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シン・ゴジラ
Shin Godzilla 1954年版の初代「ゴジラ」を、リアルタイムで見たひとは、きっとこんな衝撃だったに違いない、と思わせてくれる一本。 見知った街が一晩で丸焼けになる恐怖。手も足も出ない悔しさ腹立たしさ。大戦中、空襲を受けた人、大津波で故郷が流された人はこんな気分だったんだろうか。 パンフレットは製本タイプ。文字も写真もぎっしり。スタッフ、キャストは、細かい文字でなんと4ページにわたって掲載。そこがこの映画のこの映画たるところだな。
無人在来線爆弾 監督 庵野秀明 850円 映画館BLACK
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック
Now You See Me 2 モーガンフリーマンて、ほんと仕事を選ばないなあ。 つか。こういうのって、催眠術できる人が一人いりゃ、あとは何とでもなるような気がするんだが。そこは「いかにしてポケットの中身を使わずにドラえもん一行に大冒険をさせるか」だよなぁ。できてるかな? それはそれ。えーと、パンフレットは真ん中折り。キラキラ表紙。写真多くて文字情報少な目。ネタバレに気を使ってる? あんまり情報少ないんで、ウィキペディアで検索してみた。ら。こっちも全然情報なかった。誰もこの映画に思い入れないらしい。なーるほど。検索して初めて分かったんだが、この映画「パート2」らしい。「無印」の方も検索してみたら、やっぱり情報が少ない。なーるほどほど。
パート2もの 監督 ジョン・M・チュウ 720円 映画館BLACK
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君の名は。
英題:Your Name. 物語的にいろいろ引っかかる部分はあるものの、色彩と音楽で怒涛のように押し流して、映画館を出たときには「あー気持ちよかった」となる作品。個人的には「引っかかり」が自分の興味ある分野なんで、あんまり夢中にはなれなかったんですが。でもヒットするのも納得の面白さ。見方によっては「2015年―2016年の情報洪水傑作群」に入るかもしれない。 パンフレットは、実はこれ、「ヒットしてから」作られたもの。表紙に「vol.2」って書いてある。だもんで、ちょっと小さ目、でも製本してあるしっかりタイプ。すでに鑑賞ずみのひとから監督へのQ&Aまで載ってたりする親切設計。 でも、キャラや背景の写真は少な目。ヒットしてるんだから、別に要らないでしょ、見たければ劇場へどうぞ、ってわけでもないんだろうけど。個人的には無駄にヤらしい奥寺先輩のショットをたくさん載せてほしかった。
君の名は 監督 新海誠 720円 映画館BLACK
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ゴーストバスターズ (2016年)
原題: Ghostbusters なんだろう。きっと、もっと、面白くなっただろうに。30年前のあの映画のテーマ曲とか、平成生まれでも知ってるでしょ? 「黒人が一人なのは変わらずか」「お色気担当なしか」「むしろお色気枠はイケメンか」みたいに、いらんこと考えながら鑑賞するからイカンのだろうな。 おっと、モブなのに顔をはっきり見せるような撮られ方をしてるキャラは、たいがい1984年版からのカメオです。 パンフレットは普通のつくり。でも、表紙には文字なし。例のマークだけ。マークだけでも「ゴーストバスターズ」だと判るだろうという自信の表れか。ま、それも30年前の元ネタが偉大だったってことなんだけど。
幽霊もの 監督 ポール・フェイグ 720円 映画館BLACK
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インデペンデンス・デイ: リサージェンス
原題: Independence Day: Resurgence 「前作から20年」へー。20年後って設定なんだー。……え!リアルでも20年経ってる!? この20年での変化というと ・ウィルスミスのギャラが高くなりすぎて、もはや「ハリウッド大作」にすら出演できない ・ポリコレ魔人が怖いので、話のどっかにゲイやら少数民族やらを出さないといけない ・お金だしてくれるのが中国になったので、意味もなく中国の美人女優が出てたりする ・中国人のご機嫌を損ねてはいけないので、日本人や台湾人の活躍は最小限に ってあたりでしょうか。映画を作るのも大変だ。 パンフレットは真ん中折り。でも全頁カラー印刷。でも見開きはグラビア紙じゃなかったりする。でも折込ページたくさん、と、お金かかってんだかかかってないんだかよくわかんない造り。ネタバレ配慮してるのか、エイリアンの写真なし。いやでも、「続編」にネタバレ配慮ってなんだそれ。
地球が地球が大ピンチ 監督 ローランド・エメリッヒ 720円 映画館BLACK
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この世界の片隅に
