トヨタカローラ1100 2ドアセダン

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トヨタを代表する大衆車、カローラの初代モデルです。1100ccの2ドアセダンを再現しています。

初代カローラは800cc級のパブリカと1500cc級のコロナの中間を埋めるモデルとして1966年11月に発売されました。当時の大衆車が軒並み排気量1000ccであったのに対し、カローラは1100ccのエンジンを搭載し「プラス100ccの余裕」をキャッチコピーが採用されてライバルに対しての余裕がアピールされました。装備と価格のバランスが良く、そこそこの高級感もあった事からライバルの日産サニー(初代)を凌駕し意図した通りの商業的成功を収めました。1969年には車名別年間販売台数で首位を獲得し、その記録は2001年までの33年間に渡り続く事となりました。カローラがベストセラーカーとして認知されるきっかけとなったモデルと言えます。因みに、当初は2ドアセダンのみの設定でしたが登場翌年の1967年には4ドアセダンとバンが追加されています。

カローラの原点であった2ドアセダンモデルのミニカーですが、コンパクトな車体ながらゆとりのある室内空間を有していた事がうかがえます。2ドアとはいえ実用性をしっかり追求した雰囲気があり、当初から4ドアセダンの追加を前提に設計されていた事がよく分かる雰囲気です。赤いボディカラーがお洒落で魅力的に映ります。

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