Ferrari 312PB 1972 Shell Classico Collezione

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Ferrari 312PB 1972 Shell Classico Collezione

Shell Classico Collezioneのモデル。ただし、これがメーカー名ではない。このモデルのシリーズ名のようだ。外箱や本体にメーカー名の記載はない。
このシリーズは名前のとおり、往年の名車とシェルのガスポンプがセットになっている。外箱には250テスタロッサと、シェルのガスポンプのセットの写真も載っており、いくつかのバージョンがあったようだがよく判らない。
以前より気にはなっていたが、基本的に公道車を集めているので(例外は勿論あるが)、後回しにしていた。eBayのウォッチリストを整理していて、新たにこのモデルを登録したところ、ディスカウントのオファーが来たので早速購入した。
モデルの出来は、可もなく不可もなく。エンジン自体は安っぽいおもちゃのようだが、ボディのマーキングが70年代のレーシングカーの雰囲気を醸し出している。

実車は、FIAが世界選手権のレギュレーションを「3,000cc以下のオープンプロトタイプ」に変更したことに伴い開発された。エンジンはF1・312B用のエンジンをデチューンして搭載された。
1971年のシリーズは振るわなかったが、1972年はデイトナ(この年だけ6時間のレース)で1位2位4位、セブリング1位2位、スパ・フランコルシャンで1位2位、ニュルブルクリングで1位2位とまさに絶好調だった。
このモデルは、伝説的なカーレーサーである、マリオ・アンドレッティ(インディ・デイトナ・F1でチャンピオンに輝いた唯一のレーサー)とジャッキー・イクス(ル・マンで6度優勝、パリダカでも優勝した唯一のレーサー、1991年にはスーパーバイザーとしてマツダをル・マンでの優勝に導いた)の名前が側面にペイントされている。どのレースに参戦した車体なのかは、調べてみたが判らなかった。
ちなみに、一般的に312PBと呼ばれるが、正式名は312Pと言うらしい。(しかし、フェラーリのウェブサイトでも、車両解説には312P、デイトナレース解説には312PBと記載されている)

タイプ
ミドシップ縦置き・ 60度 V型12気筒
ボア・ストローク
77 x 53.5mm
1気筒あたり排気量
249.12cc
総排気量
2989cc
圧縮比
11 : 1
最高出力
309 kW (420 hp) at 9800 rpm

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