入れ替えになったものです。 五目並べのように駒を1手ずつ打っていき、王将を含めた五連珠を作れば勝ちです。駒を打つかわりに盤上の駒を将棋の動きで動かすこともでき、それで相手の駒を取ることもできます。王手をかけて詰みにしても勝ちです。 複雑怪奇なゲームで、どう手を進めたらいいものか見当もつきません。研究しがいはあったのでしょうがそこまで遊びませんでした。これでブックゲームシリーズの購入は最後になりました。シミュレーションウォーゲームに興味が移ったのでした。 #将棋 #ブックゲーム
エポックブックゲームシリーズ 不詳 2人 エポックSin Oga