LG 0375 Greige "Club House" Hooded Cape

「世界3大ミル（毛織物工場）の一角を担う存在」として世界中で高い評価を受けているイタリアンミルTallia Di Delfinoによる新シリーズClub Houseの極上グレイジュ（グレイがかったベイジュ）素材でお作りしたケープです。
飲食店をご経営の淑女から「着物の上から着ることを前提にした普段使いも出来るケープ。シックな中にも可愛さありで！」というご要望をいただきお作りしました。
ケープは簡易的なものを除くとこの10年間で2回しか作ったことがない。。。だけでなく、Women’sのケープも着物の上にお召しになるケープも今回が初めてだったので様々勉強をしてから作業をスタートしました。
しかし、私は普段から着物をまったく着ないのでなんとも悩ましい部分がたくさんありました。
そこで、「シーチングで作った仮縫い服」と「本番用の素材で作った中仮縫い服」、二度の仮縫い服作成/フィッティングを経て完成させました。
結果、まったく手前味噌ながら素晴らしい仕上がり、自信作になったと自負しております！

具体的には、なんといってもビッグサイズのフードが印象的な1着です！
実は当初はショールカラーで作る予定でした。
ですが、仮縫いを重ねる中でこちらのビッグフードにデザインが昇華されました。
ショウルカラーで作っても素敵だったとは思いますが、間違いなくこのビッグフードの方がクールではないでしょうか。
こういった昇華・変化もオーダーメイドの数ある醍醐味のひとつかもしれません。
大きめに取った首周りのゆとり（洋服と異なり「衿抜け」が大事な和服の上にもお召しになることを考えての工夫です！）や、前丈より10.0cmほど長くした後ろ丈（帯の結び目で後ろ身頃のみ「上がる」ことを考えての工夫です！）や、フロントエッヂとフードに入れたハンドステッチや、裾の三つ巻きハンド仕上げや、レッドボタンとそれに連動したレッドのペイズリーライニング等々、仮縫いを重ねたからこそのオーダーメイドならではのエキサイティングなディテールも見逃せません！

最後にClub Houseについてご説明いたします。
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Tallia Di Delfinoが自信を持って今秋リリースしたHoney WayコレクションのClub House。
Honey Wayは仕上げ工程に天然の蜜蝋を使用することで「ケミカルの不使用」や「水の使用量削減」を実現、環境への配慮を重視したこの時代に相応しい最新コレクションです。
シンプルかつ上品なルックスと英国的な感性を魅力に持つこちらのClub HouseはHoney Wayコレクションの1シリーズになります。
こちらは絶妙な濃度の都会的なグレイジュとさりげない表現のダイアゴナル柄がなんとも素晴らしい逸品です。
ケープ/コートにはもちろんスーツにも使える415g/mというウェイトも秀逸だと思います。
Club Houseはグレイジュとライトグレイ、そしてネイヴィブルーの3カラー展開です。
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