2015-2016年の「情報の洪水で観客を気持ちよく酔わせる傑作映画群」の一つ。(何か上手い名付けはないもんか。)これ以降、こういう「情報レイプ」な映画は出てこない(あるかもしれないが、気持ちよくない)のは何でだろう。やっぱり難しいんだろうなぁ。 パンフレットは四角い正方形。真ん中折りで、その真ん中見開きは年表と用語解説。なるほど、正しく情報映画。主演の「のん」は、もちろん能年玲奈ですが「能年」の文字もキャリアも載ってない。この映画がデヴュー作のような扱い。 それから、キャストスタッフはもちろん、クラウドファンディングでの協力者も全員掲載。
太陽の帝国 監督 片渕須直 1000円 映画館BLACK
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
原題:Rogue One: A Star Wars Story 「エピソード4」つまり、無印スターウォーズの物語の直前、ほんとにほんとに「直前」のお話。「本編」ではないので、余計な横やりが少なかったと見えて割と真面目にスターウォーズしてます。まぁその。話の流れは「何だこりゃ」なんだけどね。いや、SWにそういう「納得いく人間ドラマ」とか求めてないし。つか、最後の10分、「彼」の大暴れがあるので、他のアレコレは全部どうでもいいです。そのシーンのためだけに何度も映画館へ通いました。 「直前」の話なので、登場人物のコスチュームや、登場メカの類は全部「あの時のスターウォーズ」のままです。万歳。パンフレットは分厚い21世紀仕様。新しい印刷で「あの頃」のキャラやメカを眺められるのは嬉しいね。 そんで、この物語のもう一つの主役、デス・スターもちょいちょい載ってます。雲の向こうに浮かぶデス・スターとかかっこよすぎる。断面図とかもう辛抱たまらん。
I have a bad feeling about this 監督 ギャレス・エドワーズ 1000円 映画館BLACK
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
Captain America: Civil War 「ヒーローコラボもの」とみせかけた合衆国大統領選挙映画(ちょと違う)。同じヒーローの対立モノでも、「バットマンVSスーパーマン」よりずっと考えさせられる、面白い映画だった。 ただ、癖の強い登場人物が多くて、それを反映したパンフレットもとっちらかり気味。おまけとして、折込イラストあり。
ヒーロー大集合 監督 アンソニー・ルッソ 不明 映画館BLACK
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
原題:Batman v Superman: Dawn of Justice 原題は、あくまで「バットマン=人間」が先。でもって「VS」じゃなくて「V」。タイトルだけでいろいろ深読みしたくなります。 何せ歴史ある二枚看板を同じ映画に出しちゃおうってんだから、そりゃ色々すり合わせなきゃならんでしょうが。でも、美人さんは上映時間を延ばしてまで出さなくてもよかったのでは(美人だけど。好きだけど)? おかげで(かどうかはワカランけど)、ジョーカーとレックス・ルーサーが合体しちゃった。 あ、パンフな。豪華な作り。文字ちょい大きめなのが嬉しい。でもクレジットのページが白っぽい背景に白文字なのはどうしたことか。読めやしない。
ヒーロー大集合 監督 ザック・スナイダー 不明 映画館BLACK
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仮面ライダー1号
藤岡弘、 70歳にしてアクション映画の主演。仮面ライダーは、繰り返し繰り返し映像化されてるけど、そのTV版の原点に戻ったレジェンド映画。いやもう強いの強くないのって。最近のひょろいイケメンライダーが束になってもかなわない。当たり前か。 ただ、レジェンドの映画なんだから、もうちょっとお金かけてやれよ、せめてロケ地も選ぼうよ、と思わないでもなかったです。パンフレットも同様だけど、でも、子供の小遣いで買えなくなるのも困るしな。この「普通」のつくりでよかったのかも。クレジットは全員記載。これも、制作費が限られてる(=かかわるスタッフが少ない)邦画だからか。
ヒーロー大集合 監督 金田治 不明 映画館BLACK
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メッセージ
英語のタイトルは”Arrival” でも、元になった小説のタイトルは「あなたの人生の物語」(原題だとStory of Your Life) この映画(物語)にかかわった人は、誰も彼も「俺の解釈」を押し通したがるとみえますねぇ。 パンフレットもごらんの通り。画像で見たら、ティッシュの箱を上から撮影したのかと思った。中身は文字ばっかり。やっぱり皆さん、いろいろ語りたいんでしょうねぇ。
書道 監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 不明 映画館BLACK
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マグニフィセント・セブン
原題 The Magnificent Seven ご存知、「七人の侍」のリメイクのリメイクです。映画の方は、いやー、ポリコレって、そこまでして守らなきゃいけませんか、てな感想でした。あ、テーマ曲は元祖のを使ったところが良かったです。 パンフレットは横長。最後のページに過去作品の広告が載ってるのが嬉しいというか救いというか。
七人の侍モノ 監督 アントワーン・フークア 不明 映画館BLACK