ユースポフ公爵のカフリンクス A pair of Cufflinks owned by Prince Felix Feliksovich Youssoupov

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最後のロシア皇帝ニコライ2世の姪と結婚したときに贈られたというロシア屈指の名門貴族ユースポフ公爵のカフリンクス。美しいファベルジェの桃色のエナメルで装飾され、緻密な帝政ロシアの双頭の鷲が彫金されています。ロシア革命の際にユースポフ公爵はフランスに亡命しましたが、全く同じ形の物で黄色いエナメルのカフリンクスも持っておりました。流転の先、それは皇帝ニコライの物で、NYの信用できる骨董商が所有しております。そこで、このユースポフ公爵のカフリンクスを手に入れましたが。皇帝の物はエナメルが破損しており、かつ、手に入れられないお値段でしたのが、幸いタイミングよく、この美しいロシアンカットのダイアモンドが入っているユースポフ公爵のカフリンクスをお迎えできました。まだ帝政ロシアの物が安く手に入った時代だったから…。その後はロシアンマネーで高騰してしまいましたね…。

特にこの桃色のエナメルは非常に発色が難しい物で、少しくすんだ乳白色が入っているところが魅力です。

#カフス #ファベルジェ #ロシア

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