2022年のベスト≪没後50年 鏑木清方展≫
鏑木清方展/2022京都国立近代美術館 https://muuseo.com/snowchild.m/items/13 snowchild.m 許されれば一日中と言わず、何日でも眺めていられると思うほど、ツボだった鏑木清方展 「いつまでも眺めていられる」と感じる所以のひとつは、やはり「寄って見ていて見飽きない」魅力。 着物の魅力をこれでもかと教えてくれる色合わせ・衿あしらいの妙、柄の見事さ、 ふとした着崩し・抜きが添える限りない色香、 そして「この場、この状況だからあえてこの柄を選ぶ」といった粋の追求... なんて豊かな世界なんだろう そして、よく言われるように、ほんとに黒という色の無限の可能性を感じさる。羽織だったり重ね衿だったり黒髪だったり また、表装も多様で美しく、これだけでも別な企画展をやってもらいたいレベルだった。 というわけで、2022年最高の美術展(の予定)だったのだが、 ただ、どういうわけだかポストカードの種類が少なくて(売り切れかと思い尋ねたが、そういうことでもないらしい)、 最も欲しかった ≪ ためさるゝ日 ≫は入手出来ず・・・ なんと、これだけの豊作展で一枚しか買えなかった(うちの子にしたいと思うのがこれ(遊女)しかなかった)。 ショックのあまり?翌日京博のミュージアムショップに出かけ何枚か購入(これらは追々利用予定)。 図録があろうがなんだろうが、やはりポストカードが欲しい